骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2019-05-30 16:00


テーマは「可能性」、ろうの世界を知る4日間「第二回東京国際ろう映画祭」5/31より開催

日本初上映作品や観客賞を決める公募作品部門ほか多様なラインナップを紹介
テーマは「可能性」、ろうの世界を知る4日間「第二回東京国際ろう映画祭」5/31より開催
『リバース・ポラリティ』© 2019 DPAN.TV

「ろう」をテーマにした映画祭「第二回東京国際ろう映画祭」が2017年の開催に続き、2019年5月31日(金)から6月3日(月)まで渋谷ユーロライブ、アップリンク渋谷他にて開催される。この映画祭は映画『LISTEN リッスン』の共同監督をつとめ、聾の鳥プロダクション代表として『ヴァンサンへの手紙』の配給を手がける牧原依里さんとアーティストの諸星春那さん、ふたりのろう者が2016年に企画を立ち上げ。ろう者の社会や芸術の発展と育成、また誰もが自由に映画と芸術の興味を共有できる場や聴者とろう者の相互理解の場を創出することを目的に開催。第二回となる今回は「可能性」をテーマに掲げ、昭和を生きた日本のろう監督の手による名作から、世界各地の映画祭で上映された最新の話題作まで、日本未配給作品を含む 31作品を一挙上映する。上映以外にもアフタートークやシンポジウム、ワークショップなど様々な角度からろうの世界を知ることができる。

webDICEでは、牧原さんによる開催へ向けたコメントと、主な作品を紹介する。


今回の映画祭の見どころは、前回12本から大幅にボリュームアップしたジャンル豊富な31本。青春映画からヒューマンドラマ、コメディ、アート、スポーツの他、フィクションやドキュメンタリーなど、多様な見応えがある作品が揃ったラインナップとなっています。

第二回のテーマは「可能性」。私たちは様々な意味で表裏一体の世界を生きています。その「可能性」は何を意味するのか――観客一人ひとりに委ねたいと思っています。映画を見終わった後に一人ひとりによって受け取り方が異なるような、新しい世界がひらけてくるような作品を選んだつもりです。

見どころがある作品ばかりで全てをご紹介するのは難しいのですが、今回は新しい試みとして、観客賞を決める公募作品部門を設けました。ろう者聴者かかわらず、「ろう」に対して新しい表現を打ち出してきたユニークな作品ばかりで刺激をもらえます!次世代のクリエイターを育てるつもりでぜひ投票しに観に来てもらえると嬉しいです。

また、国内外の監督や出演者も多数ゲスト登壇するのもこの映画祭の醍醐味。様々な国の手話や文字が飛び交う映画祭となると思いますのでぜひ異国の世界を体感しにきてください!

(牧原依里さん[東京ろう映画祭実行委員会/聾の鳥プロダクション])




【FOCUS ON ASIA TDF】
アメリカ映画業界のろう者と聴者未配給作品を含め日本初上映作品をセレクト、中国・中国台湾・日本に注目した4選

『手話時代』

山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された『白塔』のもう一つのドキュメンタリー映画。若い頃に踊りを勉強したダンサーのろう女性、芳芳(ファンファン)の視点を中心に、様々な都市や時間で過ごす2000万人のろう者の日常を追う。中国を生きる彼らの生き生きとした手話を通して、雇用や教育、犯罪、結婚などの社会と文化が浮かび上がってくる群像劇。ろう者を兄弟にもつ蘇監督とこれまで中国のろう者を撮ってきた米娜監督の視点から中国を映し出していく。

共同監督:蘇青(スー・チン)/ 米娜(ミー・ナー)
2010年/中国/中国手話・中国語・日本語字幕・英語字幕・簡体字字幕/87分/インターナショナルプレミア
上映日:6/1(土)15:30 6/3(月)14:00




聴説
『聴説』

『聴説』

聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会・デフリンピック出場を目指す水泳選手のシャオポンと、彼女を支える妹のヤンヤン。そんな姉妹と偶然知り合った弁当屋の青年・ティエンクオが織りなす青春ドラマ。監督がニュースで見た事実を元にストーリーが作られた。台湾では台北でのデフリンピック開催に合わせた2009年夏に公開され大ヒット。2010年に大阪アジアン映画祭上映「観客賞」を受賞。

