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音楽

投稿者:endoryutaro


10月

21

終了「Don’t talk here」

Live 2017.10.21

  • 日程
    2017年10月21日

  • 時間
    19:30

  • 会場
    金柑画廊

Don’t talk here | Live 2017.10.21 sat 20:00-

出演:

増渕顕史 アコースティックギター
http://takashimasubuchi.tumblr.com

遠藤隆太朗 エレキギター
https://ryutaroendo.bandcamp.com/releases

宍戸智一 ギター|歌(エコー)
https://tomokazushishido.bandcamp.com

Info:
http://www.kinkangallery.com/news/3511/

ーーー企画展同時開催ーーー

写真展「掬う 191本22年」|金柑画廊
2017.10.7 sat – 10.29 sun
12:00-19:00
木・金・土・日・祝 開催

手塚敦嗣|名和真紀子|太田京子

昨年の秋、五反田南部古書会館での古本即売会で、蜜柑箱大のダンボールひと箱いっぱいに詰まった写真のネガフィルムを見付けた。普段から古本以外の掛け軸やポスター、こけし、切手シートなどが適当に床置きされている壁際に、ポツンとその箱はありました。棚の古書の背を追う人々の視線にその場所はほとんど目に入らず、箱には古書店名と共に2000円と書き付けた紙切れがテープで素っ気なく貼られている。
色とりどりのネガケースの量と値段の安さに惹かれて箱の前にしゃがみ込むと、中でも古そうな6×6のネガケースを手に取り、ネガフィルムを抜き出して天井の蛍光灯に翳してみる。古い街並みが写っていて、家々や商店の看板、通りの車や、人々の衣装などから1950−1960年代の東京だと感じた。”なにか面白い写真が見付かるかもしれない”と思い、次々とネガケースから抜き出しては光りに翳して反転像に眼を凝らす。6×6、35mm、ハーフサイズの3種があり、農村や漁村、観光地や都市の風景、陶芸工房やメーデーと思しき労働運動など、ネガケースに丁寧に書き込まれた、場所や日付、内容に付いての記載と共に撮影者の興味の対象が次々と現れる。ある1人の撮影者による20年間程の記憶を3分間程しゃがんで見ていたら足がしびれてきて最後にもうひとつだけと、70’sっぽいキリンの模様をあしらった35mmのネガケースからフィルムを抜き出す。ハーフサイズの小さなコマが並ぶが半分程がスヌケの状態で、最後は外れたなと思う。反転像の向こうでは、中年を過ぎた男達が古本の背を指先で舐めながら眼を凝らし静かに流れていく。みんなが自分に必要な何かをいつでも探している。(手塚敦嗣|アーティスト・TETOKA)

金柑画廊では、写真展「掬う|191本 22年」を開催いたします。
手塚敦嗣が古書市で手に入れたネガフィルムの詰まった箱がきっかけでこの企画がスタートしました。「ある人」の撮りためた戦後から昭和50年代くらいまでの191本ものネガフィルムには、「彼」が撮影してきた場所や日時などが細かく記載されていました。几帳面な方だったのでしょう。著名な写真家であったわけでもない「彼」の写真は市井の私たちの写真とも言えます。記録として、楽しみとして、思い出として撮影された発表の目的を持たないであろう写真の数々。そこに残された風景や人々に感じるノスタルジーもあるのかもしれませんが、その写真が見せてくれるものは、今の私たちの暮らしを写しているように思えてきます。もしかしたら人が生きている間に行う行為そのものに共感を覚えるのかもしれません。「掬う|191本22年」では、三人のセレクターが「彼」の撮影したネガフィルムからそれぞれの選んだ写真を展示致します。撮影者のフィルターを通してそれぞれが選んだ光景は、セレクターと「彼」とのある種のコミュニケーションなのだと思います。(太田京子|金柑画廊)

191本のネガフィルムのケースに細かく書かれたメモには、柿の皮をむく主婦、江差網元の家、桜子、見物料50円、白玉ねぎを植えている、荒廃した塩田、駅の近く銀行が出現中。違うネガフィルムが一つのケースに入っていたりする。戦争に行って帰って来て結婚して、娘が二人。生きていたらきっと90代。たぶん名前はクワハラさん。とっくにカラー写真があるはずの時代にモノクロのネガフィルムで撮っている。時々現像を失敗してるから、自分で現像していたのかもしれない。なんでこんなに全国のあちらこちらに行っているのか、何の仕事をしてるのか、どこに住んでたのか、それを撮ったクワハラさんのことを考えずにはいられない。インスタグラムやfacebookの写真が撮った人を表現している今に暮らす私は、このたくさんのネガフィルムからクワハラさんを知ろうとする。(名和真紀子|フォトグラファー)

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名和写真館
展示期間中にフォトグラファーの名和真紀子が写真館を開催します。
家族写真、友達、ポートレートなど。

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キーワード:

Live / , / Exhibition


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