(c)映像工房NOBU
求めても求めても、追いかけても追いかけても、つかまえられない。人は誰でも、傷つかないように生きていこうとする。恋人をつなぎとめようとする女。愛を奔放に分け与える男。心の揺れを確かめようとする女。愚直なまでに孤独な男。彼らもまた、当たり障りのない会話やぎこちない態度で相手の真意を探り、安心の拠りどころを見つけようとする。しかし一旦その歯車が狂ったとき、彼らはうろたえ、泣き叫び、感情を露わにしてぶつかり合う。嫉妬とエゴが表面化し、修復できないまでに関係が壊れたとき、最後に辿り着く場所。『ふゆの獣』は、そんなむきだしの本能が行き着く先を、揺るぎない映画的感性で鮮やかにスクリーンに焼きつける。
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ユカコ(加藤めぐみ)は同僚のシゲヒサ(佐藤博行)とつき合っている。最近、ふたりの間には微妙な距離が生じていた。シゲヒサの部屋で過ごすいつもの時間。しかし会話はかみ合わず、携帯が鳴っても出ないシゲヒサ。「誰?」とたずねると、「オフクロ」というだけ。ひょっとしたら彼は浮気しているのかもしれない。不信感を募らせるユカコに、シゲヒサは、預かっている部屋のスペアキーを返すから自分の部屋のキーも返してほしいと言いだした。激しく動揺するユカコに「なんで怒ってんの?」と自然さを装う。「ううん、怒ってないよ」対するユカコは冷静さを装おうとするものの、壊れていく関係のただ中でうろたえるだけ。
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ノボル(高木公介)は同僚のサエコ(前川桃子)に恋心を抱いている。女性と話すのは得意でない彼にとって、サエコは唯一気軽に話せる相手。思い切って告白するノボルだったが、「一緒にいて楽だけど何か違う」と応えるサエコは、実は他に好きな人がいると告げる。「私が好きなのはシゲさん。シゲさんは遠くにいる憧れの人。一緒にいるときはすごく近くに感じる」。屈託なく話すサエコの一言一言に、ノボルは耳をふさぐことすらできない。受け入れてくれるはずはないと思っていたものの、現実に打ちのめされ、落ち込んでいく。(以上、プレスより引用)
▼『ふゆの獣』予告編
『ふゆの獣』
2011年7月2日(土)より緊急レイトショー! テアトル新宿 他順次全国
出演:加藤めぐみ、佐藤博行、高木公介、前川桃子
監督・編集・構成&プロット・撮影・音響効果:内田伸輝
製作:映像工房NOBU
2010年/日本/カラー/ステレオ/92分/(c)映像工房NOBU
公式サイト
試写会に5名様をご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)
『ふゆの獣』試写会5名様ご招待
日時:2011年6月28日(火)開場18:00/開映18:30
会場:京橋テアトル試写室(中央区京橋1-6-13 アサコ京橋ビルB1F)[地図を表示]
【応募方法】
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■応募締切:2011年6月23日(木)15:00
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