骰子の眼

books

東京都 ------

2010-05-07 00:15


さそうあきらとTwi対談を行った吉田アミ!そのつぶやき合戦の様子をレポート!

さそうあきらはジャングルで生まれた!? 作品タイトル、大学で教えるということ、気になる今後の展開まで。
さそうあきらとTwi対談を行った吉田アミ!そのつぶやき合戦の様子をレポート!

4月20日にさそうあきら先生とTwi対談(※1)を行った。はじめ、この経緯について、書いてみたのだけど、ただただ冗長になるだけであまり面白くない。

では、簡単に一言で説明しよう。それは、縁だ。もう少し付け加えると、その作家、そしてその作品に対する想いの強さが起こした奇跡だ。

長らく一人の作家を追い続け、「その作品の良さ人に伝えたい!」という内なる想いは、言葉へと変わっていく。言葉にしたい、言葉にして誰かにこの想いを伝えたい。自分だけがそう想っているだけかもしれない、でも、自分じゃない誰かも同じような気持ちを抱いているのかもしれない。それを知るためには、まず、自分から言葉を発することは必要なのだ。誰にも理解されないのかもしれない。そんな孤独を抱えているなら、まず、言葉という魔法を信じてみてもよい。そして、その言葉にこめられた想いが、強ければ強いほどにミラクルは起こりやすくなる。私はそんな奇跡を何度も体験している。

Twi対談の魅力は、リアルタイムに読者からの突っ込み、反応が見ることができることだろう。一方でイベントでの対談では、そういったリアルタイムの突っ込みや感想を伝えることはとても難しい。もちろん、質疑応答タイムが設けられることもあるが、挙手して質問するのは、観覧者にとっては、かなり勇気がいる。掲示板やチャット、Ustやニコニコ生放送など、インターネットを使えば質問のしづらさ、感想の言いにくさ幾分解消することができる。では、敢えてTwitterでそれを行うメリットとは何だろう。それは、常にツイートをチェックしているフォロワーが新たな手続きを踏むことなく、ふだんどおりTwitterを楽しむ延長で、対談内容を読むことができる気軽さだ。また、動画を使ったコンテンツでは、映像や音声という言葉以外の情報が入ってくるため、肝心の内容に目がいかなくなることもある。

基本的にTwitterは、テキストだけのやりとり、それも長くても140文字だけのメッセージしか送りあうことができない。その限定された中で言葉を紡ぎ、相手に何かを伝えようと意識すれば自ずと言葉は磨かれていくのかもしれない。

【参考】

講談社ファウスト編集長、太田克史×飯野賢治 Twi対談
http://togetter.com/li/1348

※1)Twi対談そもそもこのネーミングは、講談社ファウスト編集長の太田克史さんとゲームクリエーターの飯野賢治さんがTwitter上で行った対談の名称だった。さすがにTVドラマにもなる昨今、Twitterとは何ぞや?という説明はさすがに野暮だと思うので避けるが、Twitter上で行う対談と聞いて、首を傾げた人もいると思う。簡単に説明すると、Twitterをチャットのように使い、お互いの「つぶやき」に対し、受け答えすることで、対談のように読ませることだ。

■前哨戦は緊急企画「マン語り」~さそうあきら「さよなら群青」編~

Twi対談を行う前に、なんかイベントを盛り上げていきたいなあと漠然と考えていた私は、過去2回、荻窪ベルベットサン中村賢治と行っているマンガについて熱い思いをぶつけ、どこがどう面白いのか語りつくすトークイベント「マン語り」を開催しようと企んだ。ただ、あまりに急に決めた企画でじゅうぶんに告知もできなかったから、集客は難しいことは想像できた。しかし、なるべく多くの人に見てもらいたい!というわけで、この企画はUstでお届けすることになったのだった。ベルベットサンもWebカメラを導入し、Ustに力を入れていきたいとのことで、試験的にやるにはちょうど良いタイミングでもあった。

mandori
雨の中、会場に駆けつけてくれたのは、さそうあきらさんの担当編集者、この連載の担当編集者やベルベットサンのスタッフ、友達たち。お酒を飲みながらの終始、和やかなムードでした。

