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終了ゲッコーパレード本拠地公演 戯曲の棲む家vol.9 『ファウスト』

一軒家に永遠の時間が訪れる。

  • 日程
    2019年08月16日 ~ 2019年08月26日

  • 時間
    13:00

  • 会場
    旧加藤家住宅 埼玉県蕨市南町2丁目8番2号

この夏休みは、きっといつまでも続いていく。今日という日にノルマはない。宿題は明日やればいいし、プールに行くのも気が向くままだ。アイスは冷えて、畳は気持ちがいい。友達の誘いに、何も考えずに出かけてゆける。
 「戯曲の棲む家」第9弾は、一軒家に永遠の時間が訪れる。

年老いたファウスト博士は学問と知識に失望し、悪魔メフィストフェレスと契約を交わした。
メフィストフェレスは彼の召使いとなるが、ファウストが生に満足した瞬間、その魂は悪魔のものとなる。ファウストはまず秘薬の力で若返り、第二の生を謳歌しはじめた。

ファウストという名前だけなら、聞いたことのある人は多いはずだ。ファウストは15世紀に存在した歴史上の人物であり、同時に彼の逸話を元にした伝説の主人公でもある。  
 そしてこの伝説を下敷きに、ドイツの文豪ゲーテが約60年かかって取り組んだ1万2千行にわたる19世紀発表の戯曲の名だ。きっと上演すれば20時間はくだらないこの文学史上の悪魔的大作を、体験したことのある人間は驚くほど少ない。
 これまで劇場という場所にこだわらず、異ジャンルの創作者と手をとって上演を重ねてきたゲッコーパレードが、今度は公演と作品の枠を超えた連作として『ファウスト』に数カ年計画で取り組む1作目として本作を発表する。まず本拠地の旧加藤家住宅から、新たな越境を開始する。
 ※本公演はあらゆる作り手に『ファウスト』を題材とした創作を呼びかける「ファウストプロジェクト」に賛同しています。

原作=J.W. ゲーテ
引用訳=森鴎外 ほか
演出=黒田瑞仁
出演=崎田ゆかり、河原舞、永山香月、大間知賢哉

美術=柴田彩芳
衣装=YUMIKA MORI
映像記録・写真=瀬尾憲司
チラシイラスト=石原葉
チラシデザイン=岸本昌也
制作協力=岡田萌

【日時】
2019年8月
16日(金)20:00
17日(土)18:00
18日(日)13:00 / 17:00◎
19日(月)14:00

23日(金)20:00
24日(土)14:00※ / 18:00※
25日(日)18:00
26日(月)14:00
受付・開場は開演の30分前、上演時間は65分程度を予定しております。
◎18日(日)17:00の回終演後、出演者・スタッフ、そしてお客さんで食卓をかこむ「旧加藤家の食卓」を開催します。参加費500円。
※24日(土)昼夜公演共に、記録・上映等に利用するための映像・写真撮影を行います。予めご了承ください。

【会場】
旧加藤家住宅
JR京浜東北線「蕨駅」西口から徒歩12分
〒335-0003 埼玉県蕨市南町2丁目8番2号

【チケット】
一般=2,500円
プチ・パトロンチケット=3,500円
(特典はありません。このチケットのご購入が団体の継続的な活動につながります。ぜひもう一押し、応援ください。)
高校生以下=500円(学生証をご提示ください)
蕨市民の方は、1,000円でご覧いただけます。(身分証をご提示ください)

※一軒屋での上演で席数が限られています。お早目のご予約をおすすめいたします。

【ご予約】
専用フォームよりお申し込みください。
https://www.quartet-online.net/ticket/gpfaust

【お問い合わせ】
電話:080-5479-3581(代表)
WEB:http://geckoparade.com/
MAIL:geckoparde@gmail.com
Twitter:@geckoparade
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主催・企画・制作=ゲッコーパレード
後援=蕨市、蕨市教育委員会

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ゲッコーパレード
2015年結成の演劇集団。名前の由来は「目的ではなく人の集まりこそ がパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。旧加藤家住宅を拠点にこれまで同住宅のほかホテル、博物館、歴史的建造物など12会場で23公演を行った。過去作にシェイクスピア作『ハムレット』(旧加藤家住宅)、ブレヒト作『リンドバークたちの飛行』(旧里見弴邸、山形ビエンナーレ、早稲田大学 演劇博物館ほか)など。現在、上池健太、河原舞、黒田瑞仁、崎田ゆかり、柴田彩芳を中心に活動。メンバーおよび協力者募集中。

旧加藤家住宅 きゅうかとうけじゅうたく
埼玉県蕨市にある、築40余年の木造住宅。命名は表象文化論研究者の故・竹森佳史氏による。2015年よりあらゆる芸術活動のために開放される。美術展、演劇公演、映画撮影、合宿、オフ会など多数のイベントが実施される。利用者随時募集中。
https://twitter.com/oldKATOHouse

《戯曲の棲む家》
演劇の辿る「戯曲を読み、稽古し、上演する」というプロセスを全て一軒の家で行うことで、かつて人が暮らした旧加藤家住宅を「戯曲の棲む家」へと変貌させる。本棚や劇場以外に居場所をみつけた戯曲の息づかい、異世界を住まわせる家のふるまいを観察する連続プロジェクト。
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