監督: 鄭芬芬(チェン・フェンフェン)
2009年/中国台湾/中国台湾手話・中国語・日本語字幕・英語字幕/109分/未配給作品 字幕提供:大阪アジアン映画祭
上映日:5/31(金)12:50 6/2 (日) 17:00




TOTA
『TOTA』

『TOTA』

インド人の盲目の蝋燭職人と、日本人の聾の舞踏家、国籍も言語も違う二人がインドで出会う。共通の言葉も視覚や聴覚情報もない極限の手段の中で、互いの存在を認識していく姿を追ったロードムービー。日本手話でもヒンディー語でもない、「二人だけの言語」と空間からコミュニケーションの根源を問う。国際交流基金の制作協力のもと、インドのラリット・カラ・アカデミー=国立芸術アカデミーにて上映された。

監督:八幡亜樹
2012年/インド・日本/日本手話・日本語・ヒンディー語・日本語字幕・英語字幕/52分/無音(一部音あり)/ジャパンプレミア
上映日:6/2(日)10:30 (音声ガイド付き上映)
※『サイレントチャイルド』『渦巻』同時上映




楽しき日曜日
『楽しき日曜日』

『楽しき日曜日』

青空の中、聾者グループのピクニックに遅れてやってきた男性が「バレエの招待券をもらったので観てきた」と語ったのがもとで色々な会話が始まるのだった……。 『たき火』『三浦浩翁半生記』を撮った鬼才監督深川勝三の処女作、様々な短編で織り成すオムニバス。今回100分超の作品を70分に再構成して特別上映。

監督: 深川勝三
1961年/日本/日本手話・日本語字幕・英語字幕/70分/無音/ DVD未販売
上映日:5/31(金)10:30




【PANORAMA】
アイデンティティや世界の広さと奥深さを問いかける作品

リバース・ポラリティ
『リバース・ポラリティ』

『リバース・ポラリティ』

ボーイフレンドに別れを告げ、新しい恋を探そうとするチェイスは、ソウルメイトを引き合わせるミステリアスな仲人、エイトに出会う。エイトは彼にピッタリな人を会わせるが、その人は彼が 予想していない相手だった……その思いもよらないその展開に必見!ろう者のための様々な動画を配信しているDPAN TVが送る、6つのエピソードを1本化した大人向けLGBTラブコメディ。

監督:ジュール・ダメロン
2018年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/43分/インターナショナルプレミア/R-18指定
上映日:6/1(土)19:50




音のない世界で -Sound and Fury
『音のない世界で -Sound and Fury』

『音のない世界で -Sound and Fury-』

人工内耳移植により、耳が聞こえない人の聴覚が回復する可能性が広がってきている。聴覚に障害のある幼い幼い我が子に移植を受けさせるか、あるいは、あるがままの姿を尊重すべきか。難しい選択を迫られる2組の夫婦を追ったドキュメンタリー。それぞれの決断に至るまでの、お互いの意見のぶつかり合いや心の葛藤を克明に映し出す。

監督:ジョシュ・アロンソン
1999年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/79分/DVD未販売
※『音のない世界で -6年後-』同時上映
上映日:6/3(月)10:30




音のない世界で -6年後-
『音のない世界で -6年後-』

『音のない世界で -6年後-』

人工内耳装用児の会などからの援助を受けて制作した『音のない世界で』の6年後を追ったドキュメンタリー。9歳で、人工内耳を装用した娘は聴者とスムーズに交流し、聴者の世界に住むことが容易になった。読唇術と会話を通して成長していく娘は両親がいるろう者の世界と彼女がいる聴者の世界、2つの世界を持つようになる...人工内耳の可能性とは。ろうの世界の現実を提示する作品。

監督:ジョシュ・アロンソン
2006年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/29分/インターナショナルプレミア
※『音のない世界で -Sound and Fury-』同時上映
上映日:6/3(月)10:30




