キアヌ・リーブスが企画製作しナビゲーターを務めるシネマの現在と未来を探るドキュメンタリー。スコセッシ、ルーカス、キャメロン、フィンチャー、リンチ、ノーラン、ソダーバーグらがキアヌの質問に答える。
およそ100年間の映画史において、唯一の記録フォーマットはフィルムだった。だが、過去20年間のデジタルシネマの台頭により、今やフィルムは消えつつある。本作は、デジタルとアナログが肩を並べ─side by sideで─併存する現在を俯瞰しながら、映画におけるデジタル革命を検証していく。長年、俳優として表舞台に立つ一方、スクリーンの裏側でプロセスの変遷を見てきたキアヌ・リーブスが、自らホスト役となり、映画関係者へのインタビューを通じて、映画史の過渡期である今を切り取っていく。マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャー、デヴィッド・リンチ、クリストファー・ノーラン、スティーヴン・ソダーバーグほか当代きってのハリウッドの巨匠監督たちと、撮影監督、編集技師、カラーリスト、特殊効果技師をはじめとする映画制作者たちの貴重な証言から、映画制作の過去・現在・未来を浮き彫りにする。
映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』
2012年12月22日(土)渋谷アップリンク、新宿シネマカリテほか、全国順次公開
公式サイト
マーティン・スコセッシ
『タクシードライバー』『ヒューゴの不思議な発明』監督
デジタルという新たなメディア改革にワクワクしている。フィルムが支えてきた映画文化にはさらに先がある。新たな手段は有効に使えばいい。
ジョージ・ルーカス
『スター・ウォーズ』『レッド・テイルズ』監督
『スターウォーズ』を撮り終えた1978年には、デジタル映像の実験を始めていた。専門部門を立ち上げ、専用のコンピュータを開発した。「業界を破壊する悪魔の化身だ」と大いに非難されたよ。
デヴィッド・フィンチャー
『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』監督
デジタルを見下す人もいるだろう。金の卵を産むガチョウを殺すだけではなく、まず辱めようとするのさ。
デヴィッド・リンチ
『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』監督
全員に紙と鉛筆を持たせたからといって、秀逸な物語がたくさん生まれるわけじゃない。今の映画の状況も同じだよ。
クリストファー・ノーラン
『インセプション』『ダークナイト』監督
デジタルメディアによって可能なことは、一見、魅力的だが中身がない。クッキーにたとえると、焼き立ては軟らかくてとてもおいしい。でも数か月経ってみるとひどい味で食べられたものじゃない。
ラース・フォン・トリアー
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『メランコリア』監督
僕にとってデジタルへの移行は当然のことだった。カメラに収められる映像の量が圧倒的だからね。役者との向き合い方を変えようとしていたから、必然だった。
レナ・ダナム
『Girls』『タイニー・ファニチャー』『ディーリング』『クリエイティブ・ノンフィクション』監督
デジタルビデオがなければ映画は作らなかった。私は脚本家としてスタートしたから、機械の知識もないし、撮影は無理だと思っていた。
映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』
2012年12月22日(土)渋谷アップリンク、新宿シネマカリテほか、全国順次公開
監督:クリス・ケニーリー
プロデューサー:キアヌ・リーブス、ジャスティン・スラザ
撮影監督:クリス・キャシディ
出演:
キアヌ・リーブス
マーティン・スコセッシ
ジョージ・ルーカス
ジェームズ・キャメロン
デヴィッド・フィンチャー
デヴィッド・リンチ
クリストファー・ノーラン
スティーヴン・ソダーバーグ
ラナ&アンディ・ウォシャウスキー
ラース・フォン・トリアー
ダニー・ボイル
公式サイト
試写会に5名様をご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。ご応募の際、webDICEのアカウントをお持ちでない方は新規登録が必要です。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)
映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』試写会
日時:2012年11月21日(水)16:00開演
会場:シネマート六本木(東京都港区六本木3-8-15)[地図を表示]
【応募方法】
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■メッセージ送付先
webDICE編集部
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■応募締切:2012年11月18日(日)午前9:00
※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントに11月18日(日)中にメッセージにてご連絡いたします。
▼映画『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』予告編