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投稿者:genhorie


11月

16

終了孤高の首吊りパフォーマー首くくり栲象(たくぞう)に密着したドキュメンタリー映画、キッド・アイラック・アート・ホールにて上映決定!!

  • 日程
    2016年11月16日

  • 時間
    12:00

  • 会場
    キッド・アイラック・アート・ホール

明大前のキッド・アイラック・アート・ホールにて、ドキュメンタリー映画『首くくり栲象の庭』(堀江実監督作品)上映イヴェントが開催決定!
60年代、寺山修司などに愛された伝説の芸術空間で本作を味わう最初にして最後のチャンス!!

11/16(水) 全5回上映
12:00-13:15
14:00-15:15
16:00-17:15
18:00-19:15
20:00-21:15

受付は上映30分前より、開場は上映10分前から。
                
当日:1,300円
予約:1,100円/学生:1,100円

【公式HP】http://minoruhorie.com/takuzo/

■■映画解説■■
東京の西のはずれ、まもなく古希を迎えようとしている男は自宅の庭で毎日首を吊っている。
1960年代後半より身体表現をはじめた彼は、半世紀生きたことを契機に、チェーホフのワーニャ伯父に自身を重ねながら、日々の営みとして自宅の庭で首を吊り始めた。それから20年近くものあいだ、毎日のように彼は首を吊ってきた。
本作の監督・堀江実は、彼の孤高の行為(アクション)に静かな衝撃を受けると、2014年12月の朔旦冬至より、ひとりきりで彼と対峙しながら撮影を開始した。1年以上にも及ぶ撮影を経て、当初の記録映像は、新鋭・藤田陽介の音楽と共鳴しながら、彼の身体の内側へと喰いこむような展開へと飛躍し、やがて、ドキュメンタリーとフィクションの垣根を超えた次元へと結晶化していく…

■■アクショニスト・首くくり栲象(たくぞう)とは何者か?■■
1947年、群馬県安中榛名生まれ。高校卒業後、演劇を志し上京するも、東京で出会った芸術家たち、とりわけハプナー・風倉匠に感化され、演技、ダンス、舞踏、そのどれにもカテゴライズされえない先鋭的な身体表現に突き進む。
1971年には、天井桟敷館にて首吊りパフォーマンスを用いた初めての作品『a’』を発表。その後も、笹原茂朱主催による劇団夜行館への参加、舞踏の祖・土方巽の死直後に行われた公演『感情の周囲をめぐる物として』(1986)においては自らの胸に焼鏝を押し当てるなど、比類なきラディカルな身体表現の軌跡を描きつづけてきた。
1997年より、首吊り行為を自らに課す日々を生き始める。彼の行為によって踏まれつづけた自宅の裏庭は、やがて粘土のような質感を帯び、その歩行の痕跡は緩やかな起伏となってあらわれていく。2004年には、自宅の庭を「庭劇場」と命名、自らを「首くくり栲象」と称して公演を打ちはじめ、現在もなお、宙に漂い、重力を味わう彼の日々は続いている。

■■監督・堀江実プロフィール■■
1980年東京生まれ。高校時代より映画を志し、大学在学中は柳町光男に学ぶ。2003年、長谷川和彦の助監督候補に選出され、以降『連合赤軍』のシナリオ執筆に参加。20代半ばから自主製作にて映画づくりをはじめ、初監督作『熊になる』(2008)、自ら出演・監督した『みずち』(2013)などを発表。本作にて、はじめてのドキュメンタリー映画に挑む。

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