映画『聴こえてる、ふりをしただけ』より
ベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、子どもの心理描写を巧みな映像美で綴った演出が高く評価され、準グランプリにあたる“子ども審査員特別賞”を受賞した『聴こえてる、ふりをしただけ』。これが初の劇場長編作となる今泉かおり監督は、精神科の看護師であり、2人の子供の母親でもある。監督自身の幼年期の記憶をもとに練り上げた物語は、少女の感受性を瑞々しく映像化すると同時に、母から子への祈るような愛情で包まれている。
映画『聴こえてる、ふりをしただけ』より
不慮の事故で母親を亡くした、11歳の少女・サチ。「お母さんは、魂になって見守ってくれている」と周りは慰めるが、なかなか気持ちの整理はつかない。お母さんに会いたい。行き場のない想いを募らせるサチのもとに、お化けを怖がる転校生がやってくる――。
遺された者は、どう生きて行けばいいのか。深い喪失から立ち上がり、明日へと生きるためには、何を捨て、何を自覚しなければならないのか――。この作品は、大人を一度子どもに戻してから、大人にさせてくれる映画です。(以上、プレスより引用)
映画『聴こえてる、ふりをしただけ』より
「死への深い探究がなされ、観るものに考えさせる作品だった。ほとんど音楽がない長回しのシーンの数々はいつまでも心に残り、どうすれば自分の思いが伝わるのかを学んでいく主人公に感情移入させれられた」
──ベルリン国際映画祭 ジェネレーションKプラス部門こども審査員による受賞理由
*ジェネレーション部門とは…
ベルリン国際映画祭の「コンペティション」「パノラマ」「フォーラム」に並ぶ正式部門として子供たちが賞を選出するというユニークな部門。11歳から14歳の11人の子どもの審査員によって選ばれる「ジェネレーションKプラス」と15歳から18歳が審査をする「ジェネレーション14プラス」がある。
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映画『聴こえてる、ふりをしただけ』
2012年8月渋谷アップリンク他にて夏休みロードショー
監督・脚本・編集:今泉かおり
撮影:岩永洋
録音:根本飛鳥、宋晋瑞
照明応援:倉本光佑、長田青海
音楽:前村晴奈
出演:野中はな、郷田芽瑠、杉木隆幸、越中亜希、矢島康美、唐戸優香里
配給・宣伝:アップリンク
(2012年/日本/99分/16:9/カラー)
試写会に5名様をご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。ご応募の際、webDICEのアカウントをお持ちでない方は新規登録が必要です。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)
『聴こえてる、ふりをしただけ』5名様ご招待
日時:2012年6月28日(木)12:30開場/13:00開演
会場:京橋テアトル試写室(中央区京橋1-6-13 アサコ京橋ビルB1)[地図を表示]
【応募方法】
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■応募締切:2012年6月21日(木)23:00
※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントに6月22日(金)中にメッセージにてご連絡いたします。
▼『聴こえてる、ふりをしただけ』予告編