Ustでは「さよなら群青」の魅力、これまでのさそう作品について二人で語った。「さよなら群青」については、中村君がことあるごとにキャラクターのエロさについて力説……。「海女、エロい!」「腰つきがたまらん!」「岬ちゃんがかわいすぎる!この表情!!」「お母さんの熟女の魅力が!」などの発言に、じゃっかん、引きつりつつも、ページをめくり、お気に入りのコマを紹介。これまでのさそう作品には少なかったキャラ萌えの要素が発見し、確認し合った。

0_misakihaha
岬と母・富。「さよなら群青」1巻より

なお、「さよなら群青」の女性キャラのエロさについては、「ほぼ日」に掲載された「さそうあきら×糸井重里の対談」でも言及されている。糸井は、さそうの描くキャラの魅力を畑中純の「まんだら屋の良太」に漂うエロスとの共通性を見出し、「もっと、こう‥‥お尻の太さだとかさ、ウエストがくびれてない女体みたいなね、“おれはこれが好きなんだ!”を描いてよ!って漫画家たちに言いたいです、ぼくは」と力説。息子ほどの年といえる中村君(1980年生まれ)と同じテンション!「さよなら群青」の女体描写は、人々を惹きつけてやまないのだった。

1tasu1

ほかにも糸井はさそうのこれまでの作品のセックス描写に関して、「機械的なセックスの動きだとか。なんていうか、パロディとしてセックスを描いてるような気がしたんですね。で、『さよなら群青』は、ほとんど性描写はないのに、すごくエッチなんですよ」との指摘もしていて、読みながら思わず膝を打った。そう、そうなんですよねー。さそうあきらの作品では、「俺たちに明日はないッス」や「虫2タマガワ」のほか、多くの作品で、かなりカジュアルにセックス描写が出てくるのにどこか淡々としていて、いくら変態的な描写であっても決してエロくないのは、行為を他人事のように観察するように描いているからだろう。カメラをキーアイテムにしたオムニバス「1+1は?」では、さそうの作風とテーマがひじょうにマッチしている。

ここに収録されている「秋吉家バッティングセンター」という作品は、ちょっと他人事とは思えない内容で個人的にとても好きな作品です

■Twi対談の様子

トークイベントが終わったあとのTwi対談は、会場内のスクリーンに映し出された。会場にいた人たちは、その様子を見ながら、担当編集者さんの裏話が聞いたりおのおの携帯やノートPCからツイート。マンガ家のカサハラテツローさんも参加してくれたり、盛り上がりました。

さて、今回は、その様子に突っ込みを入れつつ、面白かったツイートを紹介します。




豆知識
京都精華大学ではデッサン用に孔雀が飼われている!

ハッシュタグのつけ方などに戸惑いつつも無事にスタートしたTwi対談。 さそうさんは京都精華大学の研究室から、私は荻窪ベルベットサンからツイートしています。

吉田アミ(以下、吉田):京都精華大学からですか?

さそうあきら(以下、さそう):静かですよ……クジャクの声しかしません。

吉田:孔雀!?どんな秘境ですか!?

孔雀の声が聞こえると知り驚く私。

さそう:なんかね、デッサン用に飼われているんです。

なるほど……って、デッサンのためだけに孔雀って飼うもの?そもそも飼育は簡単なの?など、疑問はつきませんが、脱線するので話を戻すことに。

タイトルの由来は?

吉田:さて、さっそく質問ですが(かなり唐突に)、「さよなら群青」のタイトルの由来を教えていただけますか?

