ジャーナリスト岩上安身氏(左)と『世界が食べられなくなる日』ジャン=ポール・ジョー監督(右)によるIWJ収録の模様。監督は今回の来日取材時、毎回インタビュアーを撮影していた。
6月8日(土)より公開となる『世界が食べられなくなる日』のジャン=ポール・ジョー監督が来日。ジャーナリスト岩上安身氏によるインターネット報道メディアIWJに出演し、岩上氏のインタビューに答えた。『世界が食べられなくなる日』は、2012年9月に専門誌に発表され、フランスをはじめとしてヨーロッパ諸国そして世界中に大きな波紋を投げかけた、ラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)を与えた2年間の長期実験の結果と、福島第一原発事故後の福島での取材をもとに、遺伝子組み換え”と“原子力”といういのちの根幹を脅かすふたつのテクノロジーの共通点を暴いている。
遺伝子組み換え作物と原子力は、人類の歴史上最大のスキャンダル
── 素晴らしい映画でした。特に我々日本人にとっては、非常に考えさせられるテーマでした。いま日本人が直面しているふたつのテーマ、ひとつは福島第一原発の事故、もうひとつはTPPという問題があります。TPPに入ると、モンサントが日本に本格的に入ってくることになります。TPPの問題は日本では完全にタブーになっていて、批判的に報道しているメディアは、日本農業新聞(JAが発行)と我々IWJなど、わずかしかありません。アップリンク配給の『モンサントの不自然な食べもの』や監督の『セヴァンの地球のなおし方』など、こういう作品を取り上げて正面から報道するメディアは極めて少ない。核とGM(遺伝子組み換え作物)というふたつの問題を重ねあわせながら描こうと思った理由を教えてください。
実は最初は、核とGMのテーマに同時に挑むという〈野心的な冒険〉をするつもりはなかったのです。もとはと言えば、セラリーニ教授の実験に焦点を絞るつもりで始めた企画でした。セラリーニ教授の実験は世界初のことで、これまでモンサント社はGM作物や除草剤を3ヵ月のラットの実験で認可してきたのですが、ラットの寿命である2年という年月をかけた画期的な試みだったのです。
しかし撮影の途中に、福島第一原発事故という耐え難い出来事が起こってしまったので、必然的に原子力を同じ作品に取り入れることになったのです。
というのも、私は以前からこのふたつのテクノロジーは、人類の歴史上最大のスキャンダルだと思っていました。多くの共通項があり、密接な関係を持っているので、これを結びつけて語らないわけにはいかないと思ったのです。
映画『世界が食べられなくなる日』より
── ふたつのテクノロジーを結びつけるものとして、3つの特徴があるとセラリーニ博士はおっしゃっていますが、あなたの考えでもあるのでしょうか。
3つ以上あるのですが、そのなかのメインとして教授が話されたのは、ひとつ目は民主主義的に作られたテクノロジーでないこと、もうひとつは、いまだに我々に押しつけ続けられているということ。世界中の人々が不透明さのなかに置かれていて、そこには嘘も,混じっている。だからこそ今なお続いているのです。
そして3つ目の共通点は、人間の力では制御不可能であるということです。GM作物は現在、アメリカや南米、インド、南アフリカ、オーストラリアといったところで蔓延している。私はそれを人類が止めることができないカタストロフィだと思っています。
原子力も同じことです。1986年にチェルノブイリの事故が起こって以来、問題は今も続いています。福島の事故からも2年経ちましたが、危機(あるいは危険な状態)はまだ続いている。つまりそれは、人間が原子力を制御できないことを証明しているのです。世界のどんな保険会社でも、GM作物と原子力に関しては保障対象にはしません。
我々国民は納税により、間接的に原発に加担している
── GMを保障対象にしないというのは、どういう意味ですか?
実はGM作物が引き起こしている被害額は計算できないくらい大きいものなのです。保険会社が保障しないというのはそういう意味です。ただ、ひとつだけカタストロフィに対して保障している会社があります。それをご存知ですか?