シニェ-手話を話す-
『シニェ-手話を話す-』

『シニェ -手話を話す-』

手話は多種多様で、それぞれ独自の文法と構文、独自の豊かさと複雑さを兼ね備えているー本作監督は手話の未知の領域に挑戦する。3世代の主人公、聾者と聴者、そしてハイファ大学手話研究所の研究者は、前世紀にイスラエルで進化した手話について語る。 監督は人類の母国語、翻訳や世代間伝達についての議論を続けていく。 人間の言語に対する私たちの認識を広げるための招待状。

監督:ヌリト・アビブ
2017年/フランス/各国の手話・ヘブライ語・英語・フランス語・日本語字幕・英語字幕/60分/インターナショナルプレミア
上映日:6/2(日)15:30




【CINEDEAFセレクト】
本映画祭とパートナーシップを組んだイタリアのCINEDEAF(ローマ国際ろう映画祭)が選出した映画を上映。

勝利のボイス
『勝利のボイス』

『勝利のボイス』

スポーツは私たちに夢や希望を与えてくれる。様々なスポーツ競技に携わる難聴者やろう者が自らの経験や困難を語っていく……。6人の耳が聞こえないアスリートの人生を追ったドキュメンタリー映画。

共同監督:イラリア・ガルブセラ/アントニノ・グザルディ
2016年/イタリア/イタリア手話・イタリア語・日本語字幕・英語字幕/67分/インターナショナルプレミア
上映日:6/1(土)18:10




【ろう監督 短編特集】
ろう者自身ならではの視点や表現が光る4作品

上映日:5/31(金) 15:10 6/2(日) 13:05

彼について
『彼について』

『彼について』

パートナーであるロバートを突然事故で亡くしてしまうサラ。悲しむ彼女は医者に彼を引き取りたいと伝えるが、両親がいないはずの彼の父に連絡したというー『THE END』で話題になったテッド・エヴァンズ監督のヒューマンドラマ新作。第21回ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード 最優秀英国短編賞受賞。

監督:テッド・エヴァンズ 2018年/イギリス/イギリス手話・英語・日本語字幕・英語字幕/28分/アジアプレミア




事件の前触れ
『事件の前触れ』

『事件の前触れ』

フローラは良くも悪くもない結婚生活を21年間送っていた。ところがある日、夫のフレッドは「紅茶に砂糖を入れなくて良い」とフローラに告げる。何か怪しいとすぐ悟った彼女は夫の行動を尾行し始める…本作監督の前作『スティア・ヒア』に続く痛快なブラックコメディ第二弾。

監督:ルイス・ニースリング
2017年/イギリス/イギリス手話、英語・ 日本語字幕・英語字幕/28分/ジャパンプレミア




あだ名ゲーム
『あだ名ゲーム』

『あだ名ゲーム』

ろう者の中には、伝統的な「あだ名ゲーム」という遊びが ある。そんな中、とある聾学校の生徒3人は、「あだ名ゲーム事件」の心霊スポットの情報をインターネットで手に入れた。3人の好奇心は高まり、3人はその心霊スポットへと向かって行った…。第2回アイルランド国際ろう映画祭2014 短編映画部門最優秀賞、2018年第1回上海国際ろう映画祭 脚本賞など各ろう映画祭にて受賞。

監督:今井ミカ
2014年/日本/日本手話・日本語字幕・英語字幕/13分/無音




父
『父』

『父』

公演が控えている中、介護施設の職員からメールが来た。「最近、お父様が外出したがっています。1日だけでも良いのでどこかへ連れてあげてください」父が認知症を患ってから距離を置いていた息子。厭々ながらも劇場へ連れていくが父の思いがけない姿を目にする。2016年度第13回さがの映像祭にて優秀賞・深川勝三・睦賞・会場特別賞受賞。

監督:今井彰人
2016年/日本/日本手話・日本語字幕・英語字幕/20分/無音




【聴者監督 短編特集】
聴者監督の目線でリアルなろう者の様子を鮮明に映し出す6選

6/1(土)10:30 『インナー・ミー』『サイン』『お願い、静かに』『キャラメルの言葉』上映
6/2(日)10:30 『渦巻』『サイレントチャイルド』(他『TOTA』同時上映)※音声ガイド付き上映
6/3(月)16:40 聴者監督短編特集全6作品 上映