さそう:僕はなんか色を入れたかったんですね。群青ってどうでしょう。ていうかんじで、「さよなら」をつけたのは担当の秋山さんですよ。

会場に来ていた担当編集者さんが間髪いれずに「ぼくじゃないです!」と思わずツイートに向けて突っ込み!「えー?」とざわめく会場内。

担当編集者:タイトルは一番最初に先生が上げた候補の中にあって、すてきだなあと思ってプッシュしてたのですが、先生が途中から別のタイトルを押してまして、、、。最後は、最終候補に紛れ込ませて見事選んでいただきましたw

なんと!そんな経緯が!担当編集者さん、なかなかやる男です!どよめく会場内。候補の中には「おはよう群青」というタイトルもあったそう。「おはよう群青」……!残念ながら売れなさそうだッ!

Twitterは「文つけ」!? スローなコミュニケーションを描きたい

吉田:「さよなら群青」では、孤島が舞台になっています。なぜ、孤島を物語の舞台にされたのでしょうか?

さそう:なんかこう、人と人とのコミュニケーションがスローな場所を描きたかったんですね。「文つけ」とかをやりたかったんですよ。

「文つけ」とは、メッセージを紙にしたため、人づてに渡す届け文のこと。物語の舞台・波切島には、電話がある家が少なく、携帯電話も繋がらないため、「文つけ」の文化が残っている。

humituke
「文つけ」を頼まれたグン。「さよなら群青」1巻より

吉田:文つけ!1巻に入っているエピソードですよね。あれは実際に今でも使われているコミュニケーションの手段なのでしょうか?

さそう:ええ、大学内ではしばしば使われています。「進級アブナイ」とか。

吉田:「文つけ」で先生が生徒に進級できるかどうかを知らせる!粋ですね。直接言われるより怖い気もしますが(笑)

さそう:こうして会話しているとTwitterこそ「文つけ」のような感じですね。

吉田:たしかに!>文つけ=Twitter

ここで、衝撃の事実!京都精華大学は孔雀を飼っているだけでなく、「文つけ」でコミュニケーションをしているらしい!どんな大学なんだー! ※気になった人は「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)3月号で特集記事が!さそう先生の描いた竹宮惠子先生の絵が見れるヨ!

無人島で育ったグン、
ジャングルで生まれたという噂のさそうさんの関係は?

toiimasunomo:(歌人でさそうさんのファンの枡野浩一氏):さそうさん、ジャングルとかで生まれたという噂って本当ですか?

さそう:インドで生まれたという噂がありますが、違います。笑

さそうさんは、小学校高学年の3年間インドに住んでいたそう。その話が大げさに伝わってしまったそうです。枡野さんは町山智浩さんからうかがったとのこと。

さそう:たまに当時の友人たちと会うことがあるのですが、インドの話はつきることがないですね。子供心に強烈な体験でした。

吉田:映画「コドモのコドモ」のトークイベントで「インドにいたときはメイドがいっぱいいたのに日本に戻ってきたらメイドがいなくて不便だな、と思った」と話されていたのが印象的でした。

さそう:カースト制度は細かく職業のランクが分かれていて、机の上をふく召使いと床をふく召使いは違うんですよ。食べ物を給仕する人も便所掃除する人もちがう。だから外国人はたくさん人を雇わなければならない、というきまりがあったんですね。

tekateka_megane:作品に登場する「死体」や「人骨」はそのあたりの体験からですか?

さそう:あまり考えたことないですが、通常の日本人とは感覚が違うのかもしれません笑

ちなみに、私は「トトの世界」の死体描写がどんなホラーマンガよりも怖いです。いまだに夢にみるトラウママンガ……。

正しい少年・グンというキャラクター

吉田:グンは孤島で暮らしていたのに人の気持ちをよくわかるし、屋根の上をぴょんぴょん飛ぶし、どこかスーパーマンみたいですよね。閉鎖された(?)価値観の定まった世界(=島)へやってきて、世界を変える。もし、これがグンのようなキャラじゃなかったら、説教くさくなったり、胡散臭くなってしまうところですが、グンにはそれがない。元少年にとっては、こんな風になりたかった理想の少年像として、元少女にとっては、こんな理想の少年がいてくれたら……みたいな。グンが島の人たちの心をほぐしていく過程がいいです