── わかりません。
あなたであり、私、つまり納税者です。原発を作るときに、〈悪魔の契約〉がなされたのです。チェルノブイリの事故が起こったとき、フランスの国民は知らないうちに15億ドルぐらいのお金をそこに注いでいる。間接的に我々は原発に加担しているのです。福島の事故も同じように、どれくらいの額が分からないが国民が負担を強いられている。国民の皆さん、世界の皆さんが不透明な情報の下に置かれていて、嘘もないまぜになっている。そうした状況下で、私たちは知らないうちに保険会社のような役割をしてしまっているのです。
── 同意していない保険ですね。
だからこそいま、緊急なのです。私はこの映画のなかで、東京の公園で若いお母さんにインタビューをしているのですが、彼女の言葉で「原発事故以前、私は子どもたちに有機作物やGMでない作物を食べさせるよう心がけてきました。でも、福島第一原発事故が起こってからは、放射能に汚染されていない食物を与えることを心がけています」というものがあります。私のなかで、事故が起こる前にNOと言わなかったことに反省があるのです。彼女の言うように原発に対して「NOと言わないことはYESと同じことだ」ということに気がついたのです。
映画『世界が食べられなくなる日』より
ラットの実験は完璧な独立性のもと検証を行うことが必要だった
── セラリーニ監督の実験について、お聞きします。このグラフの持つ意味を簡単に教えてください。
重要なのは、この下の棒の日数です。実験が行われた600日というのはラットの寿命にあたります。このグラフから分かることは、モンサントの遺伝子組み換えトウモロコシを与えたラットを見てみると、4ヵ月目以降に死亡率が伸びています。しかし、モンサント社に限らず、ほかの企業が行ってきたすべてのラット実験は3ヵ月で終了しているのです。これは偶然といえるでしょうか。そして今回、餌のなかに混ぜるGM作物の割合を11%、22%、33%と分けて実験を行いました。実は、今回、研究者たちもほんとうに驚いたのですが、11%といちばん低いパーセンテージにも関わらず、高いパーセンテージのGM作物を食べているラットと同じくらい、あるいはそれ以上に死亡率が高かった。これは研究者にとっても、大きな驚きでした。食べ物全体に対する割合がわずかであっても、死亡率が高いことがGM作物では起こりえるのだ、ということは、ひとつの発見だったのです。
── それから、農薬での被害というのも出ているわけですね。
もちろんです。モンサント社の開発した除草剤ラウンドアップに関しては、これまでいくつもの実験が行われてきました。ラウンドアップの悪害については映画『未来の食卓』でも語っていますが、ラウンドアップに含まれるホルモン撹乱物質が癌を誘発するということは既に知られていることなのです。しかし、セラリーニ教授の今回の実験で画期的だったのは、ラウンドアップと同じようにGM作物もそのように生物の器官を破壊するということが分かったということです。
── 今回の実験は秘密裏に、情報を管理して行われました。撮影し続けている間、最後まで情報が漏れないようにしました。これはなぜでしょうか。情報が途中で漏れると、何らかの圧力がかかるからですか。
その通りです。実はセラリーニ教授の実験に関して正当性を与えるためには、信頼のおける科学雑誌で発表することが必要になります。今回は食品関連に関しては最も権威があると言われている、アメリカの雑誌『Food and Chemical Toxicology』に掲載されることが決まっていました(注:エキスパートがお墨付きを与えれば掲載される)。掲載にあたっては、この分野のエキスパートたちが実験について検証を行います。ですので、その期間、彼らが完璧な独立性のもとに安心して検証を行うことが必要だったのです。それが極秘にされた理由のひとつです。
映画『世界が食べられなくなる日』より
── その圧力をかける人物とは、誰ですか。
多国籍企業の方々です。彼らは、まるで8本の足を持つタコのように様々な分野に触手を伸ばしていきます。以前、イギリスでハンガリー人の研究者による除草剤の悪害を指摘する研究内容が、途中で漏れてしまった、ということがありました。そのときには、モンサントをはじめとする人たちがいち早く手を回して、この研究の信用性を完璧に失墜させたのです。
この作品は2012年の9月26日にフランスで公開されましたが、同時にセラリーニ博士の研究も公になりました。〈爆弾〉がとうとう爆発したのです。そして、多国籍企業の人たちもこの爆発の被害を受けたと私は思っています。いま人々の脳裡には、この腫瘍を持っているネズミの映像が焼き付けられ、それをGM作物とリンクして考えるということが起こっています。モンサントは元に戻ることのできない被害を被ったのです。
一握りの多国籍企業の経営者が世界を制覇しようと目論んだ
── フランスで公開されてから、彼らから攻撃を受けたり圧力を受けたりしていませんか?