インナー・ミー
『インナー・ミー』

『インナー・ミー』

コンゴの埃まみれる道、混雑した市場、食肉処理場を歩くろう少女と、様々な運命と宿命の下にいる3人のろう女性。彼女たちの力強い生命力を通した人間賛美の作品。カンヌ映画祭2016年短編部門ノミネート作品。

監督: アントニオ・スパノ
2016年/コンゴ/コンゴ手話・スワヒリ語・日本語字幕・英語字幕/32分/ジャパンプレミア




渦巻
『渦巻』

『渦巻』

盲ろう者の熱心な公民権活動家であることで知られているヘレン・ケラーをベースにした短編。マスコミや世間の人々、彼女の家族からの偏見にさらされている彼女は記者の取材に答えていく……スタリッシュ的な映像と心理描写が見事なサスペンス。

共同監督:ケイト・バクスター/エリザベス・ディクソン
2017年 /イギリス/英語・日本語字幕・英語字幕 /17分/アジアプレミアア




サイレントチャイルド
『サイレントチャイルド』

『サイレントチャイルド』

イギリスの片田舎に暮らす4歳になるろう者のリビー。中産階級の彼女の家族は、自分たちの「壊れた」子どもが現実世界に生きていけるようその場しのぎの解決方法を探していた。しかし社会福祉士を雇ったことにより、問題はリビー以外にあることが明らかになっていく。2018年アカデミー賞最優秀短編映画賞など受賞。

監督:クリス・オーバートン
2017年/イギリス/イギリス手話・英語/日本語字幕/21分




サイン
『サイン』

『サイン』

通勤電車で見かけた時からお互いに気になっていたアーロンとベン。アーロンに話しかけたベンだが、アーロンがろう者であると知り、手話を勉強しながらアーロンとの距離を縮めていく。心動かされる美しい映像とテンポ良く進んでいく青春ラブストーリー。NYのLGBT映画祭で知られるNewFestの観客賞など様々な映画祭にて受賞。

監督:アンドリュー・キーナン・ボルガー
2016年/アメリカ/アメリカ手話/15分/未配給作品




お願い、静かに
『お願い、静かに』

『お願い、静かに』

日本人の水谷江里監督が寄宿制のろう学校で撮影した短編映画。ポーランドのろう学校や寮で日常を過ごす子どもたちのありのままの日常を1年間かけて追う。ろうの子供たちのさり気ない表情や行動を通して原始的な風景が浮かび上がってくる珠玉の作品。ポーランド映画祭2018上映作品。

監督:水谷江里
2018年/ポーランド/ポーランド手話・ポーランド語 ・日本語字幕・英語字幕/26分/未配給作品
字幕提供:ポーランド映画祭




キャラメルの言葉
『キャラメルの言葉』

『キャラメルの言葉』

手話を知らずに育った、サハラ砂漠の難民キャンプに住むろう少年。彼は親友のラクダ、キャラメルの言葉を表現するために文字を学び始める。彼の世界から視るこの世界の美しさと感覚的な体験を与えてくれる秀作。

監督:ホアン・アントニオ・モレノ・アマドア
2016年/スペイン/日本語字幕・英語字幕/21分/ジャパンプレミア




【公募ノミネート作品】
15の国と地域から応募からノミネートされた11作品。観客による人気投票の集計で観客賞を決定

【公募作品 A】
5/31(金)17:45
6/2(日) 17:50
サテライト会場:アップリンク渋谷

【公募作品 B】
6/1(土) 12:35
6/2 (日) 20:15
サテライト会場:アップリンク渋谷

【公募作品 A】

パンにジャムをぬること
『パンにジャムをぬること』

『無音の海辺』

監督:喬晟祥 チャオ・チェンシアン
2018年/中国/中国手話・日本語字幕・英語字幕・繁体字字幕/12分/無音/インターナショナルプレミア
無音の海辺で舞う、ろう者の男女の4人。音という束縛を捨て、人生を探求していくダンス・パーフォマンス。

