『pink』『リバーズ・エッジ』『うたかたの日々』や映画化された『ヘルタースケルター』などで知られる漫画家・岡崎京子の初の大規模な展覧会『岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ』が東京・世田谷区の世田谷文学館で1月24日(土)より開催される。
1980~90年代のポップ・カルチャーを基調に、現代社会のマテリアリズムや歪んだ家族の問題などを軽やかに、そして真摯に描き続けてきた岡崎京子。今回の展覧会では、300点以上の原画をはじめ、学生時代のイラストやスケッチ、当時の掲載誌などが集結。1996年の不慮の事故による活動休止から19年が経つが、現在も多くの読者を魅了する岡崎京子の表現に迫る展示となっている。展示されている作品の多くは当時アトリエとしていた実家にあったものとのことで、彼女の仕事場に足を踏み入れたかのように、たっぷりと岡崎京子の世界に浸ることができる。
なお開催と同時に刊行される公式カタログも、展示されている原画のほか、単行本未収録作品や小沢健二やよしもとばなな、手塚眞らの寄稿など、充実の内容となっている。
世田谷文学館入口から2Fの展示室へ
会場入口
SCENE1 東京ガールズ、ブラボー!!
SCENE2 愛と資本主義
『pink』
SCENE3 平坦な戦場
SCENE4 女のケモノ道
『ヘルタースケルター』
『うたかたの日々』
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ
2015年1月24日(土)~3月31日(火)
世田谷文学館
会場:世田谷文学館2階展示室(東京都世田谷区南烏山1-10-10)[地図を表示]
休館日:月曜日
料金:一般=800(640)円、高校・大学生、65歳以上=600(480)円、小・中学生=300(240)円、障害者手帳をお持ちの方=400(320)円 ※( )内は20名以上の団体料金
※1月30日(金)は65歳以上無料
※「せたがやアーツカード」割引あり
※障害者手帳をお持ちの方の介添者(1名まで)は無料
主催:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
後援:世田谷区
助成:芸術文化振興基金
公式HP:http://www.setabun.or.jp/
公式カタログ
『岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ』
平凡社
2,484円(税込)
B5版
ISBN 9784582206791