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終了VIKI×坂間真実|Xenos(クセノス)

不定形なアイデンティティ

  • 日程
    2022年11月02日 ~ 2022年11月13日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    神奈川県横浜市中区石川町1-31-9 gallery fu

2022年11月2日(水)~11月13日(日)
12:00~19:00 日曜日17:00まで 月・火休廊
アーティスト・トーク+パフォーマンス(事前予約制)
11月 5 日(土)16:00~17:00
11月12日(土)16:00~17:00
入場料:1000円(ドリンク付き)

gallery fuでは、11月2日(水)から11月13日(日)まで、現代美術家のVIKIと坂間真実による展覧会「Xenos(クセノス)」を開催いたします。タイトルに使用した「Xenos」はギリシャ語で「変わった、稀な、よそ者」という意味をもつ言葉です。
アイデンティティなどあるのか、という疑問から出発した本展覧会では、変幻自在に変容するXenosという人物を通して現代のアイデンティティを考えます。
アイデンティティとは、20世紀の発達心理学者エリック・H・エリクソン(1902-1994)が使用したことばで、辞書で引くと「人格における存在証明または同一性」と定義され、日本では文芸評論家・江藤淳が『成熟と喪失』(1967年)の中で紹介したことで日本社会に浸透したとされています。

私たちは自分のなかにひとつでは括れないさまざまな自分が同居している、と感じることがあります。また他者との関係において、いくつかの自分を使い分けていることも実感しているはずです。このいくつかの自分を「本当の自分」と「偽りの自分」と決めつけてしまって良いのでしょうか?
小説家の平野啓一郎は、「両者は分けられることなく共存している」とし「分人主義」という考え方を提唱しました。複数の自分を「本当の自分」とする、そしてここで重要なことは、他者を介しての自己肯定感だと言います。
また、インターネット上では、アバターと呼ばれる自身の分身を設定して行動する仮想空間メタバースが広がり、そこでは自分の思いどおりの「なりたい自分」を表現することができます。
これらは、ひとりの人間の中に一貫した「自己同一性」を特定することへの息苦しさの証明となるものでしょう。

今回は、VIKIによる「さまざまな外見を装うXenosという人物」を介し、その人物を追う坂間真実の映像作品、そしてVIKIの写真コラージュ作品を軸に、外見と内面、自己と他者、社会の制度とアイデンティティとの関係に迫ります。そして11月5日(土)と11月12日(土)に行なう「アーティストトーク+パフォーマンス」で、21世紀におけるアイデンティティを探りだします。ぜひご参加ください。
gallery fu代表 鈴木智惠

アーティスト・トーク+パフォーマンス(事前予約制)
11月 5 日(土)16:00~17:00(15時30分までにご来場ください)
11月12日(土)16:00~17:00(15時30分までにご来場ください)
入場料:1000円(ドリンク付き)
事前予約申し込みサイトは下記gallery fuホームページから
https://galleryfu.com/

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