骰子の眼

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京都府 京都市

2020-06-11 13:15


「アップリンク京都」、本日6月11日新風館地下1階にオープン

映画だけでなくカルチャーのハブとなる場所を目指します
「アップリンク京都」、本日6月11日新風館地下1階にオープン

新型コロナウイルスの影響により、オープンが遅れておりました「アップリンク京都」が本日6月11日(木)、京都市中京区の複合施設「新風館」地下1階にオープンいたしました。

「アップリンク京都」オープンに寄せて

浅井隆
(アップリンク代表、未来の映画館プロデューサー)

アップリンクとしては、渋谷、吉祥寺に次ぐ3館目、そして関西初の映画館です。この企画はおよそ3年前から進めており、本来春に完成し4 月16 日にオープンする予定でしたが、コロナ禍のため開業が再々延期となり、 6月11日にオープンとなりました。

自分自身、父親の仕事の都合で子供の頃は引っ越しを何度もしていて、幼少期は四国の徳島市で過ごしましたが、小学校は滋賀県の守山小学校に通い、その後、大阪の豊中市に引っ越し、中学、高校時代を過ごしました。京都は週末に訪れ、京都書院によく本を探しに行った記憶があります。またアップリンクを1987 年に設立してからは、旧新風館の煉瓦作りの棟で「配給ワークショップ」を開催しました。東京とは違い、コンパクトな都市に様々なカルチャーが詰まり、人との出会いが容易な街だと感じていました。

3年前にNTT 都市開発から新風館再開発計画の話をいただき、東西南北の地下鉄が交差する烏丸御池という立地、さらに地下鉄駅から直結でエスカレーターを登れば地下1階の映画館まで行け、なにより新築のビルですので、映画館の設計が自由にでき、そして今まで作ってきた映画館と比較して天高があるというのが大きな魅力でした。

「アップリンク京都」のコンセプトは、吉祥寺同様「ミニシアター・コンプレックス」です。いわばミニシアターとシネコンのいいとこどりをするコンセプトです。上映作品はミニシアターで上映されるアート系やインディーズ、そしてドキュメンタリー作品をメインに編成します。ここで上映される一本一本の映画の向こうには世界が広がっていて、不寛容さが分断を生む社会を変えるきっかけとなるような、世界の多様な価値観を知ることができる社会のインフラとしての映画館でありたいと思います。そして、シネコンのようにポップコーンやホットドッグやコーラをコンセッションで販売します。ただし、手作りの伊良コーラや、アップリンク渋谷のキッチンタベラの自家製ジンジャーエールなど、こだわりのあるドリンクやフードを提供します。そして、番組編成はシネコンのように月曜日に先週末の動員をみて、その週の金曜から編成を毎週行います。1スクリーンで1日最大6作品編成できるので、計4スクリーンで1日最大24 作品を上映することができます。

また、映像のこだわりは、座席数が少なくスクリーンからの距離が近いため、通常の映画館で使用される小さな穴の開いたスクリーンだと、前方の席では穴が目立つので、ファブリック・タイプのスクリーンを使用しています。音響は、吉祥寺で映画館では世界初となるタグチの平面スピーカ使用し好評を得たので、さらにバージョンアップしたものを京都でも使用しました。車で言えばエンジンとなるパワー・アンプはイタリア、フィレンツェのパワーソフト社のアンプを使用し、スクリーンごとにベストなチューニングを施しています。そこから聞こえる音は、映像表現でよく使用する言葉ですが「解像度」の高い音で、録音された音の輪郭がはっきりとわかり、特に生の音はスクリーンの中にその世界が広がっているように感じる音響特性があります。

観客の身体に接する椅子は、吉祥寺で好評を得たフランス、キネット社の椅子を3種類使用しています。椅子は全てオーダーメイドで、スクリーン1を「レッド」、スクリーン2を「レインボー」、 スクリーン3を「抹茶」、 スクリーン4を「ストライプ」とそれぞれのカラーコンセプトを決めて生地を選びました。

館内デザインは、「レトロフューチャーな地下鉄の駅」をキーコンセプトとしました。モロッコの街並みや、メキシコのルイス・バラガン邸などをアイデアソースとし、無機質なコンクリート打ちっ放しに無垢の木という、ミニマルな方向からは遠い「色は生命力」だという考えのもと、この映画館の空間に入った瞬間にワクワクするような演出をしました。