常に妨害されています。『未来の食卓』の頃からそうです。彼らが持っている武器、つまりお金によって仕事を妨害されているのです。彼らはいろんなところに〈共犯者=コラボレーター〉がいます。ブリュッセルの欧州議会で、1人の議員につきロビイストが10人ほど控えていて、議員たちにお金を使って情報を流すのです。そして私の映画は、メディアのプレスからボイコットされています。フランスではもっとも勢力を持っているテレビ局TF1は、フランスのみならず世界で原発を建設しているブイグという企業の傘下にあります。雑誌や新聞といったメディアは武器商人をスポンサーに持っている。ラジオも同じことです。そういうわけで、メディア総勢で私の映画を語らない、そういうかたちのボイコットがあります。かつ、今回の場合はセラリーニ教授の実験に対して異義を唱える人たちの論文や記事を大々的にメディアに流すことによって、『世界が食べられなくなる日』もその悪影響をこうむっているのです。
映画『世界が食べられなくなる日』より
── とてもよく分かります。僕も同じような立場です。この3月末に僕はラジオのレギュラーのコメンテーターをひとつクビになりました(笑)。でも、このような独立の媒体を作りましたので、発信し続けることができています。あなたも圧力に負けずにがんばっていらっしゃるのはほんとうに素晴らしい。
映画の冒頭に非常な言葉があります。「米国エネルギー省は原爆につぎ込んだ金と技術者を使って新たな計画を始動しました。巨大なコンピューターによるヒトゲノムの解析です。そこからGM技術が誕生しました」。このふたつの技術を結びつけ、世界を支配しようとしているのはアメリカ国家なんでしょうか。それとも、あなたが言う多国籍企業なのでしょうか、帝国か資本か、どちらなのでしょう。
ほんとうに一握りの多国籍企業の経営者が世界を制覇しようと目論んだのです。でもそこには強力なコラボレーターがアメリカの政府にいました。それは、ご存知のジョージ・W・ブッシュではなく、彼のお父さんのジョージ・ブッシュです。彼がモンサント社と非常に密接な利益関係を持っていました。アメリカは石油をテキサス州で発掘しましたが、石油化学は我々の地球にとって大切なことで、地球の未来のためにはこの化石燃料から手を切らなければならないんです。テキサスで石油を発見した人たちが世界を牛耳ろうと目論んだと解釈しています。
ですから、「アメリカ国民が(支配しようとしている)」、という主語はぜったいに使えないのです。私はアメリカ国民を尊敬しています。だからこそ、映画の冒頭で若いアメリカ人の兵士たちがノルマンディ上陸作戦で自分たちの命を投げ出して血を流したというシークエンスを引用しています。彼らは、地球のよりよい未来のために、血を流し自分の命を投げうってくれたんだ、ということを私も確信しているからです。
── では、そのヒトゲノム解析の技術からGM技術が生まれた、という情報は正しいのでしょうか。
原子力爆弾とGM作物の繋がりのきっかけというのは、そこなのではないでしょうか。これは言っておきたいのですが、「この映画のなかで描かれていることは本当ですか」とよく質問を受けますが、すべて検証されています。私は映画監督で、もちろん、科学者ではありません。しかし、私のブレーンには、科学者もいれば、エキスパートの人たちもいます。彼らの意見を聞いて「この情報は見せてもいい」「この情報はまだ不確かだから見せない」といったサポートをきちんと受けています。ですから、全て正しい情報として提示しています。モンサント社のような人たちは、私の作品に対してしらみつぶしに「なにか欠点はないか」と目を凝らしているからです。
映画『世界が食べられなくなる日』より
── モンサントはきっとこの中継も見ていると思いますよ。
彼らにはボンジュールと言いたいです。もちろん、多国籍企業モンサントの人たちだけでなく、いろんな国々の国家警察の方々にも挨拶したい。なぜなら、国家警察の人たちは私の映画にとても関心を持ってくださっているみたいですから。私の映画が上映される予定の映画館にわざわざ足を運んでいただいて「あなたほんとうにこの映画を上映するつもりですか、この映画を上映したらきっと暴動が起こるかもしれませんよ」と通達をして回ったということを聞きました。その結果、いくつかの映画館は私の上映を取りやめたということがあるのです。
