提供：SAPPOROショートフェスト実行委員会
毎年秋に開催される「第5回札幌国際短編映画祭（SAPPOROショートフェスト2010）」のインターナショナル・コンペティション2部門で、短編映像作品を募集している。オンライン作品応募の締め切りは、3月31日。昨年は、97カ国から3,411作品の応募があり、その中から28カ国103本の短編作品が上映された。応募作品の取引を行う、国内唯一のショートフィルム・マーケットとして知られる同映画祭は、映像作家デビューを目指す人は注目だ。
ルナー・ルナソン『2 Birds』 提供：SAPPOROショートフェスト実行委員会
現在募集を行っているのは、30分以下の作品であることが条件の「作品部門（One Title Entry）」、そして3作品以上15作品以下でトータル45分以下のプログラムにまとめることが条件の「フィルムメーカー部門 （Program Entry）」の2部門。
また、エコロジーと環境、自然に関する作品を上映する「エコロジーと環境、自然」、アウトドアのスポーツとアドベンチャーに関する作品を上映する「アウトドアのスポーツとアドベンチャー」という2つのセクションがあるスペシャル・フォーカス・プログラムでは、作品部門の応募作品の中から特別プログラムとして上映する。
マルク・クレステの『ヴァーミンツ』 提供：SAPPOROショートフェスト実行委員会
「札幌国際短編映画祭」は、開催中にショートフィルムの取引ができる、国内唯一のショートフィルムに特化したマーケットを併設している。昨年は、国際審査員を、マーク・マクルーア（俳優）、石井聰亙（映画監督）、ムン・ソリ（女優）などが務めた。
昨年のフィルムメーカー部門のグランプリに輝いたのは、横須賀令子による『GAKI』『琵琶法師』『クレーターのなる木、ムーブメント、』の計3作品。作品部門のグランプリは、マルク・クレステの『ヴァーミンツ』が受賞した。最優秀国内作品賞/最優秀アニメーション賞には、泉原空昭人『赤い森の歌』。最優優秀監督賞/最優秀男優賞を、ルナー・ルナソン『2 Birds』が受賞した。
泉原空昭人『赤い森の歌』 提供：SAPPOROショートフェスト実行委員会
SAPPOROショートフェスト実行委員会事務局長の本間貴士さんは「昨年の応募集は3411本でしたが、過去2年間制作された作品を受け付けていたこれまでのレギュレーションを変更し、今年は2009年1月1日以降の作品のみ受け付けることとしました。その結果昨年よりも、最終的に応募総数は減ると思われますが、現在まで約2,000本弱の作品が応募されています。国内の作品はの締め切り間際に応募されることが多いため、これから国内作品の応募を期待しています」と話している。
今年「第5回札幌国際短編映画祭」は、10月6日（水）から11日（月・祝）に、東宝プラザ、シアターキノ他、札幌市内中心部で開催される。
第5回札幌国際短編映画祭 作品募集
募集中～3月31日（水）
【募集規約】
（1）2009年1月1日以降に完成した作品。ただしフィルムメーカー部門は制作年を問わない
（2）30分以下の作品
（3）応募国を問わない
（4）上映素材はmini DV、DVCAM、ベーカム(NTSC or PAL)
（5）ジャンルを問わない
（6）楽曲使用権がクリア済みの作品のみ応募可能
（7）プレビュー用DVDはNTSCまたはPAL
（8）作品中に使用される言語が英語以外の場合、プレビュー用DVDおよび上映素材に英語字幕が必須
※応募は、オンライン・フィルム・マーケットスポットライツ（Spotrights）から
※その他詳細は、公式サイトより
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