大人の渋谷は「奥」にあった。webDICEがお届けする特集「奥渋谷MAP」。奥渋谷MAP vol.1はこちら、奥渋谷MAP vol.2はこちらです。
The Monocle Shop Tokyo
グローバル情報誌「Monocle (モノクル) 」による路面店。明るい店内にはモノクルのオリジナル/コラボ プロダクトが整然と並び、ガラスの向こうには編集部、さらに奥にはインターネット放送局。まるでモノクルの誌面に入り込んだような空間だ。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
富ヶ谷は、非常に利便が良く理想的な環境です。ここから、渋谷・青山・新宿まで5-10分でアクセスできる点も良いですね。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
以前は、表参道ヒルズ内にオフィス(編集部)を東京支局として構えておりました。今回の富ヶ谷移転で、ショップ編集オフィスミーティングスペースを一つの屋根の下に置き、よりモノクルを体感できる場を提供しております。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
The Forecast(モノクルの新雑誌)、スーパー コネクト ラジオ(Revoとモノクルのコラボレーション)です。
モノクル・ショップ東京
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-19-2 ルナロッサ渋谷1F[地図を表示]
電話番号:03-6407-0845
営業時間:11:00-20:00
定休日:なし
http://www.monocle.com
(ショップマネージャー:今泉惠祐)
Archivando
コンクリート打ちっぱなしのミニマムな内装には、見た目の良さと使い勝手の良さを兼ね備えた、美しい日用品が並ぶ。隙の無いディスプレイの中に、モノを選ぶ温かい目線を感じる。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
設計の仕事に携わっていた時この界隈での案件を手がけ、雰囲気の良いところ、と印象を受けました。出店に際して物件さがしをはじめ、良い物件に巡り会えたのも決め手となりました。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
設計事務所に勤めていました。店舗設計をする時は、商品配列も仕事の範疇であったので、雑貨に対して興味も深かった。 自分でお店を出すことを考えはじめ、尊敬する吉祥寺Roundaboutの小林和人氏に相談したところ、監修をお願いすることが叶い、実行に移りました。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
もちろんすべておすすめですが、プロダクトでありながらハンドメイドされているSKRUF (スクルーフ) のガラス製品です。
アルチヴァンド
住所:東京都渋谷区神山町41-5[地図を表示]
電話番号:03-5738-7253
13:00-22:00(平日)、12:00-21:00(土日祝)
定休日:水
http://www.archivando.jp
(オーナー:神谷智之)
trèfle
路地裏にさり気なく構える小さな白いフラワーショップには、淡くも深い色合いの花が並ぶ。花束やバスケットをつかったアレンジメントは、かわいらしさの中に陰影が見え隠れする。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
特になし(以前の職場は青山であり、土地勘があった)。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
飲食業です。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
花束と切り花です。
トレフル
住所:東京都渋谷区宇田川町42-10[地図を表示]
電話番号:03-6416-1300
営業時間:12:00-19:00
定休日:日
http://www.trefle-tokyo.jp/
(オーナー:木之下渉)
pivoine
芍薬=pivoineという名のショップには、アンティークや作家の雑貨、渋い雰囲気の生花が並ぶ。フラワーアレンジメント、コーヒーの注文も可能。 タイミングがよければ、店長のストック(犬)が迎えてくれる。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
下町感と洗練された感性が混じったとても魅力的な場所だったので。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
3年程前、南部鉄器で調理したこだわりの料理と自然派ワインのちいさなレストラン「aruru」をオープン。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
作家さんが作った1点1点が生み出す世界観がとてもすてきな gla-gla(ガラス作家さん)/tita(子供服・大人服)
ピボワンヌ
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-19-3 山栄ビル102 [地図を表示]
電話番号:03-3465-1193
営業時間:11:00-19:00
定休日:不定休
(店長:ストック※犬)
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
奥渋谷に新しい「カルチャー」を持ち込んだ、セレクト・ブックストアSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)。街に新しい人の流れをつくり、常にエッジの効いた企画展開により先端であり続ける。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
