骰子の眼

cinema

2015-08-26 19:00


ヴェネチア映画祭上映作を日本でもいち早く観られる!ヴァーチャル映画祭「Sala Web」

オリゾンティ部門とカレッジシネマ部門から計15作品配信、鑑賞パス3名様にプレゼント
ヴェネチア映画祭上映作を日本でもいち早く観られる!ヴァーチャル映画祭「Sala Web」

フランスのビデオ・オン・デマンド・サービス、フェスティバル・スコープが9月2日から12日まで開催される第72回ヴェネチア国際映画祭のワールド・プレミア上映作品が現地での上映後すぐに有料で鑑賞できる配信サイト「Sala Web」をオープン。webDICEでは、日本からも各作品を観ることができるこのサイトについて紹介するとともに、5作品鑑賞可能なフェスティバル・パスのプレゼント企画を実施する。

「Sala Web」とは?

フェスティバル・スコープは、ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭など世界各国の映画祭のVOD配信サービスを担当。映画祭に出品されたものの各国の配給が決まらないような作品を、より多くの人々に観てもらいたいというコンセプトで「ヴァーチャル映画祭」を実施している。ヴェネチア国際映画祭と提携したこの「Sala Web」は今年で4回目を迎える。

今回は、ヴェネチア国際映画祭において映画の新しい潮流を紹介する「オリゾンティ部門」から12作品、そしてベネチア・ビエンナーレが新人監督育成のためのワークショップから選出・製作費を支給する「ビエンナーレ・カレッジシネマ部門」からの3作品の合計15作品を鑑賞することができる。「ビエンナーレ・カレッジシネマ部門」に選ばれた日本の長谷井宏紀監督の『Blanka』のほか、ブラジル、ウルグアイ、イラン、アルジェリア、イスラエル、インドなど様々な地域から、今後の活躍が期待される監督による作品が集まっている。

料金は1作品4ユーロ(549円)で1回鑑賞可能。10ユーロ(1,373円)のフェスティバル・パスを購入すると、お好きな5作品が鑑賞可能のほか、6作品目からは2ユーロ(274円)で鑑賞することができる。

配信は各作品の現地での上映日の21時(アメリカ東部標準時)から5日間。英語作品以外のすべての作品は英語字幕付での配信、『Madame Courage』は英語・イタリア語・フランス語字幕、『Interruption』は英語・イタリア語字幕での配信となる。残念ながら日本語字幕はついていないが、日本での配給がなかなか難しい若手映画作家の小規模の作品を観ることのできる貴重な機会だけに、ぜひチェックしてみてほしい。

「Sala Web」公式サイト
https://boxoffice.festivalscope.com/

第72回ヴェネチア国際映画祭公式サイト
http://www.labiennale.org/en/Home.html


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「Sala Web」鑑賞の仕方

■フェスティバル・スコープのアカウントを所得のうえ、バーチャル・チケットを購入すると鑑賞が可能です。アカウント作成は下記より。
https://home.festivalscope.com/account/create

■チケットのお支払いには、デビットカード/クレジットカード(VISA、マスターカード、アメリカンエキスプレス) そしてペイパルが使用可能です。

■各作品の鑑賞可能期間は5日間です。配信開始日は作品により異なります。

■各作品は1回鑑賞可能、途中で再生を停止した場合は、配信期間中いつでも再鑑賞可能です。

■その他の詳細は下記、公式サイトFAQ(英語)をご確認ください。
https://boxoffice.festivalscope.com/page/faq


5作品鑑賞可能なフェスティバル・パスを
3名様にプレゼント!

本年度の「Sala Web」スタートにあたり、お好きな5作品を鑑賞できるフェスティバル・パス(10ユーロ相当)を3名様にプレゼントいたします。下記応募方法をご確認のうえ、ふるってご応募ください。

【応募方法】

webDICE編集部宛にメールでご応募ください。

■メール送付先

webDICE編集部
info@webdice.jp

■件名を「Sala Web」としてください

メール本文に下記の項目を明記してください

(1)お名前(フリガナ)(2)お名前のアルファベット表記[映画祭よりパスをメールでお送りする際に必要ですので、かならずご記入ください](3)電話番号 (4)メールアドレス (5)ご職業 (6)性別 (7)応募の理由

■応募締切り: 2015年9月1日(火)午後6:00

当選の方には9月1日(火)中にwebDICE編集部よりメールでご連絡差し上げます。フェスティバル・パスは、9月2日の映画祭スタートに合わせてフェスティバル・スコープより直接メールにてお送りいたします。




【オリゾンティ部門作品】

『Neon Bull (Boi Neon) 』
9月3日より配信

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監督:ガブリエル・マスカロ
ブラジル、ウルグアイ、オランダ/101分/ポルトガル語

ブラジル北東部でスタイリストになることを夢見る牛飼いの青年を描いた物語。ガブリエル・マスカロ監督は、2013年リオの富裕層の生活に焦点を当てたドキュメンタリー『Um Lugar ao Sol』を手がけている。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/neon-bull




『Italian Gangsters』
9月3日より配信

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監督:レナート・デ・マリア
イタリア/87分/イタリア語

昨年も同部門で『La vita oscena』が出品されたレナート・デ・マリア監督が、イタリアの暗黒街を舞台に30年にわたる暴力の変遷を描きイタリアの犯罪史に迫るドキュメンタリー。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/italian-gangsters




