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終了あざみ野フォト・アニュアル 新井卓 Bright was the Morning―ある明るい朝に + 平成28年度横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 「写真―時間の位相」

企画展では、写真史最初期の技法、ダゲレオタイプ(銀板写真)で制作を行う新井卓の個展、コレクション展では、「時間」をテーマに、コレクションを紹介

  • 日程
    2017年01月28日 ~ 2017年02月26日

  • 時間
    10:00

  • 会場
    横浜市民ギャラリーあざみ野

当館で収蔵する約10,000件に上るコレクションの活用事業として、写真やカメラの歴史や文化、風俗などを様々な視点で公開すると共に、写真の「現在」を紹介する展覧会『あざみ野フォト・アニュアル』。

企画展では、写真史最初期の技法、ダゲレオタイプ(銀板写真)を使って制作し、2016年に木村伊兵衛写真賞、日本写真協会賞新人賞、神奈川文化賞未来賞を続けて受賞するなど、現在注目の写真家、新井卓の写真を展示します。
デジタル・カメラが進化し続ける現代社会において、新井は、一枚の原板が作品となるダゲレオタイプの技法を選択します。天候等の条件によっては長時間露光を必要とするダゲレオタイプ作品には、事象の瞬間を捉えるというよりは、一定の時間の積層がイメージに含まれることになります。新井は、この特徴を活かし、東北の震災や広島、長崎の原爆投下といった時間の幅を意識させる同時代的、歴史的な事象を作品の対象としてきました。
また、今回は新作として若い次世代の人々のポートレイトが出品されます。ダゲレオタイプにストロボを使用し、敢えて彼ら彼女らの一瞬を捉えようとしている作品群は、技法的にもモチーフとしても新たな試みが見られ、新井作品の今後の方向性の一つが示されたものとなっています。

展覧会公式サイト:
http://artazamino.jp/event/azamino-photo-20170226/

またコレクション展では、「時間」をテーマに、コレクション約100点をご紹介します。写真を撮影することは「瞬間を切り取る」とも表現されますが、その誕生時は露光時間が8時間もかかったといわれるなど、時間をかけて像を定着させていました。技術の進歩によって何万分の一秒の撮影が可能になった現在でも、写真が「ある特定の時間の記録」であることに変わりはありません。一方で、写真の中の時間は、複雑に発展した感光材料や機材、それを駆使する写真家と撮影対象との関わり、更には撮影後の写真の扱われ方によって様々な様相で現れます。本展では、収蔵品のカメラと写真、関連機材等を通じて、写真と時間の関係を探ります。

展覧会公式サイト: http://artazamino.jp/event/azamino-photo-20170226-collection/

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