骰子の眼

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2012-03-11 00:00


自分で選ぶ運勢ガイド☆いま、自分と向き合うべくは何か☆3月11日に寄せて

メディスン・カードであなたの運勢&全体運をリーディング!!
自分で選ぶ運勢ガイド☆いま、自分と向き合うべくは何か☆3月11日に寄せて

みなさま、ごぶさたしております。
いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ちょっと長く書かせていただきます。

去年の3月11日、まさにこの連載の原稿を書いていました。
そのときはちょうど書き終わった直後、と書いたのですが、ほんとうは書き終わる寸前で、机が尋常じゃなく揺れてキーボードが打てなくなってしまって、揺れがおさまってから結びの部分を書いて編集部に送ったんです。でもその原稿は、地震には一切ふれていないものだったのでどうもすっきりせず、結局、最初から書き直したんですよね。もう書き直しているそばから状況はどんどん変わるし、情報も錯綜していて、まるで新聞記事のように、更新の直前まで何度もやりとりをして修正したことを覚えています。

あんなに緊張してものを書いたことはないし、ものを書きながらあんなに自分に問いかけたこともない。けれども、発言できる場があったことは、わたし、という個人にとって、とても大きなことでした。この場を借りて、編集部、そしてご覧いただいているみなさまに感謝いたします。
って、ちょっと大げさな感じですけれども、すごい特別なことだったんだ。不特定多数のひとびとに向けて発言する、ということのこわさ、そうした場があることで、自分がより平静な意識を保っていられたのは間違いないから。

あのとき、自分にできることはなんなのかを、多くの方が考えたと思います。わたしも被災地に行くべきか考えましたが、行く必要があるならそうなるだろうと流れにまかせることにした。
そしてわたしがすることになったのは、地震を機に家から出られなくなってしまったり、仕事を辞めたり、放射能の影響で移住を考えたりという、東京に住んでいる方たちをリーディングさせていただくことで、結局ここにいるのが最善なのだとわかってからは腰がすわったというか、より目の前のことに集中できるようになりました。

先日、映画『ホピの予言』を観ました。あの映画を知ったのは、まさにわたしがメディスンカードを手にしたころで、もう20年近く経つわけですが(ほんと早いわ…)、当時、メディスンウーマンカードというのをやられていた方から『ホピの予言』について書いた冊子をいただいたのがきっかけでした。その方とはしばらく文通をしたりして、ネイティヴ・アメリカンや環境問題に関する冊子なんかをいただいたんですが、たしか北海道に引っ越してしまって音信不通になってしまったんですけど、これ読んでないかなあ。もしご覧になっていたら、あのときのあいつですので、よければメールください!

で、映画を観てまず思ったのは、とりあえず掘り返した地面、ならしてから帰ろうや、ってことですよね。だって掘りっぱなしだよ、荒らしてそのまんまだよ。だめだろうあれは。つかったものはもとに戻せとか、ひとに迷惑をかけてはいけないとかだましてはいけないとか、こどもらには言うわけでしょ。

メディスンカードをつかってらっしゃる方はご存知のように、「母なる地球」をあらわすカードがあります。そもそも、地球上にあるものは、全部地球からやって来るんだよね。食べ物はもちろん、洋服、本、家の資材、PCのチップに至るまで、全部地球にあるものからつくられている、もちろん自分も。ね、母じゃん。ここから全部生まれてきてるんだから、地球、母じゃん。わたしにはなんかあの採掘跡が、まるでえぐられた身体のように見えて、おそろしかったんだよ。

ONENESSという概念は、ネイティヴ・アメリカンに限らずさまざまな教えのなかにある。でもそれは手をつなごう、ひとつになってつながろう、みたいなどこか仲間とか連帯とかそれが愛なのです、みたいな感覚ではなく、ほんとはもうそのもの、分離してるからつながるというのじゃなく、そのものなのだと気づく、ということですよね。そしたら、することとしないこと、って、考える必要もなくわかってくると思う。

お子さんのことを考えて今後どうしたらよいかというご相談は、最近でもあります。直接に体感していない方、特に被災地から離れた地域にお住まいの方にはあまり実感はないかもしれませんし、自分のことで精いっぱいな方もいらっしゃるでしょう。
どちらにしても、考えてもこたえは出ないし、その必要もない。ただ気づくだけ。というか、気づいたことからやってくだけ。

まわりや誰かを変える必要などなく、気にする必要さえない。
外に求め続ける限り、こころはほんとうには満足なんてしないのだから。。

というわけで、いきましょう。

今回は、具体的な何かというより「いま、自分の何と向き合ったらいいか」というテーマでやってみてください。去年の同じ時期に出たメディスンも2つほどあります。
画像は「雪に被われた地面」。雪で風景が真っ白になると、通り慣れた道でも迷ってしまいそうになりますよね。その下にあるのは、いつもの風景なのに。

では、Let's medicine☆.。.:*・゚゚☆



使い方は、あなたの自由!!

