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日程2014年08月28日 ~ 2014年08月31日
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時間00:00
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会場彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
彩の国さいたま芸術劇場芸術監督・蜷川幸雄のもと、類稀な活動を続けている高齢者演劇集団《さいたまゴールド・シアター》。昨年、初の海外公演と国内ツアーを実現し、その活動はさらに勢いを増す彼らが新たに挑戦しているのが“タンツテアター”です。
“タンツテアター”とは、世界的舞踊家、故ピナ・バウシュにより展開。ダンスの技巧に目を向けるのではなく、舞台で日常を再現する「演劇」のように、身振りや個人の体験を作品に取り入れ、個々の感情を仕草や表情、動きで表現する舞台表現手法。さいたまゴールド・シアターは2012 年、ヴッパタール舞踊団に10年以上に亘って所属し活躍する日本人ダンサー 瀬山亜津咲(せやま・あづさ)を迎えて、4日間のワークショップを開催。そこで出会ったのが“タンツテアター”でした。
さらに2013年には、約1ヶ月に亘るリハーサルを重ね、創作段階で試験的に上演するワーク・イン・プログレスとして作品を公開。瀬山から投げかけられる問いに、自身の人生から記憶を呼び起こしながら踊りや歌、語りなどの様々な表現で応えるメンバーたち。彼らが身体で語る個人史、そしてそれを引き出し一つの作品に創り上げる瀬山の構成・振付に、大きな反響が寄せられました。
瀬山亜津咲との出逢いから言葉を越えた新たな身体表現“タンツテアター”への挑戦を進めた3年間を経て、満を持しての新作を瀬山とともに創りあげ本公演を開催します。台本に書かれた役柄をいかに演じるかではなく、彼らの人生そのものから掬い上げられた動きや言葉で紡ぐ“タンツテアター”新作。平均年齢75 歳の挑戦に、どうぞご期待ください。