最初は文化度は高いが良質な本屋が無いと感じられたエリア、原宿や表参道、代官山付近への出店を考えていましたが、これらのエリアは家賃が高く本屋では採算が合わなかったので、奥渋谷や千駄ヶ谷などに希望エリアを変更しました。その後、奥渋谷の神山ストリートを歩いていた際に見つけた空き物件が現在のSPBSです。物件は当初考えていた事業構想、“出版する本屋”を建築デザインで示すことができる十分な広さがあったことで出店を決めました。また、かつて近隣に住んでいたこともあり、神山町の空気感と魅力を知っていたことも出店の決め手になりました。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
ビジネス誌「プレジデント」の編集者を経て独立。書籍・雑誌の編集や執筆、プロデュースなどを幅広く行ってきた。2007年合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS設立、CEO代表に。
シブヤ パブリッシング アンド ブックセラーズ
住所:東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F[地図を表示]
電話番号:03-5465-0588
営業時間:12:00‐24:00(月-土)、12:00‐22:00(日)
定休日:不定休
http://www.shibuyabooks.net
(オーナー:福井盛太)
SENSUOUS
世界中の水草や熱帯魚はもちろん、多種多様なデザインの水槽が揃うアクアリムショップ。水中の美しい世界に目を奪われるのは必須。プロフェッショナルなスタッフが親切に対応してくれる。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
NHKの近くだったこと(NHK関連の仕事をしていたため)。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
東急百貨店本店内ペット・観賞魚店の店長を経て独立。
水草、熱帯魚、観賞魚用品の専門店であるH2目黒店、H2豊洲店出店後、
レイアウト水槽制作工房および水草、熱帯魚、観賞魚用品のセレクトショップとしてSENSUOUS開店。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
グラスアクアリウムワークショップ(随時開催) ヤマトヌマエビ(藻類除去に万能)、侘び草(ADAの水草苔玉、置くだけで水草レイアウトが始められる)、レースプラントのアクリル標本(インテリアに)
センシュアス
住所:東京都渋谷区神山町8-2-1F[地図を表示]
電話番号:03-6407-0335
営業時間:11:00-21:00
定休日:夏季・年末・年始以外無休
http://www.h2-l.jp/
(オーナー:早坂 誠)
PROVENANCE
オーナー自らが年4回欧州(特にドイツ~北欧そしてイタリア)/米国の、特に日本人が足を踏み入れないエリアで買い付けを行う。機能美と工業美を備えたセレクトが光るヴィンテージ・ショップ。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
代々木に住んでいたので、落ち着いた雰囲気のこの界隈に親しみがあります。 いまの場所以前は富ヶ谷で営業していました。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
ニューヨークで、やはりヴィンテージ家具の販売をしていました。帰国後、自宅での準備期間を経て、出店しました。2000年ごろです。当時はイームズのヴィンテージ家具が大人気で、入荷するや平日でも構わずお客さんが買いに来たほどです。
現在はお客さんの要望を反映して、雑貨が中心になってきました。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
ヴァーナー・パントンが1990年代初頭に手がけたイケアの椅子です。 イケアはうちの店からすると対極にあるメーカーですが(笑)これはプロダクトとして興味深いものです。※商品は数量限定
プロヴィナンス
住所:東京都渋谷区神山町7-15 immeuble渋谷神山町1階 [地図を表示]
電話番号:03-3469-7633
営業時間:12:00-18:00
定休日:日祝
http://www.provenance.jp
(オーナー:早川直助)
UPLINK
奥渋谷のランドマーク的存在と言えるのがアップリンク。連日、映画上映とイベントで賑わう。3つのスペース「FACTORY」「X」「ROOM」、そして併設カフェレストラン「Tabela」、ショップ「MARKET」、展示スペース「GALLERY」。スペースはそれぞれ小さくも刺激的なカルチャー・センターである。
──出店にこの界隈を選んだ理由はなんでしょうか?
最初に事務所を構えたのは目黒です。そして渋谷の神南に引っ越しました。新宿などに比べて路面店が多く、街として魅力があったからです。次に神南から現在の場所に移転しました。神南では、事務所と上映/イベントを行う「FACTORY」が別々の場所にあり、さらにギャラリーが早稲田にありました。これらを1つにまとめたいと考えていたところ、丁度複数のフロアが借りれるビルが見つかり、ビルの1Fに「Tabela」「FACTORY」、2F「X」「ROOM」「MARKET」、そして4Fに事務所を構えました。
──現在のお店を開店させる以前はどのようなお仕事/活動でしたか?
以前はというと、寺山修司主宰の劇団「天井桟敷」で舞台監督をしていました。アップリンク設立は1987年。最初の配給作品はデレク・ジャーマン監督の『エンジェリック・カンヴァセーション』です。その後、神南に映画上映とイベントスペースの「FACTORY」をつくり、現在のような形態になりました。
──オススメの商品/メニューをレコメンドしてください。
映画を観て、「MARKET」で買い物をして、友だちと「Tabela」でおしゃべりを楽しんでもらい、アップリンクで半日楽しく過ごしてもらえればと思います。
アップリンク
住所:東京都渋谷区宇田川町37-18 [地図を表示]
電話番号:03-6825-5503
定休日:年末年始のみ
http://www.uplink.co.jp
(オーナー:浅井隆)