10代の映画監督による作品だけを上映する映画祭「10代の映画祭」が昨年に続き、渋谷アップリンクで8月8日(土)に開催。現在、公式ホームページで出品作品を募集している。
この映画祭の企画から運営のすべてを手掛けるのは、現在17歳・高校2年生の安藤勇作くん。昨年は、A・Bプログラム計6作品を上映、同世代の若者から大人の観客まで、幅広い客層が来場した。入場料金(1プログラム学生1,300円/一般1,800円、両プログラムで学生2,000円/一般2,500円)を設定しての映画祭開催に踏み切ったのには「10代による映像制作が『遊び』と見られがちなのを払拭したい」との思いがあったという。「出品した監督がみんな本気で映像制作に臨んでいる、その本気度を体感してくださってるお客さんがいらっしゃったのが嬉しかったです」。
「10代の映画祭」の安藤勇作くん
「映画に限らず、イラストレーションやアニメでも、10代のクリエイターが認められるために、作品をより簡単に世の中に発表していくうえで、インターネットの力は欠かせません。ネット上にアップしてURLを配布することで拡散させることができるのが、10代の作る映画の特徴だと思います」。実際に今回の映画祭でも、応募者は自身の作品をYoutubeに限定公開でアップロードの上、URLを送付することが応募条件になっている。
第2回の開催となる今回は、「これは映画ですか?」をキーワードに、〈10代による映画を世の中に発信する〉という「10代の映画祭」のコンセプトをより明確にしていきたい、と安藤くんは語る。「世の中の人が思う『映画っぽさ』というのを考えずに、自分が映画だと思ったものを送ってきてほしいです。映画の歴史が続いてきたなかで、ここ最近その『映画っぽさ』が凝り固まっている印象があるので、それを壊したい。そんな思いを持つ監督さんには、ぜひ出品してもらいたいです」。応募締切は6月12日、詳細は下記まで。
【募集要項】
募集期間:2015年6月12日(金)まで
応募方法:作品はYoutubeに限定公開でアップロードの上、URLでこちらが閲覧できるようにしてください。 作品の応募には作品と作品情報を下記の応募フォームに送信してください。
応募条件:
・上映時間(エンドロール含む)が3分から30分以内の作品であること。
・作品の監督が2015年4月1日の時点で10代であること(制作スタッフに10代以外がいても、監督が10代ならば応募可能)
・作品の著作権が作者に帰属していること。
「10代の映画祭」
2015年8月8日(土)渋谷アップリンクにて開催
【「10代の映画祭」公式サイト】
http://www.10eiga.com/
【アップリンク公式サイト】
http://www.uplink.co.jp/
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