骰子の眼

music

大阪府 大阪市

2011-11-07 23:16


サントリー烏龍茶CMで知られる中川俊郎の作品を通して現代音楽を楽しむコンサート、5組10名様をご招待

来場者のためにピアノ曲を作曲、多彩な内容で現代音楽/即興音楽の魅力を伝える公演開催。
サントリー烏龍茶CMで知られる中川俊郎の作品を通して現代音楽を楽しむコンサート、5組10名様をご招待
『TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”』に出演する作曲家・中川俊郎

サントリー烏龍茶CMで知られる作曲家・中川俊郎の音楽世界を堪能することのできる演奏会が11月19日(土)大阪市のいずみホールで開催される。

サントリー芸術財団の主催により、2003年から行われている「TRANSMUSIC 対話する作曲家」は、現在注目される作曲家の音楽活動を、ゲストとのコラボレーションなどを通して紹介するコンサート・シリーズ。2010年からは、「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア」とタイトルを変え、世界初演となる新曲の披露、そしてトークなど様々な趣向で、同時代の作曲家がクリエイトする音楽世界に、さらに親しみやすく、そして深く興味を持ってもらえるような内容となっている。

「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”作曲家 中川俊郎を迎えて」と題し行われる今年のテーマ作曲家・中川俊郎は、前衛的な現代音楽の作曲家という側面をもちながら、ピアニストとして、またサントリーの烏龍茶やユナイテッド・アローズのCM音楽、パパ・タラフマラなどの演劇への音楽提供、現在公開中の石井克人監督作『スマグラー おまえの未来を運べ』の映画音楽を担当するなど、多様なフィールドで活動。当日は、本公演のために作曲した新作そして改訂作の演奏と、現在NHKの人気番組「schola 坂本龍一 音楽の学校」に出演中の音楽学者・岡田暁生氏とのトークが繰り広げられる。単純なコンサートだけでは伝わりづらい即興演奏の魅力、そして過去の作品がどのように改訂されていくのかが解りやすく解説される。

中川氏によると、世界初演となる「室内交響曲 第1番」は「メロディー、歌とはいったい何だろう、という旋律性を追求した作品」とのこと。マーラー、シェーンベルク、ショスタコーヴィチの交響曲の伝統を継承しつつも、彼のライフワークである前衛的な現代音楽との繋がりを探求した楽曲であるという。また同じく世界初演となるピアノ曲「主題と変奏」は、その「室内交響曲 第1番」の短縮形ながら、単に抜粋するのではなく、完成した楽曲をCDにして早送り再生させたようなアンサンブルとなっている。

さらに、継続的に現代音楽を紐解いていくというこのシリーズのテーマに基づき、来年のテーマ作曲家として決定した伊左治直の新曲も予告編として演奏される。

参加者には、作品の「粋=エッセンツィア」に直に触れる機会を持ってもらいたいということから、新たに作曲したやさしいピアノ曲「主題と変奏」の楽譜が進呈。遊び心にみちた構成により、とかく難解とおもわれがちな現代音楽の楽しさを知る入口となるコンサートを、ぜひ体験してみてほしい。

【プログラム】
●中川俊郎
・室内交響曲 第1番(サントリー芸術財団委嘱作品・世界初演)
・主題と変奏(内包ピアノ小品)~〈室内交響曲 第一番〉内包曲~(サントリー芸術財団委嘱作品・世界初演)
・信号燈2011
・陰った渇きII~フルートのための
・即興演奏
モーツァルト
・ロンド イ短調Kv.511
●伊左治直(2012年テーマ作曲家)
・天人鳥の架空庭園~通過楽団による《嗚呼通天閣》付きご当地限定版上演!(サントリー芸術財団委嘱作品・世界初演)
●中川俊郎×岡田暁生 トークセッション

指揮:飯森範親
ピアノ:中川俊郎/碇山典子
ホルン:村上哲
フルート:安藤史子
いずみシンフォニエッタ大阪




■中川俊郎 プロフィール

桐朋学園大学音楽学部作曲科卒業。MUSIC TODAY '82(武満徹企画構成)10周年記念国際作曲コンクール第1位(自作自演)。1988年村松賞、第12回中島健蔵音楽賞をグループ「アールレスピラン」として受賞。2009年、全曲オーケストラ作品によるサントリー芸術財団コンサート「作曲家の個展 中川俊郎」が開催され、その成果に対して第26回中島健蔵音楽賞を受賞。現在、日本現代音楽協会理事、日本作曲家協議会理事。作曲家団体「深新會」会員。CM音楽の分野でも受賞多数。東芝EMIから、サントリー烏龍茶のCM曲を集めた“chai”“Cocoloni utao”“Chai Classic”などをリリース。

■伊左治 直 プロフィール

1968年生まれ。近年の主な活動としては、2005年、サントリー音楽財団コンサート「対話する作曲家 ― 伊左治直」。2006年、いずみホールと紀尾井ホール2館共同委嘱作品「綱渡りの娘、紫の花」初演。2008年、作品集CD《熱風サウダージ劇場》(FOCD2565)の製作。近年は音楽祭「Music from Japan」(2010)招待作品、コロンビア大学雅楽研究会での新作初演、外囿祥一郎の新作CDへの委嘱新作収録など。また、ブラジル音楽系のライブ活動も断続的に行っている。これまで日本音楽コンクール第1位、現音新人賞、出光音楽賞など受賞。




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『TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”
作曲家 中川俊郎を迎えて』
2011年11月19日(土)いずみホール(大阪)

開演16:00(開場15:30)

入場料:
S=4,000円/A=3,000円/B=2,000円/学生=1,000円(学生券は大阪アートエージェンシーのみ取り扱い)
チケット:
いずみホールチケットセンター 06-6944-1188
チケットぴあ 0570-02-9999 http://t.pia.jp/ 【pコード:147-576】
ローソンチケット 0570-084-005 【Lコード:53465】
お問い合せ・予約:大阪アートエージェンシー 06-6943-1001 osaka.art.agency@gmail.com
主催:サントリー芸術財団
後援:いずみホール〔財団法人 住友生命社会福祉事業団〕
助成:芸術文化振興基金
マネジメント:大阪アートエージェンシー
制作協力:東京コンサーツ

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■応募締切り:2011年11月16日(水)9:00

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キーワード:

中川俊郎 / 岡田暁生 / 伊左治直


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