9月27日(土)より公開のドキュメンタリー映画『聖者たちの食卓』の公開をも迫り、この作品で描かれるインドの黄金寺院のキッチンと同じ「聖なる食卓」を体験できる東京シク教の寺院に行って見た!
今回は月に2回行われている礼拝とランガル(無料で供される食事)に参加。茗荷谷駅の近く春日通りに面したインドビザセンターの地下1Fにある寺院、そこには映画同様に黄金寺院に古くから伝わる、宗教も人種も階級も職業も関係なく、みなが公平にお腹を満たすことができる食卓の風景があった。
【シク教の礼拝のルール】
◇寺院に入る前は、手を洗い、靴を預け、足を清める。
◇宗教、階級はもちろん、女性、男性、子供が一緒に座る。
◇ターバンまたは、タオルを着用(レンタルあり)。
◇残さず全部食べること、おかわりは自由。
茗荷谷駅から5分ほどの距離にあるインドビザセンター。この地下1Fに寺院がある。
ビルの入口から地下に降りると寺院がある。
今回ガイドをしてくれた、グルセイワク君。家族で礼拝を執りしきる。
寺院を訪れるとまずは食事とお茶『チャイ・ランガル』が無料で供される。今回はカレー風味の焼きそばと、ローズの香りの甘い飲み物。
東京の『聖なるキッチン』朝早くから仕込みが行われる。すべてボランティアの方が準備をする。
『チャイランガル』を頂いたら、ホールの中へ。シク教の礼拝。パンジャーブ語で行われる。礼拝ではお祈り、キールタン(讃歌)を歌い、聖典「グル・グラント・サーヒブ」を読む。時間は約2時間半程度。
礼拝が終わると、パルシャード(小麦粉とギー油で作られた甘いもの)が配られる。
そしてランガル。順番にチャパティ、カレーなどがターリーに盛られる。
今日のメニュー。ひよこ豆とジャガイモのカレー、ライスプディング、ヨーグルト、そしてオレンジ。
東京シク教寺院では毎月、2回の日曜日に礼拝とランガルを体験できる。開催のスケジュールは公式HPに掲載される。この後、9月は14日に催される。
(2014年8月17日、東京シク教寺院にて)
シク教寺院(グル ナーナク ダルバール 東京)
東京都文京区大塚3-5-4 茗荷谷ハイツ地下1階
公式サイト:
http://www.sikhjapanese.blogspot.jp/p/blog-page.html
【関連記事】
[骰子の眼]『murmur magazine』編集長服部みれいさんと『聖者たちの食卓』ウィチュス監督が語る私たちの食に必要なこと(2014.9.5)
http://www.webdice.jp/dice/detail/4371/
映画『聖者たちの食卓』より
映画『聖者たちの食卓』
2014年9月27日(土)より、渋谷アップリンク、新宿K's cinemaモーニング
ほか全国順次公開
監督:フィリップ・ウィチュス、ヴァレリー・ベルト
2011年/ベルギー/65分/カラー/16:9/原題:Himself He Cooks
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/seijya/
公式Facebook:https://www.facebook.com/HimselfHeCooks.jp
公式Twitter:https://twitter.com/uplink_els