骰子の眼

cinema

東京都 品川区

2012-09-22 12:00


アンジェリーナ・ジョリー初監督作も上映、映画で世界の難民問題をもっと深く知る
(C)7th UNHCR Refugee Film Festival

世界の難民を国際的に保護し、緊急救援活動や難民の自立の支援を行う、難民問題の解決を図る唯一の国連機関である国連難民高等弁務官(UNHCR)。日本における駐日事務所の主催により、第7回UNHCR難民映画祭が9月29日(土)より9日間にわたり開催される。
今年はUNHCR特使であるアンジェリーナ・ジョリーの初監督作品をはじめ、戦争や紛争、人権侵害、自然災害によって故郷を追われた人たちを題材にした計15作品を上映。映画をとおして、あらためて世界の難民や国内避難民について知ることのできる機会となっている。今回は国内初上映作品をはじめとした10作品を紹介する。




日本初上映

『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(仮)』

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Dean Semler. c2011 GK Films, LLC. All Rights Reserved.

1990年代のボスニア紛争を背景に一組の男女の悲劇の愛を描いたアンジェリーナ・ジョリーによる監督デビュー作。人々の精神的、倫理的、そして身体的な犠牲を強いる民族紛争の残酷さを浮き彫りにする。
2012年ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
監督:アンジェリーナ・ジョリー
アメリカ/2011年/127分/ドラマ
配給:彩プロ
2013年春公開予定
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-38.php




『大陸(仮)』

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シチリアの小さな離島。漁業が衰退の一途を辿り、人々は今までの考え方や習慣を改めることを余儀なくされていた。夏、観光客で溢れかえる島に、アフリカからの難民たちがボートで漂着するようになり、島の人々はもう一つの現実とも向き合うことになる。
2011年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別賞
監督:エマヌエーレ・クリアレーゼ
イタリア、フランス/2011年/88分/ドラマ
配給:クレストインターナショナル
2013年4月、岩波ホールにて公開予定
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-39.php




日本初上映

『カラー・オブ・オーシャン』

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(c) Sudart Filmproduktion GmbH/Pere Pueyo or Alejandra Alonso

カナリア諸島で沿岸警備の任務に就く警官のホセ。彼は絶え間なく漂着するアフリカからのボートピープルの運命を握っていた。そして難民がビーチに辿り着く様子を目の当たりにする観光客のドイツ人女性ナタリーと、生存者のコンゴ人男性ゾラ。3人の出会いは互いの運命を狂わせる。
2011年バヴァリアン映画祭 VBF賞
監督:マギー・ペレン
スペイン、ドイツ/2011年/95分/ドラマ
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-42.php




日本初上映

『トゥーマスト-ギターとカラシニコフの狭間で』

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(c) maximage 2010

マリとニジェール国境地帯に位置するアザワ出身の元レジスタンス兵士、ムーサ。現在ミュージシャンとしてバンド、トゥーマストを率いる彼の生い立ちを通じてトゥアレグ族の近代史を辿るドキュメンタリー。彼らの歴史は苦しみと流浪、反乱と不正義に汚された歴史であったと同時に、旅と癒しと希望の歴史でもあった。
2010年シネマ・フォー・ピース 最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
監督:ドミニク・マルゴー
スイス/2010年/88分/ドキュメンタリー
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-43.php




日本初上映

『スペシャル・フライト』

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(c)2011 climage

スイスでは毎年、数千人もの人々が不法滞在であるという理由で拘留されている。そして最長18か月に及ぶ拘束期間を経て、やがて搭乗を迫られる「スペシャル・フライト」で強制送還を余儀なくされる。
2011年ロカルノ国際映画祭 コンペティション出品
監督:フェルナン・メルガル
スイス/2011年/100分/ドキュメンタリー
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-44.php




『Pray for Japan ~心を一つに~』

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(c)Pray for Japan

3.11の震災で甚大な被害を被った宮城県、石巻において避難を余儀なくされた人々の姿を「学校」「避難所」「家族」「ボランティア」という4つの観点で切り取ったドキュメンタリー。惨劇を乗り越えようとする被災者たちの様子が丁寧に描かれた作品。
監督:スチュウ・リービー
日本/2011年/90分/ドキュメンタリー
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/pray-for-japan.php




日本初上映

『ウォー・ウィッチ』

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(c)2012 Productions KOMONA inc.

