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6月

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終了オフィーリア乾く 大津芳美の版展

  • 日程
    2019年05月29日 ~ 2019年06月12日

  • 時間
    10:00

  • 会場
    SHIBAURA HOUSE 東京都港区芝浦3丁目15−4

大津芳美はテキスタイルを学び、衣服にインクを染み込ませてそれ自体を「版」として、布に転写させるという技法の作家です。これは服でしょうか? 絵画? パフォーマンス? 写真? 映画? からだから離れた衣服は私たちに様々な連想を与えてくれます。さらに、服から染み出したインクの表情、軌跡にも時間経過が生み出した“ちいさな自然”のようなものが感じられます。情動と物理が互いに染み出しているかのよう。今回は作品展示に加え、ワークショップや作家トーク、関連作品上映なども行います。

■展示期間:2019年5月29日-6月12日

作品は屋内外から鑑賞できます。屋内は平日のみ10:00-18:00 屋外は会期中いつでも鑑賞可能です。20:00まではライトアップいたします。

■場所:SHIBAURA HOUSE 東京都港区芝浦3丁目15−4
■協力:東京文化センター 
■企画:澤隆志 
■URL:http://www.shibaurahouse.jp/
http://www.shibaurahouse.jp/event/detail/299


 

※ ワークショップ 「涙の色分解」

大津芳美さんの制作テクニックが、短いワークショップで体験できます。まず皆さんのハンカチにインクの涙を落としてみましょう。時間経過によるインクの色や形の変化が観察できます。その間、涙のエピソードを参加者の皆さんどうしで共有します!はたして、気持ちにも変化が訪れるのでしょうか…
講師:大津芳美
日時:5月31日 19:00
場所:SHIBAURA HOUSE 1階
参加費:500円
定員:10名(要予約 otsu443info@gmail.com )
用意するもの:ハンカチ(着色しても良いものをご用意ください)

 

※ 上映&トーク「光のスロープ/水のドレープ」

90年代から活動を続ける映像作家の狩野志歩さんをお迎えして、大津作品に見出されるさまざまな“時間”を考えてみたいと思います。緩やかに変化する狩野さんの映画は絵画のようでもあり、大津さんの絵画的平面が持つ時間経過に新たな視点をあたえてくれることでしょう。
6月10日 19:00-21:00 (料金: 1,000円 予約不要)
上映:狩野志歩「白いテーブルクロス」(2000年/ビデオ/7.5分) 
大津芳美:自作解説 
対談:大津芳美、狩野志歩 (モデレート:澤隆志)

 

大津芳美 (おおつ・よしみ)

1983年東京生まれ。2010年多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル専攻卒業。インクや布を使い、滲むという現象に現れる時間や記憶をテーマに制作している。主な個展にMIRROR (MITUME/東京 2015) グループ展にFIBER&FACES 12+1 -変容する繊維-(3331 Arts Chiyoda/東京 2019) 、現代茶ノ湯スタイル展縁 -enishi-( 西武渋谷 美術画廊・オルタナティブスペース/東京 2018) 、Contemporary Art from Japan part 3 (SödertäljeArthall/スウェーデン 2018)
 など。受賞歴に第20回グラフィック「1wall」審査員奨励賞(保坂健二朗選)。ワークショップも行なっており、7月に諸橋近代美術館で開催予定。https://yoshimi-otsu.tumblr.com/

 

狩野志歩(かのう・しほ)
1974年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。8mm、16mmフィルム、ビデオによる映像作品や映像インスタレーションを制作。オーバーハウゼン国際短編映画祭、ロッテルダム国際映画祭など国内外で招待上映多数。東京都写真美術館企画展「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」(2008年)、神奈川県立美術館イベント「鎌倉別館にて」(2016年)などでビデオインスタレーションを発表。http://shihokano.info/

 

東京文化センター
一般社団法人・東京文化センターは、SHIBAURA HOUSEの活動から派生した、ユニークな文化事業を専門に企画する組織です。社会課題の解決と結びつけながら、これまでにないアイディアを実現します。

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