── 僕らは中継配信を取りやめませんのでご心配なく。こういう絶望的な状況のなか、日本ではTPPというものが持ちだされ、交渉参加すると総理が表明してしまったんです。私はTPPはとても危険だと思っています。あなたはそういった自由貿易協定について詳しいのであれば、どういう問題があるか、お話ください。
危険です。私たちだけでなく、人類の未来にとっても受け入れてはいけません。しかし、この資本主義経済ではロビー団体は強い力を持っています。我々エコロジストたちが、「危険だ」と声を上げたところで、この法律は通ってしまうでしょう。
ただ、この映画の冒頭で言っていることを思い出してください。我々はいま第三次世界大戦下にいるのです。人類の歴史において、これほど多くの生物を殺してしまった戦争はありません。単に生物と言いましたが、微生物も植物も動物も人間も、あらゆる生物に被害を与えてしまった戦争はこれまでになかった。そうした戦時下にあるのです。攻撃してくる捕食者たちが手にしている武器は、お金です。彼らがその利益をどうやって蓄積してきたか、それは我々が与えてしまったからなのです。
だからこそいま我々、世界の人々すべてがやらなければいけないのは、お金を蓄積している多国籍企業に対して、1ユーロたりともお金を与えるのをストップすることです。そして我々が持っているお金を、世界のエコシステム、あるいは環境にやさしい、未来の世代をリスペクトする食品に供給するべきだと思うのです。それがまた雪だるま式に大きな力を持っていけば、多国籍企業も考えなおさなければならないことがあるだろうし、本当の意味で使われるべきところに我々のお金が使われるようになるのだろうと思います。
21世紀のレジスタンスのかたちはお金、そしてコミュニケーション
── この映画のなかでビル・ゲイツ財団がろくでもない仕事をしている、というのが一瞬出てきます。我々は1円足りとも出してはいけないとなると、パソコンを使えなくなりますね。アップルを使えばいいのかな。
どんな少額のお金でも、誰にあげるかということを自ら選んでください、ということを言いたいのです。エコノミストのなかにも、私と同じようなことを言っている人もいますけれど、我々ができることはやらなければならない。できることをやることでそれが積み重ねとなって、日本人のみなさんの目の前でこういう言葉を使うのは辛いですけれど、地球の捕獲者に対する“大津波”を引き起こせるのではないかと私は思っているのです。
── 抵抗のかたち、抵抗の方法、20世紀の方法では通用しないかもしれません。21世紀のグローバリズムあるいは新自由主義が支配する時代にあって、できる抵抗のかたちというのはどういうものでしょうか。
だからこそ、21世紀のレジスタンスの方法として2つの武器があると考えています──2つと限らずもっと武器はあるかもしれませんが。それはみなさん知っているお金、そしてコミュニケーションです。お金については、今言ったやり方が武器になります。私の言葉でいうとパロール(発言力)です。我々はもっと発言しなければいけない。この映画を観て、もっとコミュニケーションして、思っていることをあなたの周りの人たち、友人やご家族の方と共有して、また、懐疑的な人たちを説得するために言葉を使わなければならない。わたしもあなたもメディアなんです。だから言葉というのはとても大事です。私たちがここでやっていること、言葉を使ってインフォメーションを流しているということです。私たちはこの発言力を持っています。もちろん多国籍企業の人たちも同じようにお金と発言力という2つの武器を使っていますが、私たちもまたそれを活用すべきなのです。かつ、有利なのは、私たちのほうがずっと多数だということです。
『世界が食べられなくなる日』のジャン=ポール・ジョー監督
── 多数があるためには、分断されない、ということがとても大切ですね。
また例を挙げましょう。ご存知だと思いますが、映画監督としての私を形成してくれたのは、映画史上最も偉大な映画作家、黒澤明監督です。よく聞かれる質問なんですが、あなたが好きな環境映画はなんですかと言われたとき、私は『七人の侍』と答えるんです。
── 農民が最後に勝利するからですか!
