骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2012-12-10 21:32


フィルム派であれデジタル派であれ、皆映画への情熱と愛情が深いことが何より嬉しい

キアヌ・リーブスによるドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』クロスレビュー
フィルム派であれデジタル派であれ、皆映画への情熱と愛情が深いことが何より嬉しい
映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』より、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー (c)2012 Company Films LLC all rights reserved.

今作は、キアヌ・リーブスが主演とプロデューサーを担当した2010年の『フェイク・クライム』の現場で、ポスト・プロダクション監修だったクリス・ケニーリーに質問を投げかけたことに始まる。デジタル技術が映画の様々な面に影響していることを実感していたふたりは、この映画産業の転換期に、デジタル技術を黎明期から捉え直すことにより、この革命をドキュメンタリーとして伝えることを決めた。キアヌはハリウッドの名だたる映画監督たちと、撮影監督、編集者、カラリスト、現像所やカメラメーカーのスタッフなどから、「シネマの未来」について聞き出していく。

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映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』より、キアヌ・リーブス (c)2012 Company Films LLC all rights reserved.
マーティン・スコセッシ
映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』より、マーティン・スコセッシ (c)2012 Company Films LLC all rights reserved.

普段観客として映画に接してるとなかなか知ることのできない、撮影監督や編集・技術者たちの映画製作における役割が明らかにされ、テクノロジーの飛躍的な進歩が、映画館に足を運ぶ私たちにも、つまり映画館そのものもデジタル化を余儀なくされていることを知ることができる映画に限りない愛を注ぎ打ち込んでいる人々は、客席でどのような環境とクオリティで作品が提供されているのか、というところまで考えているのだ、ということをこのドキュメンタリーは教えてくれる。さて、観る側は、これからのデジタル化に対してどのような心構えでいればいいのだろう、そんな大きな課題を問われる映画でもあるのだ。

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映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』より (c)2012 Company Films LLC all rights reserved.



映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』
2012年12月22日(土)渋谷アップリンク、新宿シネマカリテほか、全国順次公開

監督:クリス・ケニーリー
プロデューサー:キアヌ・リーブス、ジャスティン・スラザ
撮影監督:クリス・キャシディ

出演:
キアヌ・リーブス
マーティン・スコセッシ
ジョージ・ルーカス
ジェームズ・キャメロン
デヴィッド・フィンチャー
デヴィッド・リンチ
クリストファー・ノーラン
スティーヴン・ソダーバーグ
ラナ&アンディ・ウォシャウスキー
ラース・フォン・トリアー
ダニー・ボイル
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▼映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』予告編


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