厳正な選考をくぐり抜けた5人の才能がCO2と一緒に作った新作映画をお披露目上映。ここから新しい日本のスタンダードが生まれるかもしれない! 最終日3/3(水)には、などの各賞を発表。審査委員は大友良英(音楽家)、洞口依子(女優)、若松孝二(映画監督)が務める。
UPLINKニューディレクターズシリーズからDVD『ナショナルアンセム』をリリースしている西尾孔志監督が企画ディレクターとして運営に関わっている映画祭『CO2』が、本日=3/1(月)から3日間、大阪梅田HEP HALLで開催される。
石原貴洋監督『VIOLENCE PM』
選考委員を務めたのは、鈴木則文(映画監督)、佐々木敦(批評家)。大野敦子(プロデューサー)の3氏。各プログラム上映後に、若手監督らとスペシャル・トークを開催する。上映のほか、【映像+音+身体】というテーマでのドラびでお、劇団子供鉅人、大友良英によるパフォーマンスや、【世界独立映画同盟】というテーマでのインディーズ作家による作品の上映会、【CO2独立愚連会議】というテーマでの討論会など、見所が満載だ。
三宅唱監督『最初の商売』
『CO2』の何よりの特徴は、毎年5本の映画企画へ助成・制作支援し、出来上がった作品のお披露目上映がここで行われるということ。石井裕也『ガール・スパークス』(こちらもUPLINKからDVD絶賛発売中)、横浜聡子『ジャーマン+雨』など助成作品のレベルの高さには定評がある同映画祭だが、『CO2』の見所は映画だけでは無い。音楽や様々なアートとの交流で、イマジネーションを刺激する“ロックフェス”のような“映画フェス”を標榜してきた『CO2』は、今年も様々な企画を用意している。
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まず、初日のオープニング・アクトは御存知「ドラびでお」と先日東京公演も果たした大阪の「劇団子供鉅人」の競演、名づけて「ドラ子供」。「ドラびでお」は当日夜に大友良英とも即興ライブを行うのでこちらも見逃せない。
また、3/2(火)にはアップリンクでの7度にわたる『眠り姫』のアンコール上映でもお馴染み七里圭監督の「『ホッテントットエプロン―スケッチ』《ReMIX》LIVE上映」が行われる。これは、同作品の音楽を担当した侘美秀俊らを会場に迎え、生演奏付きで“リミックス”上映するというもの。他にも鈴木則文監督の挨拶付き『文学賞殺人事件 大いなる助走』の上映や、若松孝二、洞口依子らが出演する討論会なども開かれる。
三宅唱監督『最初の商売』
最後に西尾監督から今年のCO2の見所について一言。「CO2作品はもちろん、『PASSION』や『SRサイタマノラッパー』等の話題の作品も上映致します。もちろん恒例の毎夜の交流会もあり、とにかくお祭です!ぜひ遊びに来て下さい!」
『CO2映画上映展』
3月1日(月)~3日(水)
会場:大阪・梅田HEPHALL
大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F
開催時間:13:30~21:45(開催日およびプログラムによる)
料金:前売 全日券3,000円/1日券1,200円、当日券 1日券1,500円
※1日券は日付指定なし。全席自由、入れ替えなし。
※その他詳細は公式サイトから