骰子の眼

cinema

東京都 中央区

2012-09-06 16:46


村上 淳主演・異色の青春映画『Playback』ほか話題の作品集結

第34回PFFぴあフィルムフェスティバル開催、招待作品部門に5組10名様ご招待
村上 淳主演・異色の青春映画『Playback』ほか話題の作品集結
三宅唱監督『Playback』より (C)Decade,Pigdom

今年で34回を迎える映画祭「PFFぴあフィルムフェスティバル」が9月18日(火)より、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催される。
今回はメインプログラム「PFFアワード」をはじめ注目すべき企画の紹介、そして招待作品部門・日本映画最新作『Playback』上映に5組10名様をご招待する。

PFFアワード2012

1977年から続くPFFのメインプログラム「PFFアワード2012」。日本映画の未来を担う若手監督たちの自主制作作品を上映。今年は522作品もの応募の中から16作品を厳選、自主映画新世代とも呼べる、ヴィヴィッドでかつ冷静な視点が光る傑作が揃っている。最終日9月28日には、表彰式&グランプリ他各賞が発表される。なお、グランプリ作品は第25回東京国際映画祭との提携企画として、「日本映画・ある視点」部門にて招待上映される。また、いずれかの賞を獲得した監督全員に、PFFスカラシップへの挑戦権が与えられる。

特別招待部門
「テレビドラマに挑戦!WOWOWドラマをみる。」

本年話題のWOWOW製作ドラマを一挙上映し、ドラマ制作の魅力を堪能する。今回は「告白」で知られる湊かなえの原作小説を黒沢 清監督がドラマ化した『贖罪』(国際映画祭ヴァージョン)、そして、石井裕也監督作、587編の応募作の中から選ばれた第4回WOWOWシナリオ大賞受賞作のドラマ化『エンドロール~伝説の父~』を上映する。

『贖罪』
(2012年/270分/カラー)
監督・脚本:黒沢 清
出演:小泉今日子、蒼井優、森山未來、小池栄子、水橋研二、安藤サクラ、加瀬亮、池脇千鶴、長谷川朝晴、伊藤歩、田中哲司、新井浩文、香川照之

webdice_サブ③「エンドロール」(WOWOW)
『エンドロール~伝説の父~』

『エンドロール~伝説の父~』
(2012年/117分/カラー)
監督:石井裕也 脚本:福島カツシゲ、石井裕也
出演:中村獅童、萩原聖人、板谷由夏

招待作品部門

映画を志すひとたちに、ヒントやエールとなる映画を上映するというテーマの部門。

(1)映画の“ルック”を浴びてみる!
~マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー&ジャック・カーディフ~

webdice_サブ①『天国への階段』
『天国への階段』

手軽で高度なビデオカメラの登場で、音が、画が、それなりに撮れる昨今。そんな現在だからこそ、映画のルックに力を注いでみては、というテーマで、イギリスを代表する製作・監督・脚本パートナー、パウエル&プレスバーガー、そして撮影のカーディフをフィーチャー。 ※全作品フィルム上映

『老兵は死なず』(1943年/35mm/163分/カラー)
『天国への階段』(1946年/35mm/104分/白黒+カラー)
『黒水仙』(1947年/35mm/100分/カラー)
『赤い靴』(1948年/35mm/136分/カラー)
・特別上映作品
『ヒズ・ロードシップ』(1932年/35mm/72分/白黒)




(2)日本映画最新作

公開予定作品をいち早く紹介。本年は日本映画を支える俳優たちが集結した『Playback』と、子供の夢がそのまま映画になった、瑞々しい『リルウの冒険』の2作を上映。

webdice_playback_sub02
三宅唱監督『Playback』より (C)Decade,Pigdom

『Playback』(2012年/35mm/113分/白黒)
ふと気付くと、すっかり中年のまま、制服を着て高校時代を再体験している俳優ハジ。人生の分岐点に立ち、奇妙にも過去と現在を往復することになった彼は、そこで何を発見するのか?独特の時間感覚と美しい白黒映像がみる者の心を奪い、第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティションに招待された。
監督・脚本・編集:三宅唱
出演:村上 淳、渋川清彦、三浦誠己、渡辺真起子、菅田 俊

『リルウの冒険』(2012年/HD/117分/カラー)
監督・脚本・撮影:熊坂 出
出演:ジャバテ璃瑠、仲村渠さえら、ユール・ジャバテ、泉川珠羅、りりィ(特別出演)
たった一人の友達、こころが消えた。「リルウ、ゆめをわすれないで。」ゆめ? だれがみたゆめ?「ふたつそろわないとほんとうの意味がわからない物語がある」と、こころは言った。何者かによって異世界に招き入れられたリルウ。そして、リルウの冒険が、今、はじまる。『パーク アンド ラブホテル』の熊坂 出監督待望の新作。

(3)追悼 森田芳光監督幻の8mm作品たち

20代の森田芳光監督が生んだ貴重な8mm作品を、追悼特別企画として上映。監督の監修のもと、8mmフィルムからデジタル化したヴァージョンでの上映となる。

webdice_サブ②森田監督プロフィール
森田芳光監督

『映画』(1971年/パートカラー/31分)
『遠近術』(1972年/パートカラー/76分)
『水蒸気急行』(1976年/カラー/59分)
『ライブイン茅ヶ崎』(1978年/カラー/77分 ※1978年PFF入選作品)




第34回PFFぴあフィルムフェスティバル

会期:2012年9月18日(火)~28日(金)(月曜休館)
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター
公式サイト:http://pff.jp/34th/




『Playback』上映にご招待

開催にあたり、招待作品部門・日本映画最新作『Playback』上映に5組10名様をご招待します。応募方法は下記から。ご応募の際、webDICEのアカウントをお持ちでない方は新規登録が必要です。ご応募お待ちしております。

『Playback』上映会5組10名様ご招待
日時:2012年9月19日(水)18:15開場/18:30開映

会場:東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区京橋3-7-6)[地図を表示]

【応募方法】

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webDICE編集部
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■応募締切:2012年9月13日(木)23:00

※招待券の発送をもって発表に変えさせていただきます

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