1987年より開催され今年で22回目を迎える『イメージフォーラム・フェスティバル』。日本国内、海外から毎年新しい映像アート（実験映画、ビデオアート、インディペンデント映画、映像インスタレーションなど）の意欲的で実験的な新作、話題作を上映する。日本招待作品、海外招待作品、一般公募入賞作品による3部門で構成され、計18プログラム、77作品の長編、短編作品上映とインスタレーション展示を行う。特集上映は「ドリーム・マシーン」と題し3プログラムで編成。上映期間中には来日ゲストによるトーク等、関連イベントも開催する。
（写真上）「ラスト・ライオット」AES+F © AES+F Courtesy of Triumph Gallery (Moscow) and Multimedia Art Center (Moscow)
◆ニューフィルム・ジャパン（日本招待部門）
2006年から2008年にかけて制作された映画、ビデオ、インスタレーション、作品の中からセレクトされた秀作、話題作を上映･展示。本フェスティバルで発表された作品は、日本の映像アートを代表する作品として海外の映画祭、メディアアート・フェスティバル、シネマテークなどで広く紹介され、国際的な視野から見ても注目作が集まる重要な場になってる。ミュージシャンあがた森魚が挑む月刊映画『もっちょむうすけしぱあぷるへいず2007』や、『睡蓮の人』『俺の路』など人形アニメーションで一躍注目を浴びた村田朋泰の新作アニメーションの連作、手塚眞が8ミリフィルムの物質的な美に迫る『2008mm』など、バラエティ豊かな作品群でプログラムを構成している。
（写真）「うすけしぱあぷるへいず11月號」あがた森魚＋中縞信太郎
◆ジャパン・トゥモロウ（一般公募部門）
実験映像作家を目指す新人の発掘を目的として、2007年12月3日から2008年1月23日までの期間、一般から作品を募集。大賞には、日常的な素材で抽象的なイメージを発見した観点が印象的な中島雄介の作品『UNCONSCIOUS』が選出された。
（写真）「unconscous」中島雄介
◆ニューフィルム・インターナショナル（海外招待部門）
世界第一線の映画祭、国際美術展よりえり抜いた注目の作品を上映。レフ・マエフスキ（アメリカ/ポーランド）、ジョシュア・モスレイ（アメリカ）、AES+F（ロシア）らの作品は、昨年の第52回ヴェネチア・ビエンナーレで話題となり、日本で初公開となる。気鋭の映画監督３人に新作を依頼する全州国際映画祭の「チョンジュ・デジタル・プロジェクト」から、ハルン・ファロッキ、ペドロ・コスタ、ウジェーヌ・グリーンの新作中編を上映。
（写真）「うさぎ狩り」ペドロ・コスタ
◆特集上映：『ドリーム・マシーン』
「ドリーム・マシーン」と題し、欲望装置としての映画やビデオ、レコード、インターネットなど、時代時代が生み出した視聴覚メディアの検証をテーマとした作品を3プログラムで編成。
（写真）「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」ソフィー・ファインズスラ
＜関連イベント＞
アーティスト・トーク（各プログラム上映終了後）
★「何故、月刊映画か」 4月28日（月）19:30～
あがた森魚+岡本和樹＋中縞信太郎
★「映像による詩作」 5月1日（木）14:30～、5月4日（日）17:00～
レフ・マエフスキ
★「新しい抽象表現」 4月28日（月）14:30～、5月17日（土）19:30～
マックス・ハットラー＋ロベルト・ザイデル
本映画祭の招待券（東京・京都会場のみ）をペア5組10名様にプレゼント。詳細・応募方法は下記をご覧ください。
『イメージフォーラム・フェスティバル2008』
会期・会場：
4月27日（日）〜5月6日（火） パークタワーホール（東京）
5月13日（火）〜18日（日） 京都ドイツ文化センター（京都）
6月11日（水）〜15日（日） 福岡市総合図書館（福岡）
6月18日（水）〜22日（日） 愛知芸術文化センター（名古屋）
7月19日（土）〜21日（月） 横浜美術館（横浜）
各会場の地図はコチラ
入場料：［当日1回券］1,200円 [特別鑑賞1回券] 1,000円
[会員1回券] 1,000円 [4回券] 3,200円 [フリーパス券] 8,000円
主催：イメージフォーラム 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ実行委員会 愛知芸術文化センター 横浜美術館
【招待券応募方法】5組10名様にプレゼント(東京・京都会場のみ)
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■応募締切り：2008年4月22日（火）
※当選者の発表は、招待券の発送をもって代えさせていただきます。
