歌姫、ビョークのパートナーにして、平面や立体、パフォーマンスや映像を手がけるアート界のスーパースター、マシュー・バーニー。あえて身体を拘束して製作に臨むシリーズの中で、拘束からの解放を描いた映画『拘束のドローイング9』は、3年前、金沢21世紀美術館の個展で発表して以来、各地で衝撃を与えた。そのロケ現場をNYの女性ディレクターが記録していた!今年の横浜トリエンナーレにも参加する事が決まったマシュー・バーニーに密着した本作は、美術館関係者の証言を交え、彼の壮大な創作を検証していく。
■『マシュー・バーニー:拘束ナシ』今秋、渋谷ライズXにてロードショー!
http://www.matthewbarneynorestraint.jp
監督:アリソン・チャーニック
出演:マシュー・バーニー、ビョーク、
ジャック・ヘルツォーク(ヘルツォーク&ド・ムーロン/建築家) 他
マシュー・バーニー Matthew Barney
配給:トモ・スズキ・ジャパン
1967年生まれ。アイダホ州ボイゼイで育ち、10代の頃はレスリングやアメフトに没頭。イェール大学の医療予科で学び、モデルも経験。1987年「拘束のドローイング」を開始後、身体と創造性に負荷を与え試練や成長を表現。1994年より8年間を費やして「クレマスター」サイクル全5章を発表。直後より、グッゲンハイム美術館の企画による大規模な個展が欧米を巡回。2005年愛妻のビョークと初コラボした映画『抱束のドローイング9』が金沢21世紀美術館での個展「マシュー・バーニー:拘束のドローイング展」でプレミア上映。2008年「横浜トリエンナーレ2008」には、音楽家のアート・リンゼイと共にブラジルのカーニバルで魅せた作品を出品。美術に限らず、映画、音楽、ファッション界からもリスペクトされる現代のカリスマ。