完璧な比較ができます。このストーリーはある村を舞台にしています。毎年農村のお金は野武士という捕獲者に奪われ、村を焼かれ女性はレイプされてしまったりする。でもふたりの農民がNOと言って立ち上がり、彼ら7人の侍に会いに行くのです。既に侍のキャリアが終わってしまった怠け者の浪人たち。誰も彼らをガードマンに使おうとは思わないような、7人の侍たちです。
── リストラされたような人たちだからね。
村人たちは「お金は少しだけあります」「ご飯を供給できます」そういうことを言って少しずつ7人の侍たちを説得し、モチベーションを高めることさえやってみせるのです。そこで侍たちには、今までになかった、悪者をやっつけるためのエネルギーがみなぎってくる。そして勝利を収めるのですが、その収穫をキープすることが大事なのです。 この物語と我々の現代社会のどこが似ているかというと、有機的なかたちで農業が行われていて、有機米が普通だった。でもそこでGM作物が入ってきてしまった、そこで我々がしなければいけないのは、単に生物をリスペクトするだけではなくて、そこで戦わなければいけないんです。そして搾取しようとする捕獲者たちに対してNOと言う勇気を持たなければならない。そういう意味で、私はこの映画をエコロジストな映画だとジャーナリストたちに答えているのです。
── あなたはフランスの現代における志村喬(侍のリーダー)ですね。
すごく誇りに思います。それにふさわしい人物になるように映画監督として精進します。地球というものを村に例えるならば、戦って村を救うために、貢献したいと思います。
── あなたを支える多くの農民たちがいるわけですね。
もちろん私も彼らを支援します。
── あなたの映画を観て、フランスから寄せられたメッセージに我々日本人が勇気づけられると思います。
そう願っています。ガンバッテ!
(2013年3月28日、渋谷アップリンクにて インタビュー:岩上安身 協力:IWJ 構成:駒井憲嗣)
【IWJ】映画「世界が食べられなくなる日」ジャン=ポール・ジョー監督、独占インタビュー! 「我々は今、第三次世界大戦下にいる」
IWJ Webサイトの記事はこちら
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【関連記事】
「モンサントの遺伝子組み換え食品に毒性の疑い」ルモンド紙報じる:
『セヴァンの地球のなおし方』監督のGMOと原子力が題材の新作公開にあわせ、ラットの2年間の実験結果が公表(2012-10-01)
http://www.webdice.jp/dice/detail/3664/
ジャン=ポール・ジョー プロフィール
国立ルイ・リュミエール大学卒業後、1979年より監督として多くのテレビ番組の制作を行う。1984年のCanal+(フランスの大手ケーブル放送局)の設立当初より、主なスポーツ番組の制作と中継を担当し、スポーツ映像に革命をもたらす。 1992年には自身の制作会社J+B Sequencesを設立。2004年自らが結腸ガンを患ったことを機会に、「食」という生きるための必須行為を取り巻く様々な事象を振り返り、『未来の食卓』を製作。フランスでドキュメンタリーとしては異例のヒット作となる。2010年、環境活動家のセヴァン・スズキを追い地球環境への警鐘を鳴らした『セヴァンの地球のなおし方』では、すでに遺伝子組み換え食品と原発の危険性を示唆していた。その際の来日で、東日本大震災後の日本を取材し、今作『世界が食べられなくなる日』を完成させる。
映画『世界が食べられなくなる日』
6月8日(土)より渋谷アップリンクほかにて公開
監督:ジャン=ポール・ジョー
プロデューサー:ベアトリス・カミュラ・ジョー
ナレーション:フィリップ・トレトン
パーカッション:ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ
原題:Tous Cobayes?
2012年/フランス/118分
配給:アップリンク
協力:福島農民連、農民運動全国連合会、大地を守る会、生活クラブ生協、ビオ・マルシェの宅配、食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク、パルシステム生活協同組合連合会、ナチュラル・ハーモニー、アバンティ
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▼『世界が食べられなくなる日』予告編