ナレーションにベン・ウィショー、音楽はディアハンターのブラッドフォード・コックス『ティーンエイジ』
日本未公開の青春映画を集めた注目作を観ることができる「青春映画学園祭」が開催される。9月17日(土)の前夜祭では、『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督1991年の作品『スラッカー』が渋谷TOEIにて特別上映され、10月8日(土)、9日(日)の二日間ユーロライブにて青春を感じる映画6本が一挙上映される。上映作品はもちろん全てオリジナル日本語字幕付き!
この学園祭を主催するのは、日本未公開・未発売の映画を紹介するサイト運営や不定期で日本未公開の作品を中心とした上映会を開催しているGucchi's Free School。注目してほしいのは学園祭で販売される雑誌兼パンフレット「ムービーマヨネーズ 創刊号」。上映全作品の作品評に、『ビヨンド・クルーレス』引用リスト&作品レビューなど掲載し全108ページの大ボリューム!会場では、特別価格500円で販売とのこと。その他、SLACKERオリジナルバッヂや、トートバック、ペンケースなども販売される。
また、「青春映画学園祭」では青春らしく自作の偽IDを持参すると割引が適応される「偽ID割」が実施される。これは青春映画でよくみられる“IDを偽造して大人のふりをする”シーンへのオマージュであり、本物の学生証を提示しても割引にならないのでご注意を。
青春映画学園祭<前夜祭>
日程:2016年9月17日(土)20:45開場、21:00開演
会場:渋谷TOEI(東京都渋谷区渋谷1−24−12)
料金:一般1,800円、学園割1,500円(年齢を問わず制服を着ている方、偽IDをお持ちの方限定)
【来場者全員プレゼント】B3版ミニポスター兼スラッカーすごろく
▼『スラッカー』Slacker
インディーズ映画の雄リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)が描く青春映画。 後世に絶大な影響を与え( ケヴィン・スミスなど)、のちに監督する事となる傑作『バッド・チューニング』の関連も随所に見て取れる 90年代インディペンデント映画の歴史的な一本!
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
キャスト:リチャード・リンクレイター、ケイシー・マッカートニー、ルディ・バスケス
音楽:デニス・モンゴメリー
青春映画学園祭
日程:2016年10月8日(土)、10月9日(日)
会場:ユーロライブ(ユーロスペース内/渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)
料金:一般1,500円、学園割1,300円(年齢を問わず制服を着ている方、偽IDをお持ちの方限定)
1日目券 4,300円(雑誌兼パンフレット付き)
2日目券 3,000円(雑誌兼パンフレット付き)
全日券 6,800円(雑誌兼パンフレット付き)
▼『タナーホール』Tanner Hall
2016年10月8日(土)11:00~
全寮制の女子校を舞台に、最高学年を迎えた4 人の女子高生が繰り広げる青春ストーリー。主演に『キャロル』 のルーニー・マーラ、友人役に『ルーム』のブリー・ラーソンなど、今をときめくイギリス人女優の競演がまぶしい女子映画。
監督・脚本:フランチェスカ・グレゴリーニ、タチアナ・ヴォン・ファーステンバーグ
キャスト:ルーニー・マーラ、ブリー・ラーソン、ジョージア・キング、エイミー・ファーガソン
音楽:ロジャー・ニール
▼『ハイスクール マリファナ大作戦』HIGH SCHOOL
2016年10月8日(土)13:10~
抜き打ち薬物検査を無きものにしようと、マリファナ入りブラウニーを配ってハイスクール全校生徒を“ハイ” にする前人未到の大作戦に打って出るド直球ハイスクール・ストーナー・コメディ! もちろん先生方もみんなハ イ! キマりまくっているドラッグ・ディーラー役エイドリアン・ブロディの歴史的怪演も光る。
監督・脚本:ジョン・ストールバーグ・Jr.
キャスト:マット・ブッシュ、ショーン・マークエット、エイドリアン・ブロディ、マイケル・チクリス
音楽:ザ・ニュートン・ブラザーズ
▼『ビヨンド・クルーレス』Beyond Clueless
2016年10月8日(土)15:20~『ビヨンド・クルーレス』
映画『クルーレス』が公開された 1995 年から 2004 年『ミーン・ガールズ』までのティーン映画を収集、分析し たドキュメンタリー。引用された映画はなんと約200本!
監督・脚本・編集:チャーリー・ライン
ナレーター:フェアルーザ・バーク
音楽:サマーキャンプ
▼『ティーンエイジ』Teenage
2016年10月9日(日)11:00~
イギリスの作家ジョン・サヴェージの著作を基に、ティーンエイジャーの歴史を当時の映像と再現映像とを織り 交ぜて綴ったドキュメンタリー。ナレーションにベン・ウィショーやジェナ・マローンを起用し、人気ロックバンド、ディアハンターのボーカルのブラッドフォード・コックスが音楽を担当した。
監督・脚本:マット・ウルフ
ナレーション:ベン・ウィショー、ジェナ・マローン、ジュリア・ハマー
音楽:ブラッドフォード・コックス
▼『シスターフッド・オブ・ナイト 夜の姉妹団』The Sisterhood of Night
2016年10月9日(日)12:50~
アメリカの作家スティーヴン・ミルハウザーの短編『夜の姉妹団』が原作の本作。監督のキャリン・ウェクター は本作が長編デビュー作となる。オカルト青春映画の傑作『ザ・クラフト』を彷彿とさせる、現代的なコミュニケーションツールである SNS を介して描かれる黒魔術系青春サスペンス映画!
監督: キャリン・ウェクター
原作: スティーヴン・ミルハウザー
脚本: マリリン・フー
キャスト: ジョージー・ヘンリー、カーラ・ヘイワード、ローラ・フレイザー、カル・ペン、ウィラ・カスレル・タットルマン、オリヴィア・デヨング、ジェシカ・ヘクト
音楽: クリスタル・メソッド、トビアス・エンハス
雑誌兼パンフレット「ムービーマヨネーズ 創刊号」
雑誌兼パンフレットとして全108ページの大ボリュームで発売。会場では、特別価格500円で販売。
■作品評:黒岩幹子(boidマガジン/編集者/ライター)、篠儀直子(翻訳者)、柴田元幸(翻訳者)、三宅唱(映画監督)、門間雄介(編集者/ライター)、山崎まどか(コラムニスト)
■特別講義=『ウェット・ホット・アメリカンサマー』トークショー再録/松岡葉子(字幕翻訳者)
■『ビヨンド・クルーレス』チェックリスト&(ほぼ)全作レビュー:鈴木わたる/高柳翼/関澤朗/則定彩香/mika/Shimayoshi Yuka
■翻訳者こぼれ話:伊藤めぐみ(『タナーホール』)/井上牧子(『スラッカー』)/上條葉月(『シスターフッド・オブ・ナイト 夜の姉妹団』、『ティーンエイジ』)/森彩子(『ビヨンド・クルーレス』and more)/NAO(『ハイスクール マリファナ大作戦』)
■その他コラム、イラスト等:工藤鑑/高橋美希/新堀太一/本庄真理子/むぎほ/Kenji Komine(LSTNGT)/indo/Yuko Kagawa/Yumi Aita/YUSEI SAGAWA(アートディレクター)
(敬称略)