ロビーやギャラリー、マーケット、コンセッション、そして奥の映像ショールームは、映画を観なくても誰もが訪れることができます。映画だけでなく様々なイベントやワークショップのチラシも手に入れられるカルチャーのハブでもあり、地下1階にある公園のような、自宅と職場と違うもう一つの場所「サード・プレイス」でもあることを目指します。「アップリンク京都」をどうぞ宜しくお願い致します。

アップリンクとしては、2005年から東京・渋谷で運営しているミニシアター「アップリンク渋谷」、2018年末に吉祥寺パルコ地下2階にオープンした「アップリンク吉祥寺」に次ぐ、3館目の映画館で関西初進出となります。

「アップリンク京都」はそれぞれ異なるデザインコンセプトを持つ4スクリーンで構成され、独自の音響システムを導入。館内のコンセッションでは多くのメディアで取り上げられ話題のクラフトコーラ「伊良コーラ」や、添加物の少ない「コダマ」のこだわりソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク&フード・セレクションもご用意しております。その他、映像ギャラリー、壁面ギャラリー、マーケットを備え、映画をご覧にならないお客様もお楽しみいただけます。

オープン企画として、アップリンクの恒例企画「見逃した映画特集 in KYOTO」。ほか『ホドロフスキーのサイコマジック』公開記念『アレハンドロ・ホドロフスキー監督特集』、京都で結成されたアーティストグループ、ダムタイプのドキュメンタリーなどを上映いたします。

スクリーン2 レインボー
スクリーン2 レインボー
スクリーン4 ストライプ
スクリーン4 ストライプ



「#アップリンク京都で映画を観た」SNSプレゼントキャンペーン

「アップリンク京都」オープンを記念して、SNSプレゼント・キャンペーンを開催いたします。
キャンペーン期間中に「アップリンク京都」で映画を鑑賞していただいた皆さまの中から抽選で、「アップリンクグッズ詰め合わせ」をプレゼントいたします!

【実施期間】
6月11日(木)~6月30日(火)

【参加方法】
① 「アップリンク京都」で映画を鑑賞。
② 「アップリンク京都」公式Twitter(@uplink_kyoto)もしくはアップリンク公式Instagram(@uplink_film)をフォロー。
③ 「アップリンク京都」で撮影した写真に、ハッシュタグ「#アップリンク京都で映画を観た」をつけて、鑑賞した映画の感想を投稿。
※当選者にはDMにてご連絡いたします。

【プレゼント商品】
アップリンクのオリジナルトートバッグに、非売品グッズ含む「アップリンクグッズ詰め合わせ」を抽選で5名様にプレゼント。なにが当たるかはお楽しみ!




マーケット・ギャラリースペース
マーケット・ギャラリースペース

「アップリンク京都」施設概要

所在地:京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 地下1階
事業者:有限会社アップリンク
スクリーン数:4スクリーン
座席数:計215席
スクリーン1 RED:73席
スクリーン2 RAINBOW:59席
スクリーン3 MATCHA:44席
スクリーン4 STRIPE:38席
設計:アビエルタ建築・都市 北嶋祥浩


「アップリンク京都」のこだわり

【音】 鳥肌が立つ音響体験を―世界一の平面スピーカーを導入

国内屈指の音響メーカー、田口音響研究所が「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを「アップリンク京都」でも全スクリーンに導入。
イタリアのパワーソフト社製パワーアンプとの組み合わせで、くもりのないDCPハイレゾ音源の可能性を最大限に引き出します。

【デザイン】 異なるデザインコンセプトの4スクリーンを備えた映画館

4つのスクリーンは「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」というコンセプトで、それぞれ個性的な壁紙、椅子になっています。
バラエティに富んだ劇場で、映画ファン向け作品からファミリー向け作品まで多種多様な映画を上映します。

【食】 映画館でも美味しいものを!こだわりのフードメニュー

「アップリンク渋谷」併設のキッチンTabelaによるオリジナルのスパイスドリンクやベイクドメニューをはじめ、漢方由来の「伊良コーラ」やクラフトビール、添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク&フード・セレクションをご用意しています。

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アップリンク京都


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