(C) Anima Vitae
ウェブダイスユーザーの方に試写会に行っていただき、お気に入りのアニメーションについて
レビューを書いていただきました。
【作品解説】
ヨーロッパ、北米、南米から、あまり日本で見られない短編アニメーションの作品を上映してきた『海外アートアニメーション@トリウッド』。今年で14回目となる今回の目玉は、北欧アニメーション。スウェーデン、フィンランド、ノルウェーから可愛いショートアニメーション19作品が大集合。 そしてカナダからは、昨年度アカデミー賞最優秀短編アニメーションを受賞した「デンマークの詩人」が国内初の一般公開。 全部で4プログラム26作品を9/13(土)~10/10(金)開催。
『鏡の中に/Spegelbarn』 (プログラムAより)
エーリック・ローセンルンド/スウェーデン/ 5分/手描き・2DCG・3DCGエフェクト
学生時代に頭角を表した、陰影の手描きスタイルに深みを加え、嵐の夜の少女の恐怖を描く。カンヌ映画祭出品。
『渾身の自画像/Omakuva』 (プログラムAより)
クリスティアン・リンドブラード/フィンランド/ 5分15秒/クレイ+実写/
孤独な画家が寝食忘れて描く自画像。小気味よいクレイアニメーションに吸い込まれる。
『悪夢の引っ越し/Mobleeraja』(プログラムBより)
ラウラ・ネウヴォネン/フィンランド/12分24秒/3DCG/(C) Anima Vitae
引っ越し先で妻は何かに憑かれたように家具の配置にこだわる。フィンランド傑出のCG作家の予感。
『チェス/chack』(プログラムBより)
ペニラ・ヒンドセフェルト/スウェーデン/5分/3DCG/(C) Lisbet Gabrielsson Film
古い図書館のチェス駒たちがゲームに興じる様をテンポ良く、3DCGで見せる。北欧のCG力を示す秀作。
『デンマークの詩人/The Danish Poet』(プログラムDより)
トーリル・コーヴェ/14 分24 秒/手描き/(C) Mikrofilm As(ノルウェー)、National Film Board of Canada
尊敬する作家を訪ねたノルウェーで、デンマークの詩人が出会った運命の女性との恋の成就を名女優リヴ・ウルマンが美しく語る。 アカデミー(R)賞受賞。
『新説・眠れる森の美女/Sleeping Betty』(プログラムDより)
クロード・クルティエル/9分13秒/手描き/(C) National Film Board of Canada
「眠れる森の美女」のパロディー。ベテラン作家のシュールなユーモアが光り、えぐい美意識は秀逸で爆笑を誘う。
☆プログラムA 北欧ショートアニメーション特集(1)
☆プログラムB 北欧ショートアニメーション特集(2)
☆プログラムC 北欧ショートアニメーション特集(3)
☆プログラムD CAF 9 -カナダ・アニメーション・フェスティバル
『海外アートアニメーション@トリウッド2008秋』9/13(土)~10/10(金)開催
ホームページ:http://homepage1.nifty.com/tollywood/office_h_2008/office_h_2008.html
主催・配給:オフィスH