『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『奇跡の海』等の作品で愛と自己犠牲を描いてきたデンマーク映画界を代表する鬼才、ラース・フォン・トリアー監督の新作『アンチクライスト』は、子供を失くした夫婦の悲しみと苦悩を、美しく、かつ残酷に描いたエロティック・サイコ・スリラーである。映画はプロローグ、悲嘆、苦痛、絶望、3人の乞食、エピローグの6章から構成される。ハイスピードカメラを駆使したプロローグ等独特の映像美学は健在だ。
愛し合っている最中に愛する息子を事故で失った夫婦。深い悲しみと自責の念からしだいに神経を病んでいく妻。セラピストの夫は自ら妻を治療しようと試みる。催眠療法から、妻の恐怖は彼らが「エデン」と呼ぶ森の中の山小屋からきていると判断した夫は、救いを求めて楽園であるはずのエデンにふたりで向かうが、事態は更に悪化していく。現代のアダムとイブが、愛憎渦巻く葛藤の果てにたどりついた驚愕の結末とは……?
主演の夫婦にアメリカの個性派俳優ウィレム・デフォー(『プラトーン』『スパイダーマン』)と、フランスの女優でありミュージシャンとしても活躍するシャルロット・ゲンズブール(『なまいきシャルロット』『『恋愛睡眠の勧め』)のふたりを迎えた本作は、2009年カンヌ映画祭コンペティション部門で正式上映された。
ヘンデルのアリア「私を泣かせてください」をサウンドトラックに幕を開け幕を閉じる、映画史に残るであろうプロローグとエピローグのモノクロの映像美、あまりに過激な性描写や暴力描写等で、正式上映後の会場では称賛の拍手とブーイングが入り乱れ、観客の間で賛否両論が巻き起こった。
シャルロット・ゲンズブールは本作の全裸も厭わない演技で女優としての新境地を開拓し、カンヌ映画祭、デンマーク映画批評家協会賞で主演女優賞を獲得、ウィレム・デフォーもデンマーク映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞した。
映画の舞台はアメリカ、ワシントン州シアトルを想定しているが、撮影はドイツのヴェストファーレン州ノルトラインでほぼ行われた。(以上、プレスより引用)
映画『アンチクライスト』
2011年早春新宿武蔵野館、シアターN渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町にてロードショー! 全国順次公開
監督:ラース・フォン・トリアー
脚本:ラース・フォン・トリアー
製作:ミタ・ルイーズ・フォルデイガー
製作総指揮:ペーター・オルベク・イェンセン、ペーター・ガルデ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
編集:アナス・レフン、アサ・モスベルグ
出演:ウィレム・デフォー、シャルロット・ゲンズブール、ストルム・アシェシェ・サルストロ
2009年/デンマーク・ドイツ・フランス・スウェーデン・イタリア・ポーランド合作/カラー及びモノクロ/104分/ドルビー・デジタル /英語/DLP上映
提供・配給:キングレコード+ iae
配給協力・宣伝:村田敦子/井瀧誠司
公式サイト
試写会に計3名様ご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、計3名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)
『アンチクライスト』試写会3名様ご招待(3日間の日程で各1名様をご招待いたします)
日時:【1】2010年12月3日(金)開場12:30/開演13:00、【2】12月9日(木)開場15:00/開演15:30、【3】12月17日(金)開場12:30/開演13:00
場所:京橋テアトル試写室
(東京都中央区京橋1-6-13 アサコ京橋ビルB1)[地図を表示]
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