横浜寿町労働センター跡地に出現した特設野外劇場にて、劇団・水族館劇場の新たな公演『もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版』が9月1日に開幕。webDICE編集はその初日公演に行って見た。
会場となる横浜寿町労働センター跡地では、「ヨコハマトリエンナーレ 2017 島と星座とガラパゴス」内「ヨコハマプログラム」の一貫となる催し《盜賊たちのるなぱあく》を実施。この巨大廃園では、9月17日まで美術家・岡本光博の作品『DADAモレ』『ドザえもん』が展示されているほか、写真展示や講演なども実施される。
野外劇にこだわり続ける水族館劇場はこの会場で9月1日~5日、13日~17日の10日間のみ行う『もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版』のために定員187名の巨大テント劇場を設営した。
18時30分、劇場の外で開演を待つ観客の前に座付き作家・演出の桃山邑が現れ前説を行うと、《るなぱあく》の各所にキャストがおもむろに登場、プロローグがスタートし、客入れが行われる。『もうひとつの この丗のような夢』は今年4月、新宿花園神社でも公演が行われ好評を博しているが、今回はあらたに改稿し、舞台美術もリニューアル。水族館劇場の醍醐味である本水や回り舞台などを使ったダイナミックな演出をたっぷりと楽しむことができるようになっている。
会場となる巨大廃園《盜賊たちのるなぱあく》入口
会場中央にあるやぐらからの劇場外観
会場入口前には古書街も用意されている
写真家・鬼海弘雄の『人間の海 肖像写真展』
鬼海弘雄『人間の海 肖像写真展』
会場奥に展示されている美術家・岡本光博による巨大な黒いキャラクター『DADAモレ』
会場に展示されている美術家・岡本光博の作品『ドザえもん』
岡本光博『ドザえもん』
ステージ後方から劇場の外観
芝居公演以外の巨大廃園の写真展などは全てカンパ制となっている
開演前の劇場舞台
階段状の客席には、ゴザと座布団が敷かれている
劇場、PA付近よりステージを臨む
やぐらの上から作業員姿で前説を行う座付き作家・演出の桃山邑
開演を待つ観客の前で物語が始まる
劇場の横断幕からも登場
『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』プロローグ
『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』プロローグ
『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』プロローグ
『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』プロローグ
『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』プロローグ
『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』上演中の劇場内部
終演直後、ステージ後方からの客席の様子
ステージ後方より、客出しを行う客席の様子
もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版
2017年9月1日(金)~5日(火)、13日(水)~17日(日)
会場:横浜寿町労働センター跡地 特設野外儛臺「盜賊たちのるなぱあく」
全公演 夜6時30分 劇場外顔見卋(プロローグ)スタート
全席自由期日指定 上演時間 約120分