14歳の少女コモナはお腹の子に向けて優しく語り掛ける。どうして自分が反政府ゲリラの一員になったのか、その全てを。12歳でゲリラ軍に拉致され、殺戮を強要される日々。そんな彼女にとって唯一の心の救いは、コモナとの結婚を夢見る15歳の青年兵士だった。戦場の恐怖と混乱の最中、2人は恋に落ちる。
2012年ベルリン国際映画祭 銀熊賞女優賞
監督:キム・グイン
カナダ/2012年/87分/ドラマ
配給:彩プロ
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-47.php




『ぼくたちは見た ―ガザ・サムニ家の子どもたち―』

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(c)古居みずえ

2008年末、イスラエル軍によるガザ侵攻。一族が一度に29人を失うという非情な惨劇を経験したサムニ家の子どもたちの姿を追ったこのドキュメンタリーは、彼らがいかに愛する者たちの死を受け入れ、克服しようとするのかを静かに追う。
監督:古居みずえ
日本/2011年/86分/ドキュメンタリー
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-49.php




日本初上映

『ローズとその家族 ―戦火を生き抜いた一家の軌跡―』

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(c)2012 Productions KOMONA inc.

90年代後半、ローズとその家族は暴力で荒廃したコンゴ民主共和国の戦火を逃れ、アメリカに渡る。人権活動家として赦しと和解を訴え続けるローズ。やがて10年以上もの歳月を経て、彼女はアフリカに残してきた一人の娘と再会を果たす。しかし一家はその背後に隠された辛い過去と向き合うことを余儀なくされる。
監督:べス・ダベポート、エリザベス・マンデル
アメリカ/2010年/83分/ドキュメンタリー
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-50.php




日本初上映

『市民?それとも よそ者?~欧米の移民政策~(仮)/ 前・後編』

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(c)pointdujour

30年以上に及ぶ内戦の影響で荒廃したソマリランド出身の一族は、やがて6つの異なる国に離散し、新たな暮らしを歩み始める事となった。それぞれが異なる境遇の中で如何に希望を捨てずに生きてきたのか、カメラは各地に散った一族を取材する。
NHK BS1「BS世界のドキュメンタリー」(24h~)にて10月8日(月)、9日(火)放送予定
監督:ジョン・カリナ
カナダ、フランス/2011年/52分 x 2/ドキュメンタリー
上映詳細についてはこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2012/title/2012/08/post-51.php




第7回UNHCR難民映画祭
2012年9月29日(土)~10月8日(月・祝)

会場:イタリア文化会館、セルバンテス文化センター東京、明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー/リバティホール、明治大学和泉キャンパス 図書館/ホール、青山学院アスタジオ、グローバルフェスタ JAPAN 2012
主催:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
パートナー:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
公式サイト:http://unhcr.refugeefilm.org

<入場について>
* 入場料は頂いておりませんが、各会場にてご寄付を募っております。
* ご入場は先着順となります。(予約不可)
* 各回1時間前より会場にて入場整理券の配布を開始いたします。
* 各回20分前の開場となります。(前のプログラムが終了していない場合を除く)
* 各回完全入替制です。
※ グローバルフェスタJAPAN 2012は野外会場での上映のため、ご入場に関する制限はございません。

UNHCR難民映画祭は毎年、様々な協賛団体からのご協力と個人の方からのご寄付によって開催が実現されております。各会場において、映画祭の趣旨、当機関の活動にご賛同頂ける皆様からのご寄付を募っております。

▼第7回UNHCR難民映画祭予告編



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