使い方ガイド

*ベーシックな使い方
ぴん、ときた画像をひとつ選んでクリックしてください。
そこに書かれているテキストが、あなたのガイドになります。

*自由な使い方
・いま、知りたいことをイメージしてクリック!
・恋愛、仕事、健康など、自分で決めたテーマごとにクリック!
・毎朝、起きたときに今日1日をイメージしてクリック!
・全部クリックして、好きなテキストを選ぶ!
など、自由に、フレキシブルにつかってください。

また、「全体のメディスン」も組み合わせてみてください。

▼直感でクリック!(1クリックでテキストが開き、再度クリックで閉じます)

snow01 snow02 snow03 snow04 snow05 snow06

▽この画像を選んだあなた

ほんとうにこわいことって、なんでしょう。
見捨てられるかもしれない、拒否されるかもしれない、なんとしても自分を認めさせなければならない。そう思うのはなぜだろう。
ほんとの自分でいないと、どこか居心地が悪くて、ほんとの自分はこうじゃない、ほんとの自分をみてほしい、そんな声がいつもこころの奥、いやもっとずっと近いところで聞こえているのに、その声にしたがうことができないのはなぜだろう。
否定、批判、あなたが外に向かって放つ言葉、思い、ヴァイブレーションはつまりは自分に向けているのだということを、たぶんあなたはわかっていると思う。こわがらずにそれを見て。みんなそうだから…あのひとはそれが好みだから…あなたは、いったい誰ですか?
あなたがあなたのままでいること。それ以外にすることなんて、ほんとうにはないです。


▽この画像を選んだあなた

じたばたしているときって、結局どこにもいけないんですよね。「どうしたらいいんだ?」という問いは、「いまの自分にはできない」という宣言なんです。仰向けに寝転んで、どんなに両手両足をばたばたさせようとも、結局、自分にも誰かにもゆだねきれない。そんなこどもをみたら、あなたはどうしてあげるでしょう。
こどもにとって、世界は巨大な遊び場です。はじめて見るものの新鮮さ、それはいったい、どんな楽しい遊びになるだろう。そのなんの先入観もない偉大なる好奇心は、世界に対する全幅の信頼からくるものなんです。
こどものころのあなたも同じだったはず。あなたは、自分や誰かに対して、おそれや深刻さを与えたいですか? それとも、こどもの無邪気な視点で、いつでも世界をまぶしく眺めさせてあげたいですか?
甘えてもいいんです。だから自分以外の誰かがいるんだから。
まずはあなたがあなたご自身にたっぷり愛情を与えて、信じることの強さと素晴らしさを取り戻してください。


▽この画像を選んだあなた

変わり映えのしない毎日、未消化の思い、ずっと何かを先送りにしたまま過ぎてゆく時間…そんな日々をもしもあなたが送っているのなら、○○してください、とは申し上げません。なぜなら、あなたご自身がいちばんわかっていることだと思うから。
変わることをおそれる気持ちは、面倒なことになるのではないか、失敗したらどうしようというおそれ、つまり何が起こるかわからないからだと思うんです。変わらないのは誰のせいでも状況でも実はない。そんな思いを抱えているあなた自身が、先延ばしにしているから。
そんなにもおそれ、面倒ならば、このままでも構わないと思う。住み慣れた場所は、多少難があっても勝手がわかっているし、むしろこのままでいられなくなるような事態にでもならない限り、予測がつく分、とりあえず安全かもしれない。けれど、わかっていると思うんです。そこは、もう何も生まない場所だということを。


▽この画像を選んだあなた

あなたはまだ、ほんとうのあなたというものを、完全には把握していないと思う。そしてそれに、もう気づくときなのだと思います。
何かをしたら得られるわけではなく、すでにもう持っている。というか、すべて。あなたはそれ、そのものなんです。それは、探すのをやめたときに見つかる類いのもので、けれど見ようとしなければ“見えない”もの。さらにそれは、いつでも“ここ”だと教えてくれているほど近くに在る、というかそれ、そのものだから。
隠れているものを、とりあえず目の前に並べてみてください。見るのは少しこわいかもしれない。けれど、その下に在るもの、おそろしいことも苦しいことも悲しいことも、それらは全部その下に在るもののうえで起こるだけのまぼろしなんですね。
気づいてください。どんなときも揺るがず、ただの一度もあなたを見放したり傷つけたりせず、見守ってくれていた“それ”を。


