知られざるクルド難民の事実や難民一家と日本政府の壮絶な活動を追ったドキュメンタリー『バックドロップ・クルディスタン』。
クルド人は国家を持たない世界最大の少数民族で、2000万人~3000万人と推定されている。その地理的状況から常に周辺諸国の争いに巻き込まれていた。日本でも、90年代からクルド難民が入国し始め、現在では埼玉県を中心に500人が日本で暮らしている。しかし、トルコ系クルド人の難民申請は日本国内では未だに1件も認められていない。
本作品は、24歳の新鋭監督がクルド難民の一家を追いかけ、3年の月日をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー。山形国際ドキュメンタリー映画祭で3部門を受賞するなど、いま話題の作品がついに公開される。
『バックドロップ・クルディスタン』7月5日(土)ロードショー
http://www.back-drop-kurdistan.com/
日本/2007年/カラー/DV/102分
監督:野本大
制作:バックドロップフィルム