（写真上）青山（「エロスあるいはエロスではないなにか」）1968年 東京都写真美術館蔵
森山大道は1963年よりフリーの写真家として活動をはじめ、65年『カメラ毎日』に＜ヨコスカ＞を発表。以後写真雑誌などで作品を発表し、“アレ、ブレ、ボケ”と形容されるハイコントラストや粗粒子画面の荒々しい写真表現は60～70年代の日本の写真界に一石を投じた。「写真とは何か」を問い続け、初期代表作『にっぽん劇場写真帖』（68年）、極限まで写真表現を突き詰めた『写真よさようなら』（72年）、スランプからの再起となった『光と影』（82年）、最新作『ハワイ』（07年）など、発表する写真集はどれも注目を集めている。本展では、今日、世界的に高い評価を受けている森山大道の「足跡」と「今」を2つの展覧会によって展開される。
（写真右）ハワイ 2007年
『Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005』は、森山大道の写真人生でキーポイントとなる70年代後半および、現在の充実した活動へとつながる80～90年代以降の作品が充実した回顧展。「写真とは何か」、森山大道が問い続けた写真の軌跡を代表作品、未発表作品約200点で再現する。
『Ⅱ.ハワイ』は、写真集「ハワイ」に掲載された300点から本展は森山自らが展示構成を行い、写真集「ハワイ」から厳選した作品及び未発表作品約60点に特大サイズのプリントを加え、一堂に公開する。
また、今回は森山大道初の試みとして、評論集「森山大道論」を会場で販売する。各界著名人に加え、一般公募で選ばれた論評を掲載した読み応えのある一冊に仕上がっている。
（写真右）光と影 1981年
本展のレビューを書いていただくことを条件に、webDICEユーザー対象に抽選で5組10名様を本展にご招待します。応募方法は下記をご覧ください。
『森山大道展 Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005／Ⅱ.ハワイ』
会期：5月13日（火）～6月29日（日）
会場：東京写真美術館 2階・3階展示室
（東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内）[地図を表示]
開館時間：10:00～18:00（木・金は20:00まで） ※入館は閉館時間の30分前まで
休館日：毎週月曜日（祝祭日の場合は翌日）
観覧料：一般1,100円、学生900円、中高生・65歳以上700円
【展覧会はフロアごとに観覧することもできます】
「Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005」（3階展示室）
一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円
「Ⅱ.ハワイ」（2階展示室）
一般800円、学生700円、中高生・65歳以上600円
主催：東京都写真美術館、産経新聞社
特別協賛：カルティエ
協賛：EPSON
協力：タカ・イシイギャラリー
＜関連イベント＞
■映像上映
「写真家 森山大道 1996 ～路上の犬は何を見た？～」
（1996年2月24日放送）第2日本テレビにて放送中
→http://www.dai2ntv.jp/w/moriyama/moriyama_syabi.html
■森山大道連続対論
第一回：5月23日（金） 18:00-20:00
森山大道×大竹伸朗（美術家）
第二回：5月24日（土） 18:00-20:00
森山大道×多木浩ニ（美術・写真評論家）
第三回：5月30日（金） 18:00-20:00
森山大道×金平茂紀（TBSテレビ報道員局長）
定員：190名
参加方法：朝10時より当日有効の展覧会チケットをお持ちの方に整理券をお配りします。
【招待券応募方法】 5組10名様にプレゼント
※5月25日（日）までに展覧会を見て、レビューを書いていただけることが条件となります。
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■応募締切り：2008年5月8日（木）
※当選者の発表は、招待券の発送をもって代えさせていただきます。