ここはあまりうまく説明できなかったのですが、グンという少年は、ジブリの「未来少年コナン」を彷彿とさせるような「正しい少年」。これは今までのさそう作品にはいなかったタイプのキャラクターです。

吉田:さそうさんのマンガではこれまでも「神童」や「トトの世界」など、「言葉」にしない/できないコミュニケーションについてを描かれている気がするのですが。「群青」では、グンはそうした言葉にできない人の声を伝えるべき相手に伝える存在なのかな、と思いました。

さそう:そうですね。産まれたての赤ん坊から見える世界観ということはずっと考え続けていて、その延長線上にあるんでしょうか

吉田:たとえば、物語の中で舌のない(話せない)ゴンヅイという登場人物が出てくるのですが、彼が腹痛で嘔吐して苦しんでいるときにグンがその嘔吐物を舐めて、彼が何をいいたいのか、今、どういう状況なのかを彼の代わりに理解して助けるシーン。「空気を読む」というよりは心を読むような、ふつうの人にはわからない超能力に近いかんじ。これは「音楽」に近いというか。。。さそうさんは「言葉」という「文字」を使ったコミュニケーションについて(漠然とした質問ですが)どうお考えでしょうか?

吉田:笑・あれは、なんかこう、インド的なエピソードです。

吉田:インドすげー!

さそう:産まれたての赤ん坊の見た世界、ということを書きましたが、言葉も音楽も、味覚も嗅覚も、世界を認識する、いろんなチャンネルとして見ている感じです。

吉田:そう考えると今までの作品も個人が(さまざまな感覚を通して)世界を認識するまでを描いている作品が多い気がしてきました。そこに大きなカタルシスがあるというか。それは、「音」であっても「味」であっても同じというか……。

さそう:あまり自分でうまくできているという感じがしなくて、それでいつもそういうテーマになってしまうんですね

吉田:未知なるものとの出会い。その感動を捉えている。いままで、知らなかったものが拓かれていく、ルールが更新されていく瞬間を描いているから、私は特に好きなのかもしれない(笑)

さそう:ありがとうございます!「気づき」としてのストーリーということは学生にも時々言ってます

絵柄の変化について。
大学で教えるということ

吉田:よく指摘されてることですが、登場人物のアップが増えたような気が?登場人物のキャラ(性格)が立ってきたような気がするのですが?「さよなら群青」のキャラを考えるときに意識されたこととかありますか?性格、絵柄的になんでも。

さそう:大学でキャラクターを研究するゼミをやっていて、そういうことが反映されてますね……僕も勉強中、というところです。

吉田:学校で先生をされるようになってから描き方も変化していった、と。

さそう:教えることっておもしろいですよ。それは学生の成長を見るというより、自分が教えられることが多いからですね。変わった授業をしているという意識はないですけど、どうやったらうまく学生に伝わるのかな、というその過程を考えるのも面白いですね。

吉田:マンガの描き方を「分からない」状態の生徒に「分かる」ように説明する、という過程ですよね。「分かっている」人からすると言語化という手順を一度、踏むことで、クリアになる部分ってありますよね。

さそう:そうですね。同じことを伝えるのでも、どういう言葉なら伝わるのかな、というところに興味があります。それが自分にも伝わる言葉になっている、ということですね。漫画家ってそういうことを言語化することはしないで自分の中でためこんでいくんだと思うんですよ。だから教えることで「ああ、自分の中にこんな言葉があったんだ」ということを発見、というか発掘するんですね。

何かに「気づく」ことは奇跡的なこと

吉田:他人のことを「分かる/分からない」という問題について。他人のことは「分かるわけがない」と切り捨てることもできるのですが、私は分からない上で、それでも、と歩み寄る、という姿勢に感動してうんですよね……。

