6月某日午前0時、ジョナサン。マンガ好きがマンガについて熱く語り合うイベント「マン語り」を共同で企画している中村賢治君を呼び出し、7月8日(木)開催の「マン語り」vol.4の作戦会議を行った!
7月8日(木)は「マン語り」 だよ~!マンガ好き集まれ~!
吉田アミ(以下吉田):お疲れー。
中村賢治(以下中村):お疲れさまです~。僕、ごはん頼んじゃったんですけど食べてていいですか。
吉田:いいよ。食べなよ。私はもう夜食べちゃったので、ドリンクバーにしようかな。(ピンポーン)、すみません、ドリンクバーと焼酎、麦で。
吉田:どうでもいいけど、中村君の食べてるごはん妙にヘルシーだよね。サラダに和風ハンバーグ?ごはんは食べないんだ。
中村:いやー夜遅くに炭水化物摂ると翌日、調子悪くなっちゃうんで。あと、野菜食べないと。
吉田:へー若いのにえらいねー(棒読み)。
中村:体が資本なんで。そんなことより、いろいろマンガ持ってきましたよ!(ドーン!)
吉田:ここでおさらいしておくと、「マン語り」第一回は去年末に発売されたマンガランキング誌を斬りながら、自分なりの面白かったマンガを上げてったんだよね。で、二回目はうえやまとち先生の「クッキング・パパ」について語って……。
中村:あの回は未だに面白かったとか言われますよー。
吉田:行きたかった! とも言われるよね。内容、濃かったからねー。で、前回の3回目はさそうあきら先生とのTwitter対談と「さよなら群青」の魅力について語ったという。
※ http://www.webdice.jp/dice/detail/2413/
中村:はじめてUST中継しましたね。
吉田:いろいろ模索してるよね。
中村:ですねー。
吉田:ただ、今まで突発的に思いついて、突然イベントをやりすぎたため、今一集客に結びついてなくて。
中村:内容いいし、来た人の評判もいいのに、もったいないですよね。
吉田:というわけで、満を持して、今回はゲストに羅針盤やROVOなどで活躍するギタリストの山本精一さんを呼ぶことにしたんだよね。そして、DJにククナッケさんと臼山田オーケストラ。チラシのイラストには、エンターブレインの『Fellows!』で「真昼に深夜子」を連載中の新人マンガ家の宮田紘次君、ロゴデザインに吉祥寺の古本屋『百年』や私のイベント「おとのおと」のロゴを作ってくれたデザイナーの五十嵐哲夫君、そして、チラシのデザインは美術家の毛利悠子さんというたいへん豪華なメンツに。
中村:なんか知らない間にいろいろ決まってましたよね。どういう繋がりなんですか。
吉田:友達……。っていうだけじゃなくて、趣味が合ったり気が合う人? みんなアニメとマンガが相当好きだし、詳しいね。
中村:噂では精一さんすごいアニメオタクだと聞いたんですけど……。DOMMUNEでも「けいおん!」や「涼宮ハルヒの憂鬱」の話をされていたとか。
吉田:そうそう。単なるアニメオタクというわけではなくて、30年以上アニメやマンガを見続けているから結果的に詳しくなったという感じみたいだよ。ふつうあれくらいの年代の人だと「萌え」というハードルを乗り越えられなくて、アニメやマンガを卒業しちゃうんだけど、精一さんは今のマンガやアニメを面白がってるのがスゴイですよ。割と私たちに趣味が近いというか。
中村:それは楽しみですね!
吉田:精一さんとは、生西康典さんのプロジェクトの録音で久しぶりにお会いしたんですよね。で、遅刻してきた理由なんですけど、精一さんが言うには、あずまきよひこの『よつばと!』最新刊を読んでいたら読むところがありすぎて、(生西さんからの)電話にも気が付かず、録音の日にちを1日間違えた、と。
中村:すごい言い訳ですね。
吉田:それくらい「よつばと!」は読み応えがあるという話だったんだけど、音楽の現場だったからみんな「よつばと!」って何? そんなに読むところあるマンガって一体……。という感じに(笑)
中村:すごいなあ。
吉田:精一さんはのめり込むタイプの人ですからね。その時々にものすごくハマるマイブームみたいなのがあって。佐々木敦さんが、連載していた「unknownmix」の記念すべき1回目(『SWITCH』11月号)で精一さんを取り上げてるんだけど、そのときは高校野球オタクで知識量と熱意がハンバじゃない!と書いてあった。
中村:あーそれ知ってます! 僕も野球部だったんでなんかすごくわかる!
