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9月

17

終了■NPO法人AITより:AIT SLIDE TALK#25:キュレーターの花田伸一を迎えて‏

「チェンマイの美術と文化的背景」

  • 日程
    2009年09月17日

  • 時間
    19:00

  • 会場
    猿楽町30-3 ツインビル代官山 A-502 特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ [AIT] 

AITでは、9月17日(木)にキュレーターの花田伸一を迎え、AIT SLIDE TALK #25 「チェンマイの美術と文化的背景」を開催します。

AITは2006年より、公的な助成を受けにくい若手のインディペンデント・キュレーターを海外へ派遣し、その研究と調査を支援するキュレーター・イン・レジデンスプログラムを行っています。2009年は、財団法人石橋財団の助成を受け、キュレーターの花田伸一氏を、2009年の8月から9月まで、タイのチェンマイとバンコクに派遣しました。

タイの古都として知られるチェンマイでは、野外アートプロジェクトの「チェンマイ・ソーシャル・インスタレーション」や、諸分野のゲストを招き、農業や仏教思想などを交えて、新たなコミュニティや知の共有のあり方をめぐる実験の地を共同運営する「the land」など、1990年代以降、興味深い美術活動が展開されてきました。そうした土壌から、リクリット・ティラバーニャやナウィン・ラワンチャイクンなど、国際的に著名な美術家が数多く輩出されています。

花田氏は、地域資源を活かしながら人と人を結ぶプロジェクトである「the land」に興味を持ち、そこで多くの時間を過ごすことで、現地の風土や古来の思想と芸術を結ぶ理念や運営方法などをリサーチしました。
帰国後は、その成果をふまえ、九州の工業都市で地域の美術関係者と他分野の活動家とを結ぶプラットホームの構築を目指し、「the land」の スタッフを招いて、地域の美術関係者や環境活動家とパネル・ディスカッションを開催する予定です。

本トークでは、9月6日に帰国したばかりの花田氏が現在のチェンマイの美術状況を紹介するとともに、美術の枠組みを超えて積極的に社会に関わるこうした活動が生まれる背景となる文化や思想の源泉を辿ります。
北九州市立美術館学芸員を経て、プロジェクト型や市民参加型の展覧会を数々手がけてきた花田氏のこれからの活動に影響を与えたチェンマイでの経験や発見をどうぞお聞き逃がしなく。
皆様のお越しをお待ちしています。

【略歴】
花田伸一/Shinichi Hanada(キュレーター) 1972年福岡県生まれ。
九州大学文学部美学美術史学科卒業。1996年から2007年まで、北九州市立美術館学芸員を務め、「6th北九州ビエンナーレ~ことのはじまり」(2001)、「福・北美術往来」(2003)、「高田一夫-美術・民芸・生活-展」(2006)、「小松豊展-美術と思考の向こう側-」(2007)など、多数の展覧会を企画。2007年、北九州ゆかりの三人の美術家、宮川敬一・白川昌生・森山安英をめぐるフォーラムを開催・冊子化。「街じゅうアートin北九州2008」企画協力。現在、北九州市立大学・福岡教育大学ほか非常勤講師。

【概要】
AIT SLIDE TALK #25 「チェンマイの美術と文化的背景」
キュレーター 花田伸一氏を迎えて
日時:2009年9月17日(木) 19:00-21:00
場所:代官山AITルーム( http://a-i-t.net/modules/tinyd9/index.php?id=4
主催:NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
助成:財団法人石橋財団
定員:30人(予約制)
参加費:一般1,000円、学生・ベースメンバー 800円一回(税込)、
ハウスメンバー/サポートメンバー 無料  
1ドリンクつき
本トークは日本語のみにて行われます。
Please note that this talk will be held in JAPANESE ONLY.

【お申し込み方法】
office@a-i-t.net 宛てに、タイトルを「AIT SLIDE TALK #25参加希望」とし、お名前、
希望参加日、メンバーの種別、ご連絡先を明記したお申込メールをお送り下さい。折り返し予約確認のメールを差し上げます。
収容人数に限りがあるため、予約をキャンセルされる場合は事前にご連絡をいただけ
ますようお願い申し上げます。

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