『クラッシュ』

監督:ジェイ・コワルチク
2016年/アメリカ/アメリカ手話・日本語字幕・英語字幕/5分/インターナショナルプレミア
休暇の中、小さな町にやってきた夫婦は…

『一日の嘘』

共同監督:ジョエル・チャルド/ジャン=マリー・ハレゴ
2018年/フランス/フランス手話・日本語字幕・英語字幕/43分/インターナショナルプレミア
ぼろアパートに移ったばかりのとある老年夫婦。仕事に出かけようとする老年男性だが、なぜか不運の連続に見舞われる。

『MATHER』

監督:チェイス・バートン
2017年/アメリカ/アメリカ手話・日本語字幕・英語字幕/23分/インターナショナルプレミア
枯渇された星で彷徨う放浪者は神秘的な箱に出会う。その箱から与えられた種の力によって、創造か破壊か究極の選択を迫られる。

『聾女独白』

監督:梁婉旎 シビル・リャン
2018年/中国/中国手話・中国語・日本語字幕・英語字幕/15分/インターナショナルプレミア
手話の「ヴァギナモノローグ」から始まる、中国で生きるろう女性たちが語る、耳が聞こえない人たちの世界。

『強さはあなたの中に』

監督:トゥルーディ・サージェント
2017年/アメリカ/4分/インターナショナルプレミア とあるカフェにいる女の子。そんな時に美女美男のカップルが入ってきて…

『パンにジャムをぬること』

監督:瀬浪歌央
2018年/日本/日本語・日本語字幕・英語字幕/23分
大学1年生の琳が、耳の聞こえない女の子・すみれと出会う。互いの違いや共通点を見つけ、二人が心を通わせていく。

【公募作品 B】

ジンジャーブレッドの魔女
『ジンジャーブレッドの魔女』

『ドライバー』

監督名:アントニオ・カナターネ
2018年/イタリア/イタリア手話・イタリア語・日本語字幕・英語字幕/21分/インターナショナルプレミア
ロードドライバーのトム。とある日、男性からドライバーをやって欲しいと報酬を渡される。

『デフニング ダークネス』

監督:マーク・トリフノビッチ
2017年/カナダ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/20分/ジャパンプレミア
ワークショップを受けているろう者の女性と男性。とある日男性が突然行方不明になってしまう。彼を探し続ける彼女は以前から気になっていた黒いドアを開ける。

『ジンジャーブレッドの魔女』

監督:ポール・ミラー
2018年/イギリス/10分/無音/ジャパンプレミア
仲が良い双子のろう者アンダースと聴者オーロラ。彼らが住む村には村の子供たちが何世代もの間、姿を消していた。そんなある日、双子は魔女に出会ってしまう。

『ヘディとハイジ -生き別れた姉妹-』

監督:ジェイソン・ロバーツ
2017年/アメリカ/アメリカ手話・英語・日本語字幕・英語字幕/74分/アジアプレミア
小さい時に生き別れた姉妹のヘディとハイジ。成長したヘディは姉のハイジに会うために壮大な冒険に飛び出す。




【特別上映企画】
ろう者に多様な作品を知ってもらうべく字幕上映が実現していない邦画を選出

教誨師
『教誨師』

『教誨師』

プロテスタントの牧師、佐伯保(大杉漣)。彼は教誨師として月に2 回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚6人と対話していく。「教誨師」の役目とは受刑者の道徳心の育成や心の救済に務め、彼らが改心できるよう導くこと。死刑囚に寄り添いながらも自分の言葉が届いているのか苦悩する佐伯は自分の人生にも向き合うようになる。“死”の側からとらえた強烈な“生”の物語、そして名脇役で知られている大杉漣氏の最初のプロデュース作にして最後の主演作。

監督:佐向 大
2018年/日本/日本語・日本語字幕/114分/日本語字幕付き初上映

上映日:6/2(日) 19:20




■第二回東京国際ろう映画祭(TOKYO DEAF FESTIVAL 2019)
2019年5月31日(金)から6月3日(月)まで渋谷ユーロライブ、アップリンク渋谷ほか

主催:東京ろう映画祭実行委員会(聾の鳥プロダクション)

公式サイト

▼第二回東京国際ろう映画祭予告編

キーワード:

東京国際ろう映画祭


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