「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が7月16日(金)より日本で唯一の映画機関である東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催により開催される。32回目となる今年も、本映画祭のメインプログラムである「PFFアワード」はもちろん、世界最大の自主制作映画のコンペティションほか、ジョン・カサヴェテスなど国内外のインディペンデント映画監督の特集や新作の日本映画のプレミア上映などが目白押しだ。
PFFアワードで上映される奥田庸介監督『青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~』より
1977年から続くPFFのメインプログラムPFFアワード2010は全527作品から厳選された16作品を上映する。真にインディペンデントでつくられた映画だけのためのコンペティション。常に新しい才能を輩出し、現在を映し出す自主映画を体験する場としての存在は貴重だ。最終日となる7月30日には、表彰式&グランプリ他各賞が発表される。
吉田光希監督『家族X』より
第20回PFFスカラシップ作品『家族X(エックス)』ワールドプレミア
1984年に始まった、PFFの新人監督育成システム「PFFスカラシップ」。コンペティション部門「PFFアワード」の入賞者によるオリジナル企画を、PFFがトータルプロデュースした最新作を御披露目する。本年は08年に『症例X』にて審査員特別賞を受賞した吉田光希監督の『家族X』が上映される。
若松孝二監督『寝盗られ宗介』より
招待作品部門『若松孝二特集 こわくない!!はじめての若松体験』
PFF前夜祭で最新作『キャタピラー』が特別先行上映された若松孝二を特集。およそ半世紀に渡り最も刺激的なインディペンデント監督であり続ける若松監督の貴重な作品を上映する。
上映作品
※未ソフト化作品の上映や、ネガしか現存せず見ることができなかった貴重な2作品を35ミリニュープリント上映
『逆情』(1964/35ミリニュープリント/未ソフト化)
『血は太陽よりも赤い』(1966年/未ソフト化)
『性の放浪』(1967/未ソフト化)
『腹貸し女』(1968年)
『新宿マリア』(1975年/35ミリニュープリント/未ソフト化)
『聖少女拷問』(1980年/未ソフト化)
特別プログラム:My Best Wakamatsu
若松監督の指名した映画監督たちが若松映画のMy Best Oneを選び、その創作の源泉を追及する特別プログラム。
瀬々敬久監督が選んだ『性賊/セックスジャック』 対談:若松孝二監督+瀬々敬久監督
阪本順治監督が選んだ『寝盗られ宗介』 対談:若松孝二監督+阪本順治監督
石井岳龍(聰亙)監督が選んだ『胎児が密猟する時』 対談:若松孝二監督+石井岳龍(聰亙)監督
イ・サンウ監督『オール・アバウト・マイ・ファーザー』より
招待作品部門『イ・サンウ特集』
「韓国のファスビンダー」「韓国のトッド・ソロンズ」などと紹介されるイ・サンウ監督を特集。既に世界で話題となり日本の映画祭でも紹介された『トロピカルマニラ』『ママは娼婦』の2長編と、最新作で、製作、監督、主演を務めたオムニバス映画『オール・アバウト・マイ・ファーザー』の3作品が上映される。
webDICEユーザー対象に抽選で同映画祭に5組10名様をご招待します。応募方法は下記をご覧ください。
会期:2010年7月16日(金)~30日(金)(毎週月曜休館)
会場:東京国立近代美術館 フィルムセンター 大ホール[地図を表示]
(東京都中央区京橋3-7-6)
★上映スケジュールに関してはコチラから
【招待券応募方法】
【My Best Wakamatsu 阪本順治選『寝盗られ宗助』】5組10名様にプレゼント
日時:2010年7月23日(金)18:45~
若松孝二監督×阪本順治監督の対談あり
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■応募締切り:2010年7月20日(火)
※当選者の発表は、招待券の発送をもって代えさせていただきます。