「アップリンク京都」入口のロゴとネオンサイン
新型コロナウイルスの影響でオープンが5月21日（木）に延期となった「アップリンク京都」が、従来の開業日である本日4月16日（木）に「無観客上映イベント（バーチャル内覧会）」を開催した。
「アップリンク京都」館内全体の初披露となる「無観客上映イベント（バーチャル内覧会）」 では、リモートMCに、映画の舞台挨拶や音楽番組のMCとして活躍する奥浜レイラさんを迎え、アップリンク代表の浅井隆が館内を案内し、アップリンクの公式Twitterで生配信を行った。
▼「アップリンク京都」バーチャル内覧会 ライブ配信アーカイブ
アップリンク京都バーチャル内覧会 https://t.co/01MTmeoIF6
— UPLINK (@uplink_jp) April 16, 2020
「アップリンク京都」全体のコンセプトについて浅井は「レトロモダンな地下鉄の駅をイメージした」と説明。地下鉄烏丸御池駅と直結する立地ということもあり、壁と天井の間のRなど、高い天井高を活かしたデザインが施されている。
入口のポスターケースには24枚のポスターを貼ることができる
ロビーに設置されたロゴ
ロビー
ロビー
設計は「アップリンク京都」と同じくアビエルタ建築・都市の北嶋祥浩さんが担当し、各スクリーンには「アップリンク吉祥寺」で好評を博したフランスのキネット社によるシートを使用している。「アップリンク京都」でいちばん大きな73席、壁紙も客席も赤に統一されたスクリーン1ではアレハンドロ・ホドロフスキー監督『エンドレス・ポエトリー』を上映。スクリーン2（59席）は8列の客席を虹色の7色にピンクを加えた8色で彩られており、デレク・ジャーマン監督の『BLUE ブルー』を上映。
スクリーン1「レッド」の客席
スクリーン1「レッド」の客席
スクリーン2「レインボー」の客席
スクリーン2『BLUE ブルー』上映の様子
グザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』を上映した44席のスクリーン3は小豆色のアームと座面に抹茶色のシートで構成。ウィリアム・モリスの壁紙を使用し、ストライプの生地が用いられたシートを導入したスクリーン4（38席）ではアニエス・ヴァルダ＆JR監督の『顔たち、ところどころ』を上映した。
スクリーン3「抹茶」の客席と壁紙
スクリーン4「ストライプ」の客席
スクリーン4『顔たち、ところどころ』上映の様子
音響についてもこだわりが注がれており、田口音響研究所の田口和典さんによる平面スピーカーと、そのスピーカーの性能を最大限に発揮できるイタリアのパワーソフト社によるアンプを導入することで、製作者の意図を忠実に反映する、ナチュラルで、解像度の高い音響が堪能できる。またロビーのBGMも「アップリンク吉祥寺」と同じくサイモン・フィシャー・ターナーが担当しているのにも注目していただきたい。
スクリーン1のスピーカー
そのほか、チケットシステムや物販スペース、クラフトコーラ「伊良コーラ」などを販売するコンセッション、上映を行うためのDCPサーバーなどの設備を紹介した。ロビーは映画をご覧いただくなくとも入れるスペースで、コンセッションでの飲食や映像ギャラリーでの上映も楽しめる。映像ギャラリーでは映像インスタレーションなどを上映する予定だ。そして、現在実施中の会員期間が長くなるお得な「アップリンク京都会員」先行入会キャンペーンの説明も行った。
映像ショールーム
映像ショールーム
物販スペースも充実
コンセッションではコダマのソーセージを使用したホットドッグやポップコーンなどを販売する
コンセッションでは人気の伊良コーラも販売
この内覧会のなかで浅井は「映画とはその内容と形式なのか、観る環境なのか」と画面を通して映画館で映画を観ることの意義について問いかけた。浅井は「映画自体の内容だけはなく、多くの人の記憶に残る映画体験って、映画館で映画を観たときに、スタッフの笑顔で接客してくれたり、コンセッションでおいしいコーヒーが飲めたり、リアルな場での体験を含めた体験だと思う」とあらためて「アップリンク京都」オープンへの意気込みを表明すると、MCの奥浜レイラさんも「人と人の感情や考え方と繋がれる場所が映画館だと思う。早く体験したい」とバーチャル内覧の感想を語った。
