骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2012-06-19 20:21


「家の中だけで子供を育てている家族」を巡るシニカルな物語

アカデミー賞外国語部門ノミネートほか世界で喝采を浴びたギリシャ映画『籠の中の乙女』レビュアー募集
「家の中だけで子供を育てている家族」を巡るシニカルな物語
映画『籠の中の乙女』より (c)XXIV All rights reserved

“ギリシャの希望の星”――本作『籠の中の乙女』(原題:『Dog Tooth』)を形容するのに、これほどふさわしい言葉はないだろう。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でのグランプリ受賞、その後ギリシャ映画としては史上5本目となるアカデミー賞外国語部門にノミネートという快挙を達成した上に、監督のヨルゴス・ランティモスは本作が長編初監督作。“家の中だけで子供を育てている家族”という奇抜な設定はもちろん、人間の心理を絶妙に切り取る演出の鋭さは、多くの批評家から喝采を浴び、一夜にして世界中の映画祭から注目を集めることとなった。

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映画『籠の中の乙女』より (c)XXIV All rights reserved

ギリシャ郊外にある高い塀に囲まれた裕福な家庭。だが、一見普通に見えるこの家には秘密があった。外の世界の汚らわしい影響から守るために、両親が子供たちを家の中から出さずに育ててきたのだ。邸宅の四方に高い生垣をめぐらせ、子供たちに「外の世界は恐ろしいところ」と信じこませるために作られた“厳格で奇妙なルール”の数々。
彼らの生活はまったく普通のものではなかったが、子供たちは純粋培養の中すくすくと成長し、幸せで平穏な日々は続いていくかのように思われた。しかし、ある日父親が年頃の長男のために、外の世界からクリスティーナという女性を連れてくる。彼女の登場が、家族の中に思わぬさざ波を起こしていくのだった…。(以上、プレスより引用)

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映画『籠の中の乙女』より (c)XXIV All rights reserved



映画『籠の中の乙女』
2012年8月より、シアター・イメージフォーラムにてロードショー

出演:クリストス・ステルギオグル、ミシェル・ヴァレイ、アンゲリキ・パプーリァ、マリア・ツォニ、クリストス・パサリス、アンナ・カレジドゥ
監督・脚本:ヨルゴス・ランティモス
脚本:エフティミス・フィリプ
製作:ヨルゴス・ツルヤニス
製作総指揮:イラクリス・マヴロイディス
製作補:アティナ・ツァンガリ
撮影:ティミオス・バカタキス
美術・衣裳:エリ・パパゲオルガコプル
編集:ヨルゴス・マブロプサリディス
録音:レアンドロス・ドゥニス
配給:彩プロ
宣伝:アステア
宣伝協力:Playtime
(2009年/ギリシャ/96分)

公式サイト:http://kago-otome.ayapro.ne.jp/




試写会に5名様をご招待

公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。ご応募の際、webDICEのアカウントをお持ちでない方は新規登録が必要です。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)

『籠の中の乙女』5名様ご招待
日時:2012年7月10日(火)15:00開場/15:30開演

会場:映画美学校試写室(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS地下1F)[地図を表示]

【応募方法】

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■応募締切:2012年7月3日(火)23:00

※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントに7月4日(水)中にメッセージにてご連絡いたします。

▼『籠の中の乙女』予告編



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