あずまきよひこ「よつばと!」9巻(アスキー・メディアワークス)
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吉田:精一さん、昔は会社勤めてたんだけど、仕事辞めたきっかけが、営業をサボって高校野球を観に行ったら、その姿がTVに映っちゃって上司にバレたっていう(笑)。って、脱線しちゃったけど。
中村:のめり込むタイプの人だからマンガの見方も面白いってことですかね。
吉田:そうそう。それだけしか読まないっていう人じゃないから他ジャンル的に広がりのあるマンガの読み方をされていると思う。話した感じだと。
中村:楽しみですね。DJはどんな感じですかね。
吉田:ククナッケさんも臼山田オーケストラこと臼杵君もアニメ好きなんだよね……。ククナッケさんにいたっては好きが高じて、声優の桃井はるこの曲(「アキハバラブ」など。名曲!)をリミックスしたりしてるほど。
中村:DOMMUNEのDJはどうだったんですか?
吉田:ノイバウテンからモモーイまでカオスなDJぶりが好評でしたよ。前衛とアニソンが両立する世界! 次の展開がまったく予想できず!!!
KUKNACKE「ESP」(PANTY)
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中村:テクノならテクノ、アニソンならアニソンだけとか1ジャンルだけを延々かけるようなタイプじゃないんですね。
吉田:TL追ってたら「落ち着きない」とか言われてた(笑)。
2010年上半期おもしろかったマンガは何?
中村:当日はマンガの紹介したりもするんでしょ?
吉田:そうだね。前回の総括から半年経ってるんで、ここ半年のおすすめマンガをおさらいしておこうか。イベントの前半のDJタイムはマンガサロンとして開放するからそのときに持っていく用のマンガの洗い出しにもなるし。では、さっそくですが中村君のおすすめを教えてください!
中村:2010年早くも僕のNO.1は、鈴木みその「限界集落ギリギリ温泉」です。東京から逃げ出してきたゲームクリエイターの主人公が、田舎の古びた温泉旅館を再興させるために、あれやこれや策を打っていくというのが大筋の流れなんですが、その再興過程の策の打ち方がすごい面白いんですよ。
吉田:(ページをめくり)あーまだ読んでないわー。たしかに面白そうだわ。
中村:前作の『銭』で培った「勘定センス」(注:中村が勝手に命名)が抜群に活かされてて。ネットにまつわるあれやこれやが出てきて、ジャストナウ! 2010年って感じがする。ネットオークション、ネットアイドルに群がるヲタク、twitterとか出てきます。それらを駆使して、過疎化する村を盛り上げるという。今って不況じゃないですか?
鈴木みそ「限界集落ギリギリ温泉」(エンターブレイン)
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吉田:う、うん。(唐突すぎて戸惑う)
中村:「やっぱ公務員が一番!」みたいな夢のない結論って面白くないじゃないですか。小さくまとまった感じがして。だからこういう破天荒な物語にロマンを感じるというか。
吉田:なるほどねー。すぎうらしんいちのマンガにも近いところもありそうだなー。こんど「ホテルカリフォルニア」を無理やり貸すよ。
中村:次におすすめしたいのが、元町夏央の「あねおと」。事故で兄を失った家族が兄の代わりとして、里子を向かえ入れるっていうちょっと重い設定なんだけど、姉と血の繋がらない弟の関係がいい! あと田舎の描写が。
吉田:中村君は田舎の描写に弱いね。私もこれ読んだけどいいよねー。少女マンガ好きな人にもおすすめしたいね。
中村:他の短編集も良いですよ。「中央線ドロップス」とか。元町夏央「あねおと」(双葉社)
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中村:瑞々しい田舎描写といえば、たかみちの「ゆるゆる」もいいですよ。
吉田:あれ? これって……
中村:『LO』っていうロリマンガ誌の表紙を描いてる人の初めての単行本です。しかもフルカラーコミック。
吉田:こ、これは! アニメをコミック化したような……。フォーマットはまんまフィルムブックスだね。ある意味斬新だわー。
たかみち「ゆるゆる」(少年画報社)
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中村:アニメが先にあって、そのあとでコミック化したみたいですよね。でも、これがオリジナルです。
吉田:内容は?
