▲「Festival of Disruption」でトークイベントに登壇したデヴィッド・リンチ監督(右) via @festivalofdisruption
デヴィッド・リンチ監督がキュレーションを務めるフェスティバル「Festival of Disruption(破壊のフェスティバル)」が10月14日、15日の2日間、ロサンゼルスにあるエース・ホテルの劇場「ザ・シアター・アット・エース・ホテル」をメイン会場に開催された。2016年10月に次ぐ開催となる今回は、ボン・イヴェール、ザ・キルズ、TV オン・ザ・レディオ、シャロン・ヴァン・エッテンといったミュージシャンがライブで出演。DJとしてサンダーキャットやモービーが参加したほか、リンチ監督や『ツイン・ピークス』のシェリル・リーらが登壇するトークイベント、ウィリアム・エグルストンやリンチ監督が出品する展覧会、貴重なリンチ監督の短編を含む映画上映も実施された。また、ブライアン・イーノが参加する、リンチ監督が傾倒するメディテーションのイベントも行われた。
「Festival of Disruption」公式サイト:
https://festivalofdisruption.com/
このイベント名「Festival of Disruption」は、リンチ監督が実践し普及を行っている超越瞑想(TM=Transcendental Meditation)を広めたインドのグル、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの言葉「人生は破壊のフェスティバルだ(Life is a festival of disruption)」からつけられている。イベントの収益は、超越瞑想を普及するために2005年に設立され、PTSD患者やドメスティック・バイオレンスの被害を受けた女性や子どもを支援しているNPO「デヴィッド・リンチ財団」に寄付される。
なお日本ではデヴィッド・リンチ監督のドキュメンタリー『デヴィッド・リンチ:アートライフ』が2018年1月27日(土)より、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開される。
▼「Festival of Disruption」会場の「ザ・シアター・アット・エース・ホテル」、1927年築の「ユナイテッド・アーティスツ・シアター」をリノベーションしている
▼DJで参加したシェパード・フェアリーによるアートワーク
▼劇場ロビーに展示されたムーグ・シンセサイザー
▼シャロン・ヴァン・エッテンと、ポラロイドによる『ツイン・ピークス』レッドルームのフォトブース
▼会場となった「ザ・シアター・アット・エース・ホテル」
▼マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの言葉「人生は破壊のフェスティバルだ(Life is a festival of disruption)」がスクリーンに投影される
▼会場に登場したキャンディ・ガールズ
▼デヴィッド・リンチとキャンディ・ガールズ
▼『ツイン・ピークス』新シリーズについて語るデヴィッド・リンチ監督「ハードワークだった、でもハードワークであることを感じさせないくらい楽しかった」
▼デヴィッド・リンチ監督
▼『ツイン・ピークス』シェリル・リー登壇の様子
▼『ツイン・ピークス』の物販ブース
▼『ツイン・ピークス』にインスパイアされたビール「“レッドルーム”エール」
▼ステージに『ツイン・ピークス』を彷彿とさせる赤い幕が
▼『ツイン・ピークス The Return』に登場するバー「BANG BANG BAR」の看板
▼『ツイン・ピークス』特別捜査官デイル・クーパーのポスターが貼られたフードトラック
▼セゴビア・ホールのデヴィッド・リンチによるリトグラフの展示
▼セゴビア・ホールのデヴィッド・リンチによるリトグラフの展示
▼セゴビア・ホールで行われたウィリアム・エグルストンの展示
▼ブライアン・イーノのアンビエント実験作『REFLECTION』の展示が行われたセゴビア・ホール
▼「ザ・シアター・アット・エース・ホテル」
▼コメディアン、ビル・ヘイダーによるトーク
▼レジー・ワッツ
▼モービーのDJセット
▼モービーのDJセット
▼シャロン・ヴァン・エッテン
▼ローラ・マーリング
▼ザ・キルズ
▼ザ・キルズ
▼ザ・キルズ
▼TV オン・ザ・レディオ
▼TV オン・ザ・レディオ
▼TV オン・ザ・レディオ
▼ボン・イヴェール
▼ボン・イヴェールとシャロン・ヴァン・エッテン
▼ボイラールームによるライブ配信も行われた
『ツイン・ピークス』の「ダブルRダイナー」が
LAにオープンLAのメルローズ・アベニューに10月16日から22日まで『ツイン・ピークス』に登場する「ダブルRダイナー」のポップアップ・ショップがオープン。レストラン「SPARTINA」の隣にあるハンバーガーショップ「ジョニーロケッツ」の閉鎖した店舗を使って行われるこのポップアップでは、映画に登場する衣装や小道具の展示、オフィシャル・グッズやデヴィッド・リンチがプロデュースするコーヒーの販売のほか、ハロウィーン・シーズンにちなみ『ツイン・ピークス』登場キャラクターのコスプレ用コスチュームも用意されている。
▼「ダブルRダイナー」の外観 via 「Los Angels Magazine」
In line to check out the #TwinPeaks Pop Up diner preview pic.twitter.com/d39mUkuWSV
— Lauren Gallaway (@LaurenGallaway) 2017年10月16日
映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』
2018年1月27日(土)より、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
アメリカの小さな田舎町で家族と過ごした幼少期、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れ出る創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱。後の『マルホランド・ドライブ』(2001年)美術監督である親友ジャック・フィスクとの友情。生活の為に働きながら、助成金の知らせを待った日々。そして、当時の妻ペギーの出産を経てつくられた長編デビュー作『イレイザーヘッド』(1976年)に至るまでを奇才デヴィッド・リンチ自らが語りつくす。
監督:ジョン・グエン、リック・バーンズ、オリヴィア・ネールガード=ホルム
出演:デヴィッド・リンチ
配給・宣伝:アップリンク
2016年/アメリカ・デンマーク/88分/英語/DCP/1.85:1
原題:David Lynch: The Art Life
cDuck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016