骰子の眼

music

東京都 渋谷区

2010-11-12 21:40


ディック・リー、宮沢和史そして100人のダンサーとともに繰り広げるサンディーの集大成的公演いよいよ開催

11/15(月)『Sandii's Super Reviews The Heart of Paradise 2010』は古典フラ、アウアナ、タヒチアンそしてライブ・パフォーマンスを2時間に凝縮。
ディック・リー、宮沢和史そして100人のダンサーとともに繰り広げるサンディーの集大成的公演いよいよ開催

80年代よりワールドワイドな活動を続け、自らのフラスタジオを運営するなど、自身の音楽活動以外にも多岐にわたりハワイ音楽を伝えることに尽力を注いできたサンディーのライブ『Sandii's Super Reviews The Heart of Paradise 2010』が11月15日(月)、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催される。
今回はこれまでも交流の深かったディック・リー、そしてTHE BOOMの宮沢和史という2人のアーティストをゲストに迎え、THE BOOMの「島唄」に独自にフラを創作し宮沢氏とコラボレーションするなど数多くの見どころが控えている。そんなスペシャルな組み合わせ以外にも、80年代のサンディー&ザ・サンセッツ時代から現在に至るまでにレパートリーが新たなアレンジメントが施され、オーチャードホールならではのショーアップされたステージが2時間のライブに凝縮されるとのことだ。

webdice_miyazawa
ディック・リー(左)と宮沢和史(右)

他にも今年、アルバム『飛らら』をリリースしたカリンバ・アーティストBUNやVJとのセッション、総勢100名以上のフラガールズとともに行われるタヒチアンなど、圧巻の踊りを楽しむことができる。
踊りについては、カヒコ(古典フラ)とアウアナ、そしてタヒチアンとそれぞれの踊りが披露される。タヒチアンは、フラの原型となるポリネシアで発祥した踊り。カヒコ(古典フラ)は、ペレ(火の女神)が怒っているときチャントというお祈りを唱えながら踊るもので、棒を使ったり優雅に波のように揺れたりする踊り。そしてアウアナはいわゆるテレビで見るような、手話とステップをベースに現代的にアレンジされたもの。それぞれの踊りがどのような意味を持っているかが解ると、さらに楽しむことができるだろう。

今年、彼女とのユニットSandiiBunbunとしてセカンド・アルバム『飛らら』をリリース、FUJI ROCK FESTIVALにも出演を果たし、このオーチャードホールの公演にも参加するカリンバ奏者のBUNはサンディーの魅力について次のように語る。「彼女自身がすごくマザーアース的で、懐の大きな存在。彼女が運営しているフラスタジオの教室の生徒さんたちも、一緒に習って、力を合わせて踊って、うれしさを分かち合い悲しいことを慰め合う、今の日本には忘れかけている共同体みたいなものがある。そうしたハワイアン・スピリットもサンディーを通すとみんなキラキラしたものになる。さらにライブではお客さんからすごくパワーをもらえたり、拍手ひとつでモチベーションが上がってきたりする。当日は楽しみにしていてください」。
長きにわたり出自のハワイを起点に、プリミティブな音楽の魅力を発信してきたサンディーの集大成ともいえる公演になる模様だ。




■サンディー プロフィール

1976年に世界歌謡祭で最優秀歌唱賞を受賞し、シンガーとしてのキャリアをスタートさせ、1980年には、YMOの細野晴臣プロデュースのアルバムを日英でリリース。その後、サンディー&ザ・サンセッツを結成し、ヨーロッパやオーストラリアでツアーを敢行。世界に通用する日本のアーティストとして数々の記録を残す。
1990年にはシンガポールのディック・リーのプロデュース・アルバム『マーシー』でソロ活動を再開。戦前の歌謡曲からハワイアン、アジアやブラジルの音楽を前向きに吸収し解釈した独自のスタイルはワールドミュージック・ブームの先駆者となる。1996年からは、自らのバックグランドであるハワイ音楽のアルバム制作も続け、自身のフラスタジオを設立し、現在800名の門下生を育てている。2005年に数々の修行が認められ、フラ・カルチャーを伝導する最高位である「ウニキ・クム・フラ」の称号をハワイの先人達から授かる。
2009年には、Bunkamuraオーチャードホールにて、150人のダンサーが出演するスーパーレヴューを主演、演出。最新アルバムは、BUN from KOH-TAOと共にユニット「SandiiBunbun」を組み、ゲストにトライバルユニット「アースコンシャス」を迎えた『飛らら』。2010年のFUJI ROCK FESTIVALに出演、前夜祭を含め5公演をこなす。常にシンガーとしてのオリジナルアルバムも積極的にセルフプロデュース、唯一無二のアーティストとして活動と進化を続けている。
公式ホームページ
Sandii's HULA Studio




sandii_flyer

『Sandii's Super Reviews The Heart of Paradise 2010』

2010年11月15日(月)Bunkamuraオーチャードホール
開場18:30/開演19:00

総合演出・音楽・監修:サンディー
スペシャル・ゲスト:ディック・リー、宮沢和史(THE BOOM)
ゲスト・ダンサー:アリアナ・セイユ(09ミスハワイUSA、ダンサー&振付師)
出演:Sandii's All Stars & Te Hiva Nui No Manumere
ミュージシャン:BUN(カリンバ)、田村玄一(スティールパン、スラックキーギター)、清水一登(キーボード)、れいち(ドラムス)、高橋Jr知治(ベース)、菅木真智子(コーラス)、長屋美希恵(コーラス)、那須仁(一五一会)
チケット:S席¥8,000 A席¥6,000 *3才以上はチケットが必要 ※当日券は17:30より発売
主催:DISK GARAGE
企画・製作:Mana Pacifica/PROMAX
協力:神山商店会
お問い合わせ:マナパシフィカ 03-3460-3161





DVD『フラダンスBOX ハワイアン・フラ・スピリット完全版』

vol.1 ミュージック編
『ハワイアン・レインボー』
監督・編集:ロバート・マッジ
製作総指揮:ネイル・アバクロンビー博士
出演:ヴィッキー・ホルト・タカミネ、プア・アリ・イリマ、
レイ&エロディア・カーネ、アンティ・ジェノアケアベ、ほか
vol.2 フラダンス編
『クムフラ/踊り継ぐひと』
監督・脚本・編集:ロバート・マッジ
出演:ジョージ・ナオペ、クライド・キンディ・スプロート、
カレナ・シルバ、ジョン・ダリレイ、フイ・パーク、ジョン・カイミカウア、
チンキー・アホエ、ニーナ・アクスウェル、ほか

「ハワイの音や、祈りの踊りフラの中には、沢山の宝物があります。
ハワイに感謝し続けてる一人として、
なるべく一人でも多くの人達に、宝探しの歓びを体験してほしい作品です」
──サンディー

1985/1989年作品/本編85+85分/カラー/4:3スタンダード
アメリカ/オリジナル 英語+ハワイ語/日本語字幕/片面一層/2枚組
5,040円(税込)
ULD-362
アップリンク

★購入はコチラ


レビュー(0)


コメント(0)