中村:特にないです……。でも、いいんですよ内容なんて。僕は単純にたかみちが好きなんです! それでいいんです!!!
吉田:魂の叫びだね。真理だね。それ以上でもそれ以下でもないね。
中村:(興奮している様子)
吉田:絵柄はアニメだと「かみちゅ」とか思い出すね。マンガだと「よつばと!」とか「それでも町は廻ってる」が近いかな。内容もだけど。ざっくり言うとご近所日常系とでもいいましょうか。何も起きない世界で女の子たちのキャッキャウフフ模様を観察するみたいな。誰も成長しない「けいおん!」みたいなマンガ?
石黒正数「それでも町は廻っている」1巻(少年画法社)
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中村:「けいおん!」とはちょっと違いますね。アニメとマンガを結ぶ中間点としての「ゆるゆる」というか。人にすすめる時は「それ町」→「ゆるゆる」→「けいおん!」みたいな流れで僕はすすめますね。「けいおん!」は延長線上にあるけど対極というか。
吉田:「けいおん!」といえば何が面白いのかまったくわからない人も多いみたいだけど人気あるよね。
かきふらい「けいおん!」1巻(芳文社)
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中村:僕はむしろ、何が面白いのかわからないって言ってる年上の人の意見がわからないです。マンガに求めているものが画一的すぎるというか。何が面白いのかわからなくてもいいじゃん!みたいな。
吉田:そうだね。私は作者の名前がかきふらい先生ってだけで何でも許せちゃうなあ。かきふらいって! ご本人も写真見たけど、すごくいい人そうなんだよね。こんなかきふらい先生が描くマンガがつまらないわけないじゃない!みたいな気分になってきて、もう内容とかどうでもいいっていうか。そのへんが「けいおん!」のすごさだと思う。まともに評価することがまぬけに思えるというか。黙って萌えとけ! みたいな乱暴さがかえって気持ち良い。誰もそんなところ評価してないと思うけど(笑)。
中村:「けいおん!」好きといえば、マニア受けしそうな機材をアニメの中で使ってたりするからいいとか言ってたりするじゃないですか。あれの意味がわからないんですよ。
吉田:メンバーの名前の由来がP-MODELとかね……。
中村:機材描写を言い訳にしながら萌えるなんて不健全すぎる。たんに萌える、それでいいじゃん、と。
吉田:ひるむな、と! 自分の中にある欲望に正直であれと! そう言いたいんですね!
中村:そうです!もちろん萌えれば何でもオッケーってわけじゃないんですけどね。で、「それ町」は僕が今、一番好きなギャグマンガです。僕は平成の「じゃりン子チエ」って言ってる。アニメ化も決定したし、今年はさらに注目されると思う。
吉田:「それ町」は下町のちょっと廃れた喫茶店に働く女子高校生が主役の話。メイド服で働いてるんだよね。でも、別に萌えではないですね。
中村:萌え初心者向けです。そういう素養がない人にもすすめやすいです。ほんと中身はギャグマンガなんで。
吉田:初期は大友克洋そっくりな絵柄だったんだよね。マンガとして、ひじょうに読みやすいし。
中村:描き込みといえば、はずせないのが森薫「乙嫁語り」!
