イベント

8月

31

終了時間と価値を問う

登壇:志村信裕×林央子

  • 日程
    2019年08月31日

  • 時間
    15:00

  • 会場
    VACANT 1F(渋谷区神宮前3-20-13)

千葉県立美術館では、美術家・志村信裕さんの個展「千葉の新進作家vol.1 志村信裕 -残照-」が開催中です(会期:2019年7月13日〜9月23日)。本展示内で公開されている《Nostalgia, Amnesia》(2019)は、フランスで出会った編集者エレン・フライスさん(雑誌『Purple』創刊者)とのピュアウールのニットベストをめぐる短い会話をきっかけに、家畜としての羊や羊毛産業に着目した志村さんが、フランスと日本で取材を重ねた映像作品です。

《Nostalgia, Amnesia》制作期間中に執筆された編集者・林央子さんとの往復書簡 「出会いの風景:羊毛と暮らしと美について」(『mahora』創刊号掲載) は、制作の貴重な記録であると同時に、古着/古道具が有する物語性や歴史性、ファッション産業の抱える問題、SNS時代のコミュニティ等、生活と美術を巡る幅広いテーマを内包した思索の軌跡でもあります。

本イベントでは、往復書簡で浮かび上がったテーマや、林さんがInstagramに綴った「(志村さんの作品は、つねに)時間と価値(について問うものである)」という言葉を起点に、お二方による対談を通じて、生活や歴史と美術との接続を真摯に試みる、志村さんの稀有な作家性の本質に迫ります。

個展をご覧になった方も、これからお出かけになる方も、お気軽にご参加ください。

キーワード:

志村信裕 / 林央子


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