左:映画『Re:Play-Girls リプレイガールズ』より。(C)アドウェイズ・ピクチャーズ 右:映画『ペルシャ猫を誰も知らない』より。
久しぶりにロールプレイングゲーム「ボコスカウォーズ」をしたいなーと思っておる時に映画『Re:Play-Girls リプレイガールズ』(Yuki Saito監督作/外岡えりか、佐竹宇綺、佐藤さくら、小泉摩耶、かの夏帆、三浦萌、藤沢玲花、真知りさ、水野神菜、早麻ひかる、藤波心・遠藤舞、大坂俊介)という事務所のワクを超えて女性アイドルがめっっっっっちゃいっぱいで出てる映画と出会ったのです。お話は、人生をリプレイする為に集まった、自殺系サイトで出逢ったかわゆい女子高校生の運命は一体絶対どーーーーなんのーーとハラハラドキドキそしてテンポの良いアクション映画なんですねんます。あーーワタスもソフトフォーカスでカワユク撮られたいし、愛すキャンディーカワユク食して、カワユク日本刀を振り回して、カワユクブッタギッテ返り血を浴びまくりたいと思いませんでしたのデス!!だってワタスは、カワユクなくて、第一印象がほんまに最悪!!西成在住時代に過去ライブして、ヘロヘロになって帰ってチャリンコを止めた時にタクシーのうんちゃんに「うってうって」と何回も云われて、「何を?」とワタスがたづねたら、「シャブシャブ」と謂れ、なんでやねんぼけーとつっこんだ事を思い出したのデス。大阪芸大時代に半年に一回自殺する生徒がいて、冬に大阪芸大の屋上から飛び下りて、木に引っ掛かって死因は凍死!!という事があったのデス。自殺するなら傭兵に逝くとか、ちゅうか自殺する人は止めれない自殺で頭がいっぱいだからショーがない!!生きる為の哲学書を書いたジル・ドゥルーズは飛び下り自殺をした。ワタスはジル・ドゥルーズのファンであるから、自殺する力しかもー残ってなかったと解釈をしてるのデス!!人生は一回しかない!!だってワタスは死んだ事ないし!!ほんでエンドロールが完璧!!主題歌のSEX MACINEGUNS「DEATH GAME」が心に効いたのデス!!
映画『Re:Play-Girls リプレイガールズ』より。(C)アドウェイズ・ピクチャーズ
ちゅうか地震がさっきありますて、ワタスの自信がなくなった時に映画『ペルシャ猫を誰も知らない』(バフマン・ゴバディ監督作/ネガル・シャガギ、アシュカン・クーシャンネジャード、ハメッド・ベーダード)に出会ったのです。
お話は、ネガルと彼氏のアシュカンは共にミュージシャン!自由に音楽ができないイランのテヘランを離れてイギリスでライブする事を夢を観て、そして二人の創る音楽の可能性に賭けて頑張る親友そして、音楽仲間達!!殆どが現役のミュージシャンで、イラン政府は宗教的に西洋文化(キリスト教かな?)を認めない!!だから、コンサートも自由に表現するのも色々厳しいのだ。けんど、イランもYAMAHAのキーボードや、マッキントッシュとか、これなんのソフト使って音楽創ってんのやろか?録音してるマイクはどこのメーカーなんだろうか?とか色々音楽的なこまい事に目がいったのだが、正直、この映画は、ホントに命ががけでゲリラで2週間で撮影し、逃げて、完成したけどイランでは上映されないし、もしイラン当局に見つかれば確実に拘束されて、鞭打ちの刑とか……ある知り合いドラマーがアフガンでドラムを叩きにいったら、ちょっと離れたところで爆発(テロ)が起こって怖すぎた!!といってたの思い出したのです。
のんびりしてて笑えるシーンもあるし、兎に角イイ音楽だらけ!!言葉の違いで、ジャズバンド、メタルバンド、ラップ、ブルース、普通に良い音楽だらけで、自然な映画!!けど、イランではイランの政府の許可がないと、自由には表現はできないのです。良すぎて、全てのシーンが実は、泣けた、、、まーこれは、ワタス個人の事情だけんど、ぬるい希望とか絶望よりも、この映画は切実なリアルがあるのです。良い作品、そして音楽には国境はない!!最後は、鳥肌たつのです。監督も出演者も命がけでこの映画を創っていて、映画なんだけど、リアルでゲリラ撮影なんで、ドキュメント的な音楽的映画で傑作!!
映画『ペルシャ猫を誰も知らない』より。
結論、自由な表現についてめっちゃ考えさせられた作品なのです。映倫とか自主規制とか色々日本は?が多い!!『Re:Play-Girls リプレイガールズ』はPG12とか表現の自由?ちゅうか自由でええじゃないか!!その責任を監督がおうのだけど!!まー自由が一番!!!!なのだ!!
