映画配給会社アップリンクが、奥渋谷にあるマイクロミニシアター『アップリンク渋谷』に次いでオープンした“オンライン・セレクトシネマ”『アップリンク・クラウド』にて、本日11月10日より『モンサントの不自然な食べもの』『世界が食べられなくなる日』『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』という3本のドキュメンタリーの配信を開始した。また『モンサントの不自然な食べもの』については、11月10日(木)17:00から13日(日)13:59までの3日間の期間限定で、実質無料上映となるプロモーションコードが発行される(プロモーションコード:TPPMNSNT)。
『アップリンク・クラウド』URL
http://www.uplink.co.jp/cloud/
次期アメリカ大統領に、ヒラリー・クリントン氏よりも徹底してTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に反対の立場をとってきたドナルド・トランプ氏が決定しました。日本の与党は、それでも基本的に関税や貿易障壁を撤廃しグローバル企業のビジネスを加速させるTPPを推し進めようとしています。
2012年にアップリンクでは「IMAGINE after TPP ── 未来について、映画を通して一緒に考えよう、わたしたちの暮らし」と銘打って、「TPP映画祭」を開催しました。
その「TPP映画祭」でプレミア上映されたのが、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を占めるモンサント社を追ったドキュメンタリー作品『モンサントの不自然な食べもの』です。モンサント社は今年ドイツの医薬・農薬大手バイエルに買収され、さらに巨大なアグロバイオ企業となっています。
TPPの締結により、日本に多くの外国の作物だけでなく、遺伝子組み換え種子も輸入されるようになり、遺伝子組換え食品の表示義務も脅かされます。
自社の利益のためなら政府をも動かそうとするグローバル企業が開発し、世界に販売する遺伝子組み換え作物。アップリンクでは、その安全性について考えようということで、3本のドキュメンタリー作品、『モンサントの不自然な食べもの』『世界が食べられなくなる日』『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』を、オンライン映画館『アップリンク・クラウド』で上映します。
『モンサントの不自然な食べもの』
世界の胃袋を握ること、それがモンサントのビジネス戦略。農業大国フランスで150万人が観た「食」、ひいては「いのち」をめぐるドキュメンタリー。ヨーロッパ各国のGMO(遺伝子組み換え作物)政策にも大きな影響を与えた作品。
監督:マリー=モニク・ロバン
2008年/フランス、カナダ、ドイツ/109分
原題:Le monde selon Monsanto
価格:500円(購入後の視聴可能時間は72時間)
★3日間限定無料プロモーションコード:TPPMNSNT
(2016/11/10 17:00~2016/11/13 13:59まで有効)
『世界が食べられなくなる日』
世界初、遺伝子組み換え作物を与えたラットの長期実験にカメラが密着。20世紀に生まれた“遺伝子組み換え"と“原子力"の意外な共通点……。暴走する2つのテクノロジー、その先にどんな世界が待っているのだろうか?
監督:ジャン=ポール・ジョー
2012年/フランス/116分
原題:Tous cobayes?
価格:500円(購入後の視聴可能時間は72時間)
『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』
イクメンパパが子どもの食の安全を守るため、遺伝子組み換え食品について世界中でインタビューを敢行したドキュメンタリー。遺伝子組み換え市場シェア90%のモンサント本社や、種を保管する種子銀行の冷凍貯蔵庫などを取材し、食産業の実態に迫る。
監督:ジェレミー・セイファート
2013年/アメリカ、ハイチ、ノルウェー/85分
原題:GMO OMG
価格:500円(購入後の視聴可能時間は72時間)