さそう:人間は絶対的にわかりあえない、と思うんですね。だからこそ共感する瞬間ていうのを奇跡として描ければ、と思うんですね。

目から鱗が落ちた瞬間!作品に隠された手がかりの中から想像し、推理することでしか受け手は作者の心の内を想像できない。これは一方的すぎて、単なる「思い込み」なのかもしれないと悩んでしまう。しかし、こうして、言葉を交わすことで、作者の意図が読者である私に伝わっていたんだということが知り、静かに感動してました。

misakiup
岬の顔のアップ。これまでのさそう作品にはなかった描写だ。「さよなら群青」1巻より

吉田:そうですね、言語化して説明できないからマンガを描いたり、音楽をやったり……言葉以外の表現方法を使うのでしょうね。でも、先生という立場だと言語化しないわけにはいかないですからね~。ここで新たな「気づき」が生まれる、という。

さそう:何かに「気づく」って常に奇跡的なことですよね。

吉田:私も他人とは分かり合えない、という前提からしか、共感は生まれないんじゃないか、と思ってます。だからこそ、「分かっている」状態にあこがれるのかもしれないですね。グンみたいにはじめから「分かってくれる」存在に焦がれてしまうのかもしれません。

島の人たちは十字架を背負ったまま生きていく。
気になる今後の展開は……?

吉田:今回、「ほぼ日」と「モバイルバンチ」に連載を移されることになりましたが、ウェブに発表するということについて、良かった点や難しい点などありますか?

さそう:コミックバンチ本誌の方を終了してウェブに移る、というかたちになったので、ストーリーとしてちょっと変則的な感じになったと思いますね。

吉田:変則的、というのは?

さそう:いったん「くびれ」ができる、ということですね。この構造を生かしたストーリーとして全体を読みとおすことができれば、というのが理想なんですが。

吉田:なるほど。まだまだ回収されていない伏線がいっぱいありますしね。期待してます! では、最後に今後の展開を(さしつかえない範囲で)教えてください…!

さそう:今後の展開についていうと、伏線は常に回収されるとはかぎらない、ということですね笑。島の人たちは十字架を背負ったまま生きていくんです。

吉田:!!!!いろいろ想像してしまいますが、その想像を超える結末になりそうな予感……!

楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。担当編集者さんによると、あまりおしゃべりではないというさそう先生でしたが、Twitter上ではリラックスして語っていただきました。対面で話すのは苦手だけどTwitterなら話しやすいし、時間も割きやすいという人にとってはうってつけのTwi対談。はじめての試みでしたが、またやりたいなあと思ってます。ご期待ください~。

すべての発言が見たい人は、以下よりどうぞ!




【関連リンク】

・『マンガ漂流者(ドリフター)』34回 さそうあきら「さよなら群青」レビュー
http://www.webdice.jp/dice/detail/2389/

・「さよなら群青」を語る!さそうあきら×吉田アミTwitter対談を明日21時より開催! #mandori
http://www.webdice.jp/dice/detail/2392/

■「ほぼ日」特設サイト

http://www.1101.com/sasou/index.html

■コアミックス

http://www.coamix.co.jp/

■モバイルバンチ(携帯サイト)

QRコード


吉田アミPROFILE

音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。2003年にセルフプロデュースによるソロアルバム「虎鶫」をリリース。同年、アルスエレクトロニカ デジタル・ミュージック部門「astrotwin+cosmos」で2003年度、グランプリにあたるゴールデンニカを受賞。文筆家としても活躍し、カルチャー誌や文芸誌を中心に小説、レビューや論考を発表している。著書に自身の体験をつづったノンフィクション作品「サマースプリング」(太田出版)、小説「雪ちゃんの言うことは絶対。」(講談社)がある。2009年4月にアーストワイルより、中村としまると共作したCDアルバム「蕎麦と薔薇」をリリース。また、「ユリイカ」(青土社)、「野性時代」(角川書店)、「週刊ビジスタニュース」(ソフトバンク クリエイティブ)などにマンガ批評、コラムを発表するほか、ロクニシコージ「こぐまレンサ」(講談社)やタナカカツキ「逆光の頃」の復刻に携わっている。現在、マンガ批評の本を準備中。
ブログ「日日ノ日キ」

レビュー(0)


コメント(0)