(文:松本アキラ)
【映画『Re:Play-Girls リプレイガールズ』を楽しむ無駄なキーワード】
映画『鬼畜大宴会』、映画『ウォータームーン』、映画『セーラー服と機関銃』、映画「許されざる者』、
【映画『ペルシャ猫を誰も知らない』を楽しむ無駄なキーワード】
映画『ジプシー・キャラバン』、チャーリー・パーカーの音楽、菅野よう子の音楽作品、M.I.A.「BORN FREE」のPV
ってゆうか、『ペルシャ猫を誰も知らない』は、良すぎて、なかなか心に効きすぎて上手くかけなかったので、まーともかく良いので銀幕で鑑賞してくらはい!!
【過去の映画コラム】
『バサラ人間』(2009.3.25)
『buy a suit スーツを買う』『ニセ札』(2009.4.10)
『サスペリア・テルザ 最後の魔女』(209.5.1)
『インスタント沼』『サガン-悲しみよ こんにちは-』(2009.5.23)
『レスラー』『ディア・ドクター』(2009.6.13)
『童貞放浪記』『バーダー・マインホフ』(2009.7.26)
『九月に降る風』『ライアン・ラーキン』(2009.8.29)
『クヒオ大佐』『脳内ニューヨーク』(2009.11.29)
『ライブテープ』『ボーイズ・オン・ザ・ラン(2010.2.1)
『Re:Play-Girls リプレイガールズ』
Brillia SHORT SHORTS THEATERにて先行ロードショー公開中
親友にイジメを受けたショックから、自殺サイトに書き込みをする女子高生ミチ(外岡えりか)。画面上に問いかけられる。「人生をREPLAYしますか?」「…はい」それがすべての始まりだった。ミチと同じく自殺サイトに集まった自殺志願者、計12名の女子高生。彼女たちは強制的に、自殺ゲーム「リプレイガールズ」の参加者となった。キャンセル不可能、逃れられないゲームが幕を開ける。
キャスト:外岡えりか(アイドリング!!!)、佐武宇綺(9nine/ミスマガジン2009)、佐藤さくら(ミスマガジン2008)、小泉麻耶(日テレジェニック2009)、かの夏帆(ミスFLASH 審査員特別賞)、三浦萌(9nine)、小林香菜(AKB48)、藤沢玲花、真知りさ(2006 年ミス週プレグランプリ)、水野神菜、早麻ひかる、藤波心、渡部やえ、遠藤舞(友情出演・アイドリング!!!)、大坂俊介
監督・脚本:Yuki Saito
プロデューサー:伊藤主税
共同プロデューサー:鈴木恒安、小出由佳
音楽プロデューサー:H.L.EURO
撮影監督:Teruhisa Yoshida
撮影:加藤哲宏
編集:石川慶
宣伝:フーテンキ
2010年/日本/94分/オールデジタル
※詳細は公式HPにて
『ペルシャ猫を誰も知らない』
8月7日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー
ネガルと、そのボーイフレンドのアシュカンはともにミュージシャン。インディー・ロックを愛する彼らは、演奏許可が下りないテヘランを離れてロンドンで公演することを夢見る。しかしアシュカンは、無許可で演奏したという理由で逮捕され、ようやく釈放されたばかり。バンドのメンバーもばらばらになってしまった。2人は危険もかえりみず、違法にパスポートやビザを取得しようとする。
監督:バフマン・ゴバディ
脚本:バフマン・ゴバディ、ロクサナ・サベリ、ホセイン・アブケナール
音響デザイン:バーマン・アルダラン
出演:ネガル・シャガギ、アシュカン・クーシャンネジャード、ハメッド・ベーダード、
出演ミュージシャン:アーブラング、ハメッド・セイエド・ジャヴァーディー、ニカイン、ラナ・ファルハン、ザ・フリー・キーズ、ザ・イエロー・ドッグス、ミルザー、シェルヴィン・ナジャフィヤーン、ワーダット、ダールクーブ、ヒッチキャス 他
配給・宣伝:ムヴィオラ
2009年/イラン/106分
※詳細は公式HPにて
■松本アキラ(まつもとあきら、音楽係長・フーテンキ)PROFILE
1973年生まれ、本名松本章、伊勢男子、現在高円寺在住。熊切和嘉監督全作品、山下敦弘初期作品の映画音楽をプロデュース。最近は、熊切和嘉監督『ノン子36歳(家事手伝い)』、内藤隆嗣監督『不灯港』、山崎裕監督『トルソ』の音楽を手掛けた。特技は、感。なりたいのは、音楽自身、あつかいにくい老人的新人?でした。
ライブ情報
『フーテンキゼロ周年感謝祭』 2010年9月29日(水)新宿LOFT
マイスペース
ブログ・新今昔日記第二巻
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