いよいよ最後のお店紹介となる「スロー・カフェめぐり」、今回は少し趣旨を変えてコーヒー=カフェではなく、立ち呑みBarとしてスローなライフスタイルを提案している渋谷新南口にある「キミドリ」を紹介します。
■キミドリ(渋谷)
http://www.kimidori.info/
「オーガニック&エコロジーとライフスタイル」をテーマにアースデイ』『ナチュラル・ハイ』など、数多くのイベントを、企画や運営をしている「アースガーデン」が、より身近に感じられるよう日常にアクセスしやすい場所としてキミドリは約2年半前に作られました。
店内の中央にはコの字型のカウンターがあり、それに寄り添って人が肩を並べる作りになっています。きっと、混雑している時は肩が触れ合ってしまいそうな小さなお店。女性スタッフが作ったという手作りの電飾がとても可愛く、全体にまったりとした雰囲気があります。
最近増えてきたLOHASや、スローをテーマにしたレストランの中で立ち呑みBarというスタイルはとても新鮮に感じますが、コンセプトはどういった発想から生まれたのでしょうか?
「せまいところでも人と人がたくさん集まってワイワイ出来る。立ち呑みBarというスタイルにしたのは、1人でも気軽に入れ、スタッフや他のお客様と距離が近いのでお互い情報交換ができます。人と人がつながれる場所が最初のテーマでした」
アースガーデン、キミドリ自体の考え方は、楽しくなければ続かない。なのでまず、「楽しむこと」がテーマだそう。
「『楽しむこと』をテーマにいろいろなイベントを主催してます。たとえば、アースガーデンが主催するナチュラルハイは“アウトドア&ナチュラル”をテーマに今年5月に山梨県道志村で開催されたキャンプ in フェスティバルです。
自然との触れ合いの中で音楽やMy箸や藍染めの服作りなど体験する様々なワークショップに参加する。楽しみながら自然への理解を深めていく。まずは自分が楽しまないと笑顔になれない。楽しむ事が継続するための大きな要素だと思います」
「楽しむ事」と「続ける事」は、じつはとても密接な関係なのですね。
アジアを中心に世界を旅した川上ハルさんは、海外と日本との環境問題への意識の温度差に驚いたそう。『おいしいコーヒーの真実』を観て、こう感想を頂いてます。
「ヨーロッパとエチオピアの温度差の描き方がとても楽しくて、テンポよく最後まで観れました。
もともと興味があったフェアトレード問題でしたが、1杯約3円しか生産者の手に渡らない事や、流通の仕組みなどを全く分からなかったのでとても参考になりました。
これを観たおかげで、コーヒーを飲む度にすこし考える様になりました。
ドキュメンタリーというと少し固い印象がありましたが、難しい内容ではな
かったので入りやすいです。コーヒーを毎日飲む人に観てもらいたいと思いました」
(写真・文 松下香奈子)
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■キミドリ(渋谷)
http://www.kimidori.info/
東京都渋谷区渋谷3-12-24 小池ビル[地図を表示]
TEL:03-5468-3289
営業時間:平日 11:30~24:00(lunch〜15:00 bar17:00~)
土曜 18:00~24:00
定休日:日曜定休
【おとく情報】
「キミドリ」では、映画『おいしいコーヒーの真実』の公開記念として前売り券(半券含む)をご提示頂いた方に、コーヒーを100円で提供致します(ランチタイムにお弁当をご購入された方に限ります)期間:6月31日まで