フランス映画祭団長のリュック・ベッソン監督(左)、そしてジャン=ポール・ジョー監督(右)
第19回フランス映画2011が開幕。オープニング・セレモニーにリュック・ベッソン監督らとともに6月25日から一般公開される『セヴァンの地球のなおし方』のジャン=ポール・ジョーが登壇した。監督達はそれぞれ日本へのメッセージを寄せ、イオセリアーニ監督は「自分の映画の事を語る事より大事な事がある」と震災後の日本人の行動を尊敬していると賛辞を惜しまず、ジョー監督は、東京に来る前に次回作の撮影で福島と祝島に撮影に行ったと語り、「福島そして祝島の人たちが原発を反対している事に対して連帯の表明をしたい」と鉢巻きをポケットから取り出し「原発絶対反対」の鉢巻きをした。団長のリュック・ベッソンはフランスの原発も心配だとコメントし、最後はオープニングで上映される自身の作品『アーサー3』の宣伝に余念がなかった。
フランス映画祭は23日(木)から26日(日)まで、有楽町の朝日ホールとレイトショーはTOHOシネマズ日劇で催される。
あんな悪魔との契約は、人類には必要ないと私は思っています。原子力発電とそれが未来に与える影響は、次の世代への究極の犯罪だと思います。だって私たちには それが未来に与える影響がどれほどかわかりません。by セヴァン・スズキ『セヴァンの地球のなおし方』より
ジャン=ポール・ジョー監督
ジャン=ポール・ジョー監督の持参した原発反対の鉢巻きを「私も原発反対だ、貸してくれ」とオタール・イオセリアーニ監督(右)。『月曜日に乾杯!』『ここに幸あり』で知られるイオセリアーニ監督は『Chantrapas』(原題)を出品。
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『フランス映画祭2011』
2011年6月23日(木)より6月26日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇(レイトショーのみ)にて開催
『セヴァンの地球のなおし方』 6月24日(金)14:30から上映 ※監督によるトークショーあり
ジャン=ポール・ジョー監督サイン会 6月24日(金)17:00~17:30
フランス映画祭2011公式HP
『セヴァンの地球のなおし方』より
『セヴァンの地球のなおし方』
6月25日(土)より東京都写真美術館ホール、渋谷アップリンクほか全国順次公開
監督:ジャン=ポール・ジョー(『未来の食卓』)
プロデューサー:ベアトリス・カミュラ・ジョー
出演:セヴァン・スズキ、ハイダグワイの人びと、古野隆雄、福井県池田町の人びと、バルジャック村の人びと、ポワトゥーシャラントの人びと、コルシカ島の人びと、オンディーヌ・エリオット、ニコラ・ウロ、ピエール・ラビ、他
2010年/フランス/115分/HD/16:9/カラー/ドルビー/英語、フランス語、日本語
公式HP
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