『未来の食卓』より
“「いただきます」から世界と変えよう”をテーマに、食に関するドキュメンタリーを集めた『沖縄まーさん映画祭』が5月17日(金)から5月19日(日)まで沖縄・桜坂劇場で開催される。「まーさん」とは沖縄の方言で「おいしい」という意味。『沖縄まーさん映画祭』は、遺伝子組み換え作物などを題材にしたドキュメンタリー映画を通じて、おいしい食べものの裏側を知ることで、世界を変えていくことのできる知識と意見の集まる場として発信していく。
6月8日(土)から全国ロードショーとなる『世界が食べられなくなる日』の沖縄先行上映や、昨年の第25回東京国際映画祭で上映され話題を呼んだ『聖者からの食事』など、見逃せないラインナップとなっている。
映画祭の開催を記念して、島やさい料理とオーガニックワインのレストラン「浮島ガーデン」や桜坂劇場からほど近い「インド食堂」で食のコラボ企画も行われる。最終日にはオーガニック野菜を販売する「ハルサーズマーケット」の同時開催も予定されている。
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐって、安倍総理が3月に交渉に参加することを公式に表明、7月に日本の交渉参加が見込まれるなか、TPP参加で食の安全が脅かされるという声が上がっている現在、食と私たちの生活を守るためにできることを、これらのドキュメンタリーを観て考えてみてはいかがだろうか。
『世界が食べられなくなる日』
※沖縄先行上映!
遺伝子組み換え食品を食べつづけるとどうなるのか?“原発”と“遺伝子組み換え”という、いのちの根幹を脅かす二つのテクノロジーの関係性を浮き彫りにするドキュメンタリー。
監督:ジャン=ポール・ジョー
(2012年/フランス/118分)
『Planeat』
※沖縄初上映!
健康リスクを減らし、環境にもやさしい食のために、どんな選択をすべきか?その答えを求めて3人の科学者が人生をかけた研究を追う。オーガニック農園のいきいきとした野菜、人気ベジレストランのシェフやすばらしい料理の数々も登場する。
監督:Or Sgkimi, Shelley Lee Davies
(2010年/イギリス/72分)
『未来の食卓』
食卓から始まった小さな奇跡が、人々の幸せを紡いでいく南フランス・バルジャック村のオーガニックブームを巻き起こしたドキュメンタリー!
監督:ジャン=ポール・ジョー
(2008年/フランス/112分)
配給:アップリンク
『聖者からの食事』
インドの黄金寺院で、毎日約10万食が無料で巡礼者や訪問者に提供される、聖なる場所の一日を描く。膨大な食事を無駄なく用意する神々しい手さばきと、無償で働く人々の厳かな存在を静かに美しい映像で映し出す。
監督:ヴァレリー・ベルトー、フィリップ・ウィチュス
(2011年/ベルギー/65分)
『モンサントの不自然な食べもの』
※アンコール上映
世界の遺伝子組み換え作物市場の90%をシェアするグローバル企業モンサント社を追ったドキュメンタリー。TPP交渉参加が表明された今、必見の一作。
監督:マリー=モニク・ロバン
(2008年/フランス=カナダ=ドイツ/108分)
配給:アップリンク
『よみがえりのレシピ』
※沖縄初上映
日本の農業を巡るドキュメンタリー。在来作物の存在に光を当てた「アル・ケッチャーノ」の奥田政行オーナーシェフ、焼畑農法を研究する江頭宏昌准教授、そして種を守り続ける生産者らの姿を通し、食と農業の豊かな関係を探る。
監督:渡辺智史
(2011年/日本/95分)
配給:「よみがえりのレシピ」制作委員会
『沖縄まーさん映画祭』
2013年5月17日(金)~5月19日(日)
料金:一般:前売券 1,200円/当日券 1,500円
小学生:前売&当日券共に 1,000円
プレイガイド:桜坂劇場窓口、浮島ガーデン、ファミリーマート・イープラス
5月17日(金)
19:30『世界が食べられなくなる日』
5月18日(土)
13:00『Planeat』
14:40『未来の食卓』
17:00『聖者からの食事』
18:30『モンサントの不自然な食べもの』
5月19日(日)
11:00『モンサントの不自然な食べもの』
13:15『世界が食べられなくなる日』
15:45『よみがえりのレシピ』
公式facebook:https://www.facebook.com/OKINAWA.maasan
▼『世界が食べられなくなる日』予告編
▼『Planeat』海外版予告編
▼『聖者からの食事』海外版予告編
▼『モンサントの不自然な食べもの』予告編
▼『未来の食卓』予告編
▼『よみがえりのレシピ』予告編