「アップリンク京都会員」先行入会キャンペーンでは、オンラインにて新規会員を募集中。オープンを応援してくださる皆さまに末永く当館へ通って頂けるよう、会員期間が長くなる、特別な3つのコースを用意している。
「アップリンク京都会員」先行入会キャンペーン
▼キャンペーン期間
2020/4/16（木）14:00～2020/6/30（火）23:59
▼キャンペーンコース（対象：一般会員）
＜14カ月コース＞
・会費：1,500円
・有効期間：通常12カ月⇒14カ月（2カ月お得！）＜32カ月コース＞
・会費：3,000円
・有効期間：通常24カ月⇒32カ月（8カ月お得！）＜48カ月コース＞
・会費：5,000円
・有効期間：通常36カ月⇒48カ月（1年お得！）アップリンク京都会員登録はこちらから
▼アップリンク京都会員特典
◎通常上映の料金がお得に！
一般会員：平日1,100円、土日祝日1,300円
ユース会員（22歳まで）：いつでも1,000円
※イベントや特別上映（トーク付き上映、特集上映、映画祭など）を除く
◎オンライン券を1日はやく先行販売
※一部イベントや上映を除く
◎映画館のドリンクが100円引き
コーヒー、ソフトドリンク、生ビールに適用
◎イベント、特別上映など会員特別料金で入場
特別上映（トーク付き上映、特集上映、映画祭など）
※会員特別料金はそれぞれ異なる
◎アップリンク配給の映画パンフレットを会員特別価格で販売
◎アップリンク・クラウドの割引クーポンや試写会イベントへのご招待
＜備考＞
※オンライン券が販売開始となる5/14（木）より前にご入会頂いた方の会員資格は、5/14（木）より有効となります。
※ユース会員も4/16（木）から募集開始いたしますが、年会費・有効期間ともに通常と同様条件となります。
※7/1（水）からは通常価格・通常有効期間での販売となります。
一般会員：年会費1,500円／有効期間1年間
ユース会員：年会費500円／有効期間1年間
※アップリンク渋谷・吉祥寺でご利用頂ける「アップリンク会員」と「アップリンク京都会員」は異なるサービスです。
「アップリンク会員」については、こちらをご覧ください。
お間違いないよう御留意ください。
「アップリンク京都」施設概要
所在地：京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 地下1階
オープン日：2020年5月21日予定
設計：アビエルタ建築・都市 北嶋祥浩
「アップリンク京都」のこだわり
【音】 鳥肌が立つ音響体験を―世界一の平面スピーカーを導入
国内屈指の音響メーカー、田口音響研究所が「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを「アップリンク京都」でも全スクリーンに導入。
イタリアのパワーソフト社製パワーアンプとの組み合わせで、くもりのないDCPハイレゾ音源の可能性を最大限に引き出します。
【デザイン】 異なるデザインコンセプトの4スクリーンを備えた映画館
４つのスクリーンは「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」というコンセプトで、それぞれ個性的な壁紙、椅子になっています。
バラエティに富んだ劇場で、映画ファン向け作品からファミリー向け作品まで多種多様な映画を上映します。
【食】 映画館でも美味しいものを！こだわりのフードメニュー
「アップリンク渋谷」併設のキッチンTabelaによるオリジナルのスパイスドリンクやベイクドメニューをはじめ、漢方由来の「伊良コーラ」やクラフトビール、 添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク＆フード・セレクションをご用意しています。