▽この画像を選んだあなた

誰かに対して優位に立ちたい、自分は優れていなければならず、さらにそれを証明しなければならないという思い。
すべてはあなたのなかにある。もしも、誰かの劣っていると感じる部分を探して攻撃をしかけたいと思うことがあるなら、それはあなた自身の許せない側面なんですね。
「破壊」「創造」は、「破壊と創造」とついにしてよく語られます。あなたは何を壊して何をつくろうとするのでしょう。あるいは、何をつくるために何を壊すのか。
あなたのパワーは、いまのあなたが思うよりはるかにすごいものです。どうぞ、ほんとうのあなた自身を思い出し、ほんとうにつくられるべきもののために、その素晴らしいちからをつかってください。


▽この画像を選んだあなた

すべてをなかったことにして生まれ変わりたい、と思ったことがあるかもしれません。あるいは、自分は変わるべきだと。
では直ちにそうしましょう。たとえばコンピュータを完全に初期化し、新しくセットアップするように。
初期化されたあなたは、メールもネットも使えない、文字ひとつ打てないところからはじまります。つまり、あなた自身がいままでのプログラムをすべて捨てて、新しくプログラミングするんです。
さらにいえば、ある基準に沿わないものは、何ひとつ起動させることができません。それは、あなたが無条件にこころから喜べること、健康で、安らかで、罪悪感やモラル、プライドなど考える間もなく、無理なく自然にただ“在る”こと。
あなたはもう、このPC以外使えないし、使わないと決めてください。
生まれ変わるというのは、いままでのように生きない、ということです。
どうぞ、スイッチを入れてください。いま、ですよ。



■「全体のメディスン」(2012年3月 テーマ:いま、自分の何と向き合ったらいいか)


あなたはどんな情報に反応し、どのような行動をとるでしょう。
どんなひとの、どのような姿に共鳴するのでしょう。

震災が起きたばかりのころ、見知らぬ誰かの言葉や行為に、多くのひとが揺り動かされたことと思います。それが誰であろうと関係なく、無条件に反応した。反応は、あなたの内にある要素に同調しなければ起こらないものです。共鳴だけでなく、怒りもまた、あなた自身がゆるしていないものに対し起こります。自分のなかにある種が、一定条件の何かに反応して発芽するように。

あなたが反応したものは、もともとなんらかのかたちであなた自身も送り出しているものです。だから、あなたの望む通りのものが集まり、あなたの見る風景となる。そして、あなたが反応するのと当時に、あなた自身の送り出すものに反応するひとたちがいる。

あなたはいったい“何”に反応し、“何”を送り出してゆくのか。
いま一度、それを見てみてください。あなたが誰かに揺り動かされたように、あなたも同じだけのちからをもっています。自分がほんとうにしていることはなんなのか、どんな種を発芽させようとしているのか。

今回のメディスンは、震災後に掲載した6つの画像のなかに出たもので、上はそのときに書いたほぼそのままを載せてみました。
別に、震災のことだけじゃないですよね。常に、自分のセルフイメージの通りに、ひとは自分を見てくれます。それが不本意であろうとなかろうと、すべてあなたのなかにある要素を、誰かや何かが見せてくれる。

自分が自分をどう思っているか。
あなたのまわりにいるひと、いないひと、あるもの、ないもの、そしてご自身を、
いま一度、見てみてください。

というわけで、Have a great the POWER OF NOW☆☆☆

次回の「全体のメディスン」は3月23日ごろ、こちらにアップします。
そして来月はひさしぶりに音楽のほうのライブや、イベントにも参加しますので、ブログとかでチェックしていただけるとうれしいです。
では、かなり長くなりましたが、読んでくださって、ありがとうございます。
またね☆


ananya

■ANANYA(アナンヤ)PROFILE

'93年にネイティヴ・アメリカンの智慧を集約した「メディスン・カード」に出会い、それを元に自らカードを作成、ライフワークとして都内カフェ、雑貨店およびイベント等でリーディング・セッションをはじめる。「SONIC PLATE」暫定運営。タケ・ロドリゲス&ヒズ・エキゾチック・アーケストラにヴォーカリストとして参加。その他、チベットのマントラなどをモチーフとした手芸作品「prana」など。

ANANYAのサイト
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