吉田:ちょうど出たばかりの2巻がここにあるね。1巻と表紙がそっくりで一瞬、間違えて買ったんじゃないかと戸惑う。
中村:この描きこみっぷりの素晴らしさ。読むだけなら10分で終わる内容なのに、2時間じっくり眺めていられる。
森薫「乙嫁語り」2巻(エンターブレイン)
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吉田:わかるわかる。前にwebDICEの連載でもそのこと書いた。これって、精一さんが「よつばと!」読むときの感覚に近いのかもね。こういうマンガは買うと得した!っていう気がする。繰り返し読むたびに発見があるし。スカスカしてるマンガって持ってると損したような気がしちゃうというか。もちろん絵がラフでもどこか雰囲気が独特だったり、繰り返し読みたくなるようなものなら別なんだけど。同じく『Fellows!』系だと今回のイベントのイラストを描いてくれた宮田君のマンガも今年でたね。宮田君は森さんとは違って、コマ割りにマンガ的な工夫があるのと、動きが見える絵がいいよね。ほんと絵が上手いね。読み切りもいいのが多いから早く短編集を出してほしいものだね。
中村:そして、ちゃんと女の子がエロいんですよ!この2ページの横顔見てください!この唇すごいエロい。
吉田:エロいけど、下品ではないんだよね。女性の美しさをよくわかって描いてる。女の子のファンも多いんじゃないかな。これなんか現実にはできない構図だし。大胆にディフォルメしたりするし。
中村:たしか、宮田さんもアニメ好きなんですよね?
吉田:最近は連載が忙しくて、なかなか観れないみたいなんだけど、新番組の切り替え時期はよく携帯メールで感想を送りあったりしているよ。作画オタなんだよね。宮田君が面白いのはマンガの文脈だけじゃなくって、アニメからの文脈も受け継いでるってところだね。
宮田紘次「真昼に深夜子」1巻 (エンターブレイン)
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中村:あーわかります。なんか、マンガならマンガだけとか、それも偏ったジャンルだけしか興味ないみたいなのはつまらないと思うんです。割と何でもありっていうか。どんなジャンルでも一通り読みますよね?
吉田:横断的に読んだほうが面白いもんね。絵柄でどうしてもダメとかいうのっても年々、なくなってきてる。昔は「カイジ」とか「ナニワ金融道」とか読めなかったけど(笑)。今はどんなマンガでもとりあえずは読んじゃう。
サブカル趣味はスカしてて嫌い
中村:僕、90年代のサブカルってほとんど通ってなくって、いきなり00年代から文化的なものにハマったんですよ。だからサブカル的な趣味が好きじゃなくって。
吉田:ああ、ジャンルとしてのサブカルね。カウンターカルチャーでもなんでもない、いわゆるサブカルというレッテルで説明しきれてしまうようなもの。本来の意味でのサブカルチャーっていうのは説明しきれない若者文化全般をさしてたんだけど、90年代にサブカルがメジャーになってしまって、そこでジャンル化されちゃったんだよね。そっからサブカルっていう略称が一般的になった。
中村:サブカル趣味とかで括るより、その時代に密接にリンクしてるものが面白いと思う。
吉田:趣味や趣向だけでしか人と繋がれないと思うとけっこう不自由だよね。ルールとか決まってて、話すときにギャグとか通じないとけっこうつらい。
中村:ネタにマジレスされるとしんどいですよね。かといってネタを一から説明するのもめんどくさいし。
吉田:コンセンサスがとれないとコミュニケーションなんて取れないですよ。悪意がある人間ともフラットにコミュニケーションできるなんて幻想でしかない。
中村:偏見かもしれないけど90年代サブカルみたいな人って、アニメとかマンガあんまり観ないじゃないですか。
吉田:「時をかける少女」とか「エヴァンゲリオン」とかビックタイトルは観るけどね。前後の文脈を無視して、それしか観ないからデータや前提がないままに乱暴な語り口が目立つ。いまどき、ネットでデータはある程度は調べられるから突っ込まれるんだよね。安易な語りならブログで十分で、職業ライターで未だにそれやってる人は致命的だと思う。もちろん、独自の視点で面白く語れる人ならいいけど。
中村:文化的なものに興味があって紹介とかしてるくせに、無視されてるみたいな気がして。この時代にアニメとかマンガとかに興味がないって、何にも語れない気がするんですけど。
吉田:実際は無視というというよりも、深く掘ってないだけだろうね。興味がわかないから知らないし、新しい表現を知ろうという努力をしていない。現実問題として、ジャンルが細分化しすぎちゃって追いきれないという事情もあると思うけど。
中村:なんかそれって、セレクトショップみたいじゃないですか?