『Tharlo』
9月5日より配信

tharlo

監督:ペマ・ツェテン
中国/120分/中国語

『オールド・ドッグ』が2011年の東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したチベットのペマ・ツェテン監督の新作は自らが執筆した短編小説に基づき、青海省で撮影された、若い羊飼いを描く作品。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/tharlo




『Pecore In Erba』
9月6日より配信

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監督:アルベルト・カヴィリア
イタリア/86分/イタリア語、ドイツ語、英語、中国語

『ザ・ライト』などの作品にスタッフとして携わっていたカヴィリア監督のデビュー作。2006年7月、漫画家、ファッション・デザイナー、小説家、人権活動家として活動する男レオナルド・ズリアーニの失踪事件をきっかけにおこる騒動を描き出す。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/pecore-in-erba




『Wednesday, May 9』
9月7日より配信

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監督:ヴァヒド・ジャリルバンド
イラン/102分/ペルシャ語

俳優として、そしてドキュメンタリー作家として活動してきたヴァヒド・ジャリルバンド監督の長編第1作。ある男がテヘランの新聞朝刊に出した貧しい人に1万ドルを寄付するという広告をきっかけにした人間模様が描かれる。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/wednesday-may-9




『Madame Courage』
9月7日より配信

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監督:メルザック・アルアッシュ
アルジェリア、フランス/90分/アラビア語

カンヌ国際映画祭ある視点部門出品の『The Tepentant』などで知られるアルアッシュ監督の新作は、アルジェリアのモスタガネムの郊外のスラムに住み、「Madame Courage」と呼ばれるドラッグの中毒になった孤独なティーンエイジャーが主人公。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/madame-courage




『Interruption』
9月8日より配信

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監督:ヨルゴス・ゾイス
ギリシャ、フランス、クロアチア/109分/ギリシャ語

2012年の同映画祭で『ティトリ・テルス(エンド・タイトル)』が最優秀短編映画を受賞。「人生とアート」をテーマとするゾイス監督が、古代ギリシャ悲劇を上演する劇場を舞台にした最新作。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/interruption




『Why Hast Thou Forsaken Me? (Lama Azavtani)』
9月8日より配信

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監督:ハダル・モラグ
イスラエル、フランス/94分/ヘブライ語、アラビア語

学生時代に制作した『SILENCE』が2008年のカンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門で上映され高い評価を受けたモラグの長編デビュー作。社会から取り残された少年ムハンマドとバイクに乗る放浪者グレーヴィチとの出会いを映し出す。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/why-hast-thou-forsaken-me




『Mate-me Por Favor』
9月9日より配信

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監督:アニタ・ロチャ・ダ・シルヴェイラ
ブラジル、アルゼンチン/101分/ポルトガル語

ブラジル出身のシルヴェイラ監督が自身の10代の記憶と感情をベースに、殺人事件に悩まされるリオ・デ・ジャネイロの高級住宅街バーハ・ダ・チジュカとそこに住む15歳の少女ビアの生活を描くドラマ。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/mate-me-por-favor




『Tempete』
9月9日より配信

tempete

監督:サミュエル・コラーデイ
フランス/89分/フランス語

撮影監督としても活動し、前作『リトル・ライオン』ではセネガルのサッカー少年をテーマにしたコラーデイ監督の新作。フランスの小さな港町を舞台に、36歳の船乗りが海と自らの家族のどちらを選択するかを迫られる。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/tempete




『Interrogation (Visaaranai)』
9月10日より配信

interrogation

監督:ヴェトリ・マーラン
インド/106分/タミル語、テルグ語

タミルの映画界で活動してきたマーラン監督による初のタミル語映画。いわれのない罪により州警察によって拘束され拷問を受けた移民のグループを開放するために、ある警官が公聴会で発言することを決意する。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/interrogation




『Free In Deed』
9月11日より配信

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監督:ジェイク・マハフィー
アメリカ、ニュージーランド/98分/英語

『Wellness』が2012年のSXSWドラマ部門審査委員賞を受賞するなどインディペンデント映画界で活躍するマハフィー監督の第3作。孤独なペンテコステ派の牧師のいるとある教会に、シングルマザーが不治の病となった息子を連れてくる。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/free-in-deed




【ビエンナーレ・カレッジシネマ部門作品】

『Blanka』
9月5日より配信

blanka

監督:長谷井宏紀
日本/75分/フィリピン語(タガログ語)

CHARAやUAなどのミュージック・ビデオを手がけ、セルゲイ・ボドロフ監督『モンゴル』では俳優としても出演する長谷井宏紀監督の初長編作。フィリピン・マニラの路上で生きる子供達を主人公にしたロードムービー。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/blanka




『Baby Bump』
9月3日より配信

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監督:クバ・チェカイ
ポーランド/85分/ポーランド語、英語

『Don’t Be Afraid of the Dark Room』(2009年)『Twist & Blood』(2010年)が京都国際学生映画祭の長編部門グランプリを連続受賞したチュカイ監督の新作。11歳の少年ミッキー・ハウスを巡る物語。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/baby-bump




『The Fits』
9月4日より配信

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監督:アナ・ローズ・ホルマー
アメリカ/71分/英語

2010年NYを舞台にしたドキュメンタリー『Twelve Ways to Sunday』を発表。2015年フィルムメーカー・マガジンが選ぶ「25人のインディペンデント映画界の期待の新人」に選ばれたホルマー監督。放課後のダンスチームに参加したシンシナティに住むおてんばな少女トニーの友情とダンスへの情熱を描く。

詳細は下記より
https://boxoffice.festivalscope.com/film/the-fits




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