4月26日(土)より『バウハウス・デッサウ展/BAUHAUS experience, dessau』が東京藝術大学大学美術館にて開催される。
(写真上)バウハウス・デッサウ校舎
本展はドイツ、デッサウ市にて活動を展開するバウハウス・デッサウ財団所蔵のコレクションから日本初公開となる146 点を含む、241 点を中心に、国内外から集められた約260 点におよぶ貴重なプロダクト(製品)と資料によって構成されている。バウハウス・デッサウ財団所蔵のコレクションが、これほどの規模でドイツ国外で紹介されることは例がなく、世界的にみても本展が初の試みとなる。
これまでも日本においてバウハウスに関する展覧会は数多く開催されてきたが、本国ドイツのコレクションを基幹とする展覧会は、1995 年のセゾン美術館での展覧会以来、日本国内では13 年ぶりの開催となる。また、2009 年はバウハウス誕生90 周年を記念して、バウハウス・アルヒーフ(ベルリン)やニューヨーク近代美術館/MoMA でも「バウハウス展(仮)」の開催が予定されており、本展はそれらに先駆け、バウハウスの活動と理念を大きく展観する貴重な機会である。
(写真右)ポスター「バウハウス展覧会 バーゼル産業博物館」/デザイン:フランツ・エーリヒ 原案素描:ヨースト・シュミット 1929年
バウハウスといって広く一般に知られているベルリンのバウハウス・アルヒーフに対し、ヴァイマールとデッサウは東ドイツ圏内に位置していたこともあり、東西ドイツが統一されるまで、実際の建物やその内部、活動の全容が一般に紹介される機会は多くはなかった。しかし、誕生の地ヴァイマールを追われ、その後移転したデッサウでの活動時期こそ、バウハウスの活動と理念が最も花開き、実践され、その後のデザインの流れへと大きな影響を与えることになる製品が多く生み出された時期と言えるだろう。
本展では、このデッサウ期(1925~1932 年)の活動を中心に当時の文化動向や社会情勢との関わりも紹介しながら、バウハウスというデザイン運動の核心とその誕生の起源に迫る。当時の先端技術と芸術を融合して本当の意味での機能美、造形美を目指したバウハウス。そしてその造形の最終目的を建築と掲げたバウハウス。閉鎖から75年経った今でも、私たちの生活のなかに確かに息づいているバウハウス・デザインとその理念を堪能していただきたい。
(写真右)1世帯用住宅 BAMBOS1/設計:マルセル・ブロイヤー 1927年
本展の招待券をペア10組20名様にプレゼント。詳細・応募方法は下記をご覧ください。
『バウハウス・デッサウ展/BAUHAUS experience, dessau』
会期:4 月26日(土)~7 月21 日(月・祝) 月曜休館
(但し、5 月5日(月)、7 月21 日(月)は開館。5 月7日(水)は休館)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:東京藝術大学大学美術館
(東京都台東区上野公園12-8)[地図を表示]
観覧料:一般1,400 円(1,200 円)、高校・大学生800円(700 円)
※( )内は前売/20 名以上の団体料金
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
主催:東京藝術大学、産経新聞社
共催:バウハウス・デッサウ財団
(写真右)子供椅子 ti 3a/デザイン:マルセル・ブロイヤー 1923年
<バウハウス・デッサウ展 関連イベント&グッズ>
■講演会「デッサウのバウハウス」
日時:4 月26 日(土) 14:00~16:00
講師:オマール・アカバー(バウハウス・デッサウ財団 館長)
会場:東京藝術大学 第一講義室
定員:200 名
入場無料(先着順) 午後1時より整理券配布
■ワークショップ「Space in Motion~ラスロ・モホリ=ナジの講義から」
バウハウスのマイスターとして活躍したモホリ=ナジ
日時:4 月26 日(土)、27 日(日) 各日10:00~18:00
講師:ブルーメ・トールステン(バウハウス・デッサウ財団 キュレーター)
会場:東京藝術大学 第二講義室
定員:15名
参加費:2,000 円(2日間通し、材料費込み)
※詳細はホームページにて紹介します
■バウハウス・デッサウ展 関連写真展
日時:5 月17 日(土)~7 月21日(月・祝)
会場:JR上野駅 2階ブレイクギャラリー
※詳細はホームページにて紹介します
■バウハウス・デッサウ展カタログ
版型もユニークなページ数600ページにも及ぶ充実の展覧会カタログ
価格:未定
【招待券応募方法】10組20名様にプレゼント
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■応募締切り:2008年4月18日(金)
※当選者の発表は、招待券の発送をもって代えさせていただきます。