骰子の眼

cinema

東京都 台東区

2017-03-23 16:15


タトゥーを纏った天才ダンサーを目撃せよ!セルゲイ・ポルーニン来日イベント開催

感情の赴くままに踊る──1900万回再生『Take Me To Church』を生で体験できる一夜
タトゥーを纏った天才ダンサーを目撃せよ!セルゲイ・ポルーニン来日イベント開催
映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 © British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなり、天才の名をほしいままにするものの、人気のピークで電撃退団。バレエ界きっての異端児セルゲイ・ポルーニンの知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』が7月15日(土)よりBunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館ほかにて公開される。映画公開に先駆け、セルゲイ・ポルーニンの来日が決定、4月27日(木)に芸術の総本山である東京藝術大学のコンサートホール、奏楽堂にてイベントを開催することが決定した。

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』の上映後、写真家のデヴィッド・ラシャペルが監督、ポルーニンが踊りYouTubeで1900万回以上も再生された『Take Me To Church』のパフォーマンスとトークイベントを行う。

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 © British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016
映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 © British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

映画で重要な役割を担い、彼の名前をバレエ以外の世界にも知らしめた『Take Me To Church』について、ポルーニンと監督のスティーヴン・カンターは次のように語っている。

「『Take Me To Church』の撮影の時、僕は空っぽになって感情の赴くままに踊った。そして、僕が捨て去ろうとしていたもののことだけ考えていたんだ。すごく悲しかったよ。それで思ったんだ。“何か変だ。僕は何かを見失っているのかもしれない”ってね。僕はダンスを愛している。だからこそ踊りたいんだと自覚しなきゃならなかったんだ」(セルゲイ・ポルーニン)

「映画の撮影当時、セルゲイはメディアからの悪評に傷つき、とてもナーバスになっていた。そんなとき、彼の親友の振付で『Take Me To Church』を撮影した。彼にとってはセラピーのようなもので、とても特別なものになったと思う」(スティーヴン・カンター[映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』監督]

▼Sergei Polunin, "Take Me to Church" by Hozier, Directed by David LaChapelle

セルゲイ・ポルーニンの来日は2011年の公演以来6年ぶり。ロイヤル・バレエ団脱退を経て、ロシアへの移住、ダンサーを支援する組織“プロジェクト・ポルーニン”の発足など、人生の新たなフェーズに入ったポルーニン。今回のイベントは、もがき、踊る、天才の姿を目撃することのできる貴重な機会となっている。

また今回のイベント情報と合わせて、映画の新たなビジュアルと予告編も公開された。


▼映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』新ビジュアル
映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 © British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016

▼映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』予告編



映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
ライブプレミアイベント with セルゲイ・ポルーニン

日時:2017年4月27日(木)18:30開場/19:00開映
会場:東京藝術大学奏楽堂(台東区上野公園12-8)
出演:セルゲイ・ポルーニン
プレゼンテーター:箭内道彦
上映作品:『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
料金:2,500円(全席指定)
主催:アップリンク、パルコ
共催:東京藝術大学美術学部デザイン科映像・画像研究室、東京藝術大学演奏芸術センター

【チケット発売】4月1日(土)AM10:00より、イープラスチケットぴあにて販売開始



出演:セルゲイ・ポルーニン

1989年、ウクライナ・ヘルソン生まれ。幼いころからバレエの才能を発揮し、貧しい家庭環境でありながらもキエフ国立バレエ学校に入学。2003年、13歳でルドルフ・ヌレエフ財団の後援を受け英国ロイヤル・バレエスクールに入学。ロイヤル・バレエ団脱退後はロシアの著名なダンサー、イーゴリ・ゼレンスキーに招かれ、スタニスラフスキー・ネミロヴィチ=ダンチェンコ記念音楽劇場(モスクワ音楽劇場バレエ)とノヴォシビルスク国立オペラ劇場バレエ団のプリンシパルとなった。また、ゼレンスキーが芸術監督を務めるバイエルン州立バレエ(ミュンヘン・バレエ)で「常任ゲスト・アーティスト」となっている。現在はダンサーを支援する組織“プロジェクト・ポルーニン”を発足。2017年3月には、“プロジェクト・ポルーニン”と題した自身のプロデュース公演が同劇場にて開催された。映画出演も決定しており、ケネス・ブラナー監督、ジョニー・デップ主演の『オリエント急行殺人事件』、ジェニファー・ローレンス主演『Red Sparrow』、レイフ・ファインズ監督によるヌレエフの伝記映画『The White Crow』などが待機中。

プレゼンター:箭内道彦

クリエイティブディレクター 東京藝術大学美術学部デザイン科准教授 1964年 福島県郡山市生まれ。博報堂を経て、2003年「風とロック」設立。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめ、既成の概念にとらわれない数々の広告キャンペーンを手がける。また、若者の絶大な人気を集めるフリーペーパー「月刊 風とロック」の発行、故郷 福島でのイベントプロデュース、テレビやラジオのパーソナリティ、2011年大晦日のNHK紅白歌合戦に出場したロックバンド猪苗代湖ズのギタリストなど、多岐に渡る活動によって広告の可能性を常に拡げ続けている。2015年4月、福島県クリエイティブディレクターに就任。2016年春に開局した「渋谷のラジオ」(FM87.6MHz)の理事長も務める。




映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
2017年7月15日(土)より、Bunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

<ヌレエフの再来>と謳われる類まれなる才能と、それを持て余しさまよう心―― 19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなるも、人気のピークで電撃退団。バレエ界きっての異端児の知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。

監督:スティーヴン・カンター
『Take Me To Church』演出・撮影:デヴィッド・ラシャペル
出演:セルゲイ・ポルーニン、イーゴリ・ゼレンスキー、モニカ・メイソン他
配給:アップリンク・パルコ
原題:DANCER
2016年/イギリス・アメリカ/85分/カラー、一部モノクロ/16:9/DCP

公式サイト

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