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2010-04-03 08:53


トルネード・フィルム倒産の話

ムビコレNEWSに「“くらたま”の夫が経営する映画会社トルネード・フィルムが倒産か!?」と報じられたので、もう解禁していいのだろう。

先日フランス映画祭で叶井俊太郎氏に会った時に本人から会社を倒産せざるを得ない事を聞いた。映画祭ではギャスパー・ノエ監督の『エンター・ザ・ボイド』の宣伝を担当していたが、こうなることを想定して、その時点から試写状には会社ではなく、個人の携帯を記していたという。負債総額は本人によると約3億円だと言う。日本のシステムでは、法人が倒産すると、様々な借金やリースなどの債券が連帯責任者である社長個人にかかって来るので自己破産せざるを得ないとも言っていた。

昨年から次々に配給会社が倒産していく映画業界、DVDの発売でリクープするというビジネスの構造があまりにも急速に崩れた事が大きな一因と思われるが、宣伝費の高騰、邦画製作のバブル、質の低下、ファンドによる買い付けと製作、など検証すべき問題は多いと思う。

売り上げが回収できない、借金が返されないといった方にとってこの倒産は、たまらない事は承知しているが、「無への入り口」を通過し裸一貫となった叶井俊太郎が宣伝している?『『エンター・ザ・ボイド』は傑作です。

“くらたま”の夫が経営する映画会社トルネード・フィルムが倒産か!?
http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=1052

匿名の日記
http://anond.hatelabo.jp/20100330212410

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コメント(1)


  • 四宮隆史(弁護士)   2010-04-06 17:27

    数ヶ月前に出席したシネカノンの債権者説明会で、債権者側の席で叶井さんを見かけました。
    負債総額の小さい会社でも、製作委員会の幹事会社が破産したり、代表者が破産又は逮捕される、といった事例が増えていますよね。その余波で出資各社の経営状態も悪化し、ビジネス環境も、労働環境も劣悪になる、という悪循環が生じています。
    浅井さんが掲げている検証すべき各要素は、「鶏と卵」みたいな議論かもしれませんが、業界内で真剣に議論していかなければいけない問題だと私も思います。