吉田:店員の好きなものしか置いてないっていうこと?
中村:そうそう。なんか、なんでこんなのもあるんだよ!? みたいな違和感があったほうが安心できるというか。
吉田:すっとこどっこいな感じがしないもんね。かっこいいだけだと。空気読まないと怒られそうだし。そもそも選民意識が高い人って、話してると疲れるよね。その人の世界ではその人はすごいのかもしれないけど、他の世界から見たらぜんぜんすごくないってこともあるわけだし。
中村:会話が盛り上がらないんですよ! やっぱ話してて面白かったら、趣味とかジャンルとか越えられると思うんです。そのほうが楽しいし。
吉田:だよねー。その点、「マン語り」はこれが上、これが下みたいにランク付けして、評価していくイベントじゃないから。
中村:僕たち、何があっても受け入れますんで! 知らないマンガを紹介されてもぜんぜんオッケーです!どんな話も面白がれるので! なんでも来いって感じです!
吉田:おお! 確かに。こういうのじゃなきゃダメってのはないですよ。むしろ、お客さんから知らないマンガを紹介してもらえればすごくうれしい。知らない=ダメってのはないですね。
中村:マンガに限らず、いま、生きにくいと思ってる人はみんなきてほしいです!
吉田:なんでもアリだ! これが本来のサブカルチャーの懐の広さですよ。どんなものにも面白い点を見つけていくっていう。
中村:テンションあがってきました! 8日楽しみです!!!
吉田:なんか変なノリになってきましたが、楽しいイベントにしたいと思っていますのでぜひぜひ、お越しください~。マンガ好きがいっぱい集まるよ~。なんだかんだで脱線しちゃって、あんまりマンガ紹介できなかったけど、当日はいろいろ持っていくので、読んでみたかったマンガのあれこれを試し読みしに来てください~。
お知らせ!
7月8日(木)「マン語り」 vol.4
■日時:7月8日(木) 18:00開演■料金:1,500円+1D(差し入れ歓迎)※予約すると1ドリンクサービスです。
■場所:荻窪velvetsun(東京都杉並区荻窪3-47-21 サンライズ ビル1F)
■出演:山本精一(ゲスト)、KUKNACKE ・臼山田洋オーケストラ(DJ)、吉田アミ・中村賢治(MC)
当日は山本精一さんに読んでもらいたいマンガを募集します!
その他、マンガ古マンガ物々交換会、中村賢治(時代屋店長)による出張時代屋マンガ買取なども予定しております!
読み飽きたマンガ、ちょっとお金にしたいマンガ1冊からでもお持ちください~!!!
■『マンガ漂流者(ドリフター)』
これまでの連載はこちら
http://www.webdice.jp/dice/series/15/
■中村 賢治PROFILE
1983年生まれサックス奏者/2005年から本格的に活動を開始。フリージャズバンドReal Blue、自身のバンドfreder mouse、N.K.G.、Eli など都内で積極的にライブ活動を行う。BLACK&GOLD主宰。
・個人サイト
■吉田アミPROFILE
音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。2003年にセルフプロデュースのよるソロアルバム「虎鶫」をリリース。同年、アルスエレクトロニカデジタル・ミュージック部門「astrotwin+cosmos」で2003年度、グランプリにあたるゴールデンニカを受賞。文筆家としても活躍し、カルチャー誌や文芸誌を中心に文章を発表している。主な著書に自身の体験をつづったノンフィクション作品「サマースプリング」(太田出版)、小説「雪ちゃんの言うことは絶対。」(講談社)がある。また、ロクニシコージ「こぐまレンサ」(講談社)やタナカカツキ「逆光の頃」のマンガの復刻にも携わっている。現在、webDICE(UPLINK)にて、「マンガ漂流者(ドリフター)」を連載するほか、マンガや音楽イベントの企画・運営も積極的に行っている。